富士山マガジンサービス、ABEJAと共同事業の創出に向けた検討開始
雑誌の定期購読を軸に会員型ビジネスを展開する株式会社富士山マガジンサービス(本社:東京都渋谷区、代表取締役会長:西野 伸一郎、以下「富士山マガジンサービス」)は、2025年12月 株式会社ABEJA(本社:東京都港区、代表取締役CEO:岡田 陽介、以下「ABEJA」)と共同事業の検討に関する契約を締結したことをお知らせいたします。今後、両社で出版業界におけるAI利活用を軸とした新規事業の具体的な検討を進めてまいります。
同時に、ABEJAから、富士山マガジンサービス株主である株式会社Catalyst・Data・Partners(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:田中 康正)との間で株式譲渡契約を締結し、これによりABEJAは、富士山マガジンサービス株式の9.32%を市場外・相対で取得する旨の報告を受けております。
富士山マガジンサービスは、国内外10,000誌以上の雑誌を取り扱う日本最大級の雑誌オンライン書店「Fujisan.co.jp」を運営し、定期購読販売を中心に、月間 100 万件以上のサービス利用があります。電子雑誌配信では、国内外18の大手電子書店へ雑誌データを提供。雑誌コンテンツを軸に、定期購読者をコアな雑誌ファン=メンバーシップと位置付け、新しい会員型ビジネスの開発も行っています。雑誌出版社へ向けては、編集・制作プロセス効率化ツールの提供、デジタル活用や収益構造の改善などを支援しています。
ABEJAは、「ゆたかな世界を、実装する」を経営理念に掲げ、ミッションクリティカル業務へのAI導入支援のため、基盤システムとなるABEJA Platformの開発・導入・運用を行う「デジタルプラットフォーム事業」を展開しています。ABEJA Platformは、ミッションクリティカル業務における堅牢で安定した基盤システムとアプリケーション群であり、生成AIをはじめとする最先端技術による運用が人とAIの協調により実現可能です。ABEJAは、2012年の創業時よりABEJA Platformの研究開発を進めており、ディープラーニング、LLM、量子コンピューティングなどの先駆的な研究開発の成果を順次ABEJA Platformに搭載し、社会実装に貢献してまいりました。
現在、生成AIの急速な普及に伴い、グローバルで生成AIに関連する著作権の取り扱いに関心が高まっています。EUでは「AI Act」により生成AIにおける著作権に関するルールが定められ、OECDによる広島AIプロセスの「報告枠組み」でも著作権の取り扱いは重要な報告事項の一つになっています。また、生成AIの出力による著作権侵害を巡っては訴訟が相次いでいます。富士山マガジンサービスはこのような課題に関して、富士山マガジンサービスが有する出版・メディア業界における広範なネットワークおよび専門性の高い多くの雑誌データを中心としたコンテンツ資産に対して、生成AIの技術等を活用することによる問題解決の方法を模索してまいりました。
今回ABEJAとの協議の中で、ABEJAが培ってきたAI技術および社会実装のノウハウを掛け合わせることで、生成AI領域における権利クリアランスの現状を大きく前進させられる取り組みになると考え、またABEJAも、現在、生成AIの発展と社会的受容を大きく左右する分岐点にあると考えており、富士山マガジンサービスと課題意識が共通の方向性であったことから、共同事業の創出に向けた検討を開始する運びとなりました。
これより富士山マガジンサービスはABEJAと連携し、出版業界に対する新たな価値創造を目指して検討を進めてまいります。
■検討概要
富士山マガジンサービスはABEJAと、共同事業化の検討に関して2026年中の最終合意を目指し協議を進めてまいります。専門性が高い各出版社の雑誌に関する情報のデータベース化、またそれを用いたプラットフォーム的な機能やサービスの構築を視野にしており、主な検討内容は以下の通りです。
1. 小規模言語モデル(SLM)の事業化
権利者との合意に基づき、業界専門誌など高精度かつ信頼性の高いコンテンツデータを活用した小規模言語モデル(SLM、Small Language Model)の構築に関する検証および当該SLMを用いた事業化に関する検討
2. AI学習データ認証の事業化
AI学習データの公正かつ円滑な流通に向け、出版物に関するコンテンツホルダーとAI開発事業者などの間におけるコンテンツ使用許諾の認証プロセスの確立、利用状況の整備など仲介業務の事業化に関する検討
■ABEJAについて
ABEJAは、「ゆたかな世界を、実装する」を経営理念に掲げ、ミッションクリティカル業務へのAI導入支援のため、基盤システムとなるABEJA Platformの開発・導入・運用を行う「デジタルプラットフォーム事業」を展開しています。ABEJA Platformは、ミッションクリティカル業務における堅牢で安定した基盤システムとアプリケーション群であり、生成AIをはじめとする最先端技術による運用が人とAIの協調により実現可能です。ABEJAは、2012年の創業時よりABEJA Platformの研究開発を進めており、顧客企業からの信頼のもと、数多くの導入を進めることで「テクノロジーの力で産業構造を変革する」ミッションに取り組んでいます。
WEBサイト:https://abejainc.com
■富士山マガジンサービスについて
国内外10,000誌以上を取り揃える、日本最大級の雑誌オンライン書店Fujisan.co.jpを運営。定期購読販売を中心に、月間100万件以上のサービス利用があります。電子雑誌配信では、国内外18の大手電子書店へ雑誌データを提供。雑誌コンテンツを軸に、定期購読者をコアな雑誌ファン=メンバーシップと位置付け、新しい会員型ビジネスの開発も行っています。雑誌出版社へ向けては、編集・制作プロセス効率化ツールの提供、デジタル活用や収益構造の改善などを支援しています。出版社と読者をつなぐ役割を担い、雑誌ビジネスの未来を創造してまいります。
WEBサイト:https://www.fujisan.co.jp/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
