穴吹興産株式会社において、2025年より新築分譲マンション全物件でオンライン販売を開始
~GOGEN株式会社の「レリーズプラットフォーム」を活用・共同開発し実現~
分譲マンション事業「アルファシリーズ」等を展開する穴吹興産株式会社(本社:香川県高松市、代表取締役社長: 穴吹忠嗣、以下:あなぶき興産)は、新築マンションの購入申込・契約手続きの全工程について、24時間365日、場所を選ばず行うことができるオンラインサービスを開始いたします。これにより、あなぶき興産が分譲する新築マンションは2025年春より順次、従来のマンションギャラリーにおけるオフライン(対面)形式の販売に加えて、非対面のオンライン形式の販売が併存するハイブリッド販売方式にアップデートいたします。なお、本サービスはあなぶき興産と業務提携する GOGEN株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:和田浩明、以下:GOGEN)が開発・提供する不動産売買支援ハブ「レリーズプラットフォーム(以下:レリーズ)」を活用し、一部必要な新機能を共同開発のうえ、提供するものです。
あなぶき興産とGOGENは2023年8月の業務提携締結以来、分譲マンション販売事業における生産性向上ならびに差別化/競争力強化等の事業構造変革を目的とした不動産販売のオンライン化に関する共同研究やサービス開発を進めてまいりました。両社は今後、マンション購入検討に必要な情報の提供も含めた、全プロセスがオンライン完結する顧客購入手続き(不動産オンラインストア)の実現を目指してまいります。
■あなぶき興産における本件取組の背景・目的
1. 24時間いつでも自分のペースで検討したいという“お客様の購買行動の変化への対応”
近年、スマートフォンの普及やリモートワークの広がりにより、効率的で柔軟な住まい選びを求める
価値観が急速に拡大しています。従来、新築マンション分譲を含めた不動産販売においては、「現
地・現物・対面」を重視した手法が一般的ですが、車や別荘といった他の高額商品においてはオンラ
インでの検討・購入や、OMO(オンラインオフラインの統合)・マルチチャネル戦略が消費者に広
く支持されています。
また、オンライン契約や電子契約など、デジタル技術の進化により、不動産取引がオンラインで完結
できる環境が整いつつあります。
こうした背景に鑑み、状況に応じて最適な手段を選択できる新しい形の不動産取引に取り組むこと
で、お客さまの変化に対応したサービスへと革新し、新たな価値の提供を実現できると考えました。
2. 時間的・距離的制約のある共働き世帯や遠方居住者、デジタルネイティブ層という“新たな顧客層の開拓”
全国で新築分譲マンションを展開するあなぶき興産においては、投資用や親族用・セカンドハウス用
途など、購入において時間や距離の制約を抱えるお客さまのニーズが数多く存在しています。また、
若年層を中心とした住宅一次取得者のお客さまからは、マンションギャラリーの敷居の高さや、不動
産購入のプロセスが不透明であることによる、購入への抵抗感も指摘されています。 オンライン販売
により、場所や時間の制約なくマンション購入が可能となり、透明性の高いプロセスを実現すること
で、 新たな顧客層を開拓し、すべてのお客さまにとっての不動産取引の機会をより広げていく狙いが
あります。
3. 業務プロセスのデジタル化による“効率化とより質の高いサービス提供の実現”
新築マンション販売において、販売現場では申込書や契約書の作成、販売状況の報告などに多くの時
間が割かれ、お客様に向き合う時間が圧迫されがちでした。ハイブリッド販売方式により、販売状況
や申込情報は常にデータとして管理されることが求められます。これに合わせて業務プロセスをデジ
タル化することで、生産性の向上と、お客様に向き合う時間を増やし、サービスの質を高めること
も、本取組の目的です。具体的には、申込情報を活用した各種契約書面の自動作成や、販売状況の組
織内リアルタイム共有による報告業務削減が可能となります。加えて、チャットを活用した迅速なコ
ミュニケーションにより、顧客対応のスピード向上も期待されます。
4. レリーズの採用理由
2024年4月より、レリーズを活用した電子契約の導入を進めてまいりました。加えて、不動産売買手
続きにおける統合基盤としてのレリーズの拡張性や柔軟性、およびGOGENの知見やプロダクト開発
力を評価し、オンライン販売における基盤としても採用し、必要機能の共同開発を行うことといたし
ました。
■オンライン販売の概要
あなぶき興産におけるオンライン販売は、従来の対面販売を「置き換える」のではなく「拡張する」という考えに基づいています。対面での丁寧な接客やお客様との信頼関係の構築は引き続き最重要であると考えていますが、オンライン販売によりお客様が自身の状況に応じて、初期の情報収集から契約手続きまで、対面とオンラインを自由に組み合わせることができることで、その価値を補完し、お客さまの選択肢を広げることが目的です。
■レリーズプラットフォームを用いたオンライン販売の機能・手続きの流れ
1. 商談済み(オンラインを含む)のお客さまに、お手続きに必要なIDを発行
2. 登録/申込開始後に、専用フォームから必要事項を入力し申込を実施、あわせて本人確認も実施
3. 抽選(必要に応じ)後、申込権利が付与されたお客さまと資金計画等詳細を調整後、契約手続きに移
行(申込内容から必要書類は全てシステム内で自動生成される)
4. 細かいやり取りはチャットを通じて実施
5. 電子契約による重説・売買契約を実施、その他書類と含めてファイルや履歴はすべてマイページに格
納
■今後の計画
両社は今後、以下に記載する新サービス・機能の共同開発を予定しています。
(1) 全プロセスがオンライン完結する顧客購入手続き(不動産オンラインストア)の実現
➢ 販売ホームページを刷新し、商談後にお渡ししていた情報をオンラインでも確認し、購入検討が
可能
➢ 購入前の資金シミュレーションや、ローン手続きもサービス内で可能
(2) 引渡しまでの手続きを実施するサービス「スムマデ」との連携・統合を行い、お客さまは一連の売 買手続きをデジタル上 でワンストップ、シームレスに実施可能に
【穴吹興産株式会社について】
会 社 名 :穴吹興産株式会社
代 表 者 :代表取締役 穴吹 忠嗣 所在地:香川県高松市鍛冶屋町7-12
設 立:1964年5月
事業内容:分譲マンション事業、不動産ソリューション事業、区分投資事業、シニア事業、事業再生,
海外事業
会社 HP:https://www.anabuki.ne.jp/
【GOGEN株式会社について】
会 社 名 :GOGEN株式会社
代 表 者 :和田 浩明、佐々木 勇人
所 在 地 :東京都港区虎ノ門2-2-1 住友不動産虎ノ門タワー 16F
創 業:2022年2月
事業内容:不動産売買のDX推進/UX創造に係るサービス等の企画・運営・管理、各種コンサルティン
グ業務
会社 HP:https://gogen.jp
【不動産売買支援ハブ「レリーズプラットフォーム」について】
レリーズプラットフォームは、契約や書類のやり取り、スケジュール調整といった、不動産売買に係る膨大で煩雑な手続きや情報管理をデジタル化するサービスです。これにより、不動産事業者の業務効率化の大幅な向上と、専用の「マイページ」を通じたエンドユーザーの体験革新を実現します。さらに、顧客情報・取引情報などのデータを、決済や住宅ローン、火災保険などの各種手続きに連携・活用することで、取引全体の滑らかさを飛躍的に向上させます。売買が完了した後も、マイページを通じたエンドユーザーと事業者の継続的なコミュニケーションを支援し、購入後のアフターフォローや、リフォーム、売却相談など、事業者の新たな取引機会の創出にも寄与します。
レリーズプラットフォーム HP:https://release.estate
【参考資料】画面イメージ
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