日本香港人協会(Japan Hongkongers Association)が九州豪雨被災地支援に630万円ご寄付:AAR Japan
日本在住の香港出身者でつくる日本香港人協会(Japan Hongkongers Association:田中杏奈代表理事)は8月11日、7月上旬の九州豪雨の被災地支援に取り組む認定NPO法人AAR Japan[難民を助ける会]に「支援活動に役立ててほしい」と約630万円の寄付をお寄せくださいました。九州豪雨の被害を知った在日香港人の有志が「大好きな日本を助けよう」と8月5日までの1ヵ月間、クラウドファンディングなどを通じて募金を呼び掛けたところ、「日本がんばれ!」「九州の皆さんのために」などのメッセージとともに、1,474件もの寄付が次々に寄せられました。その約9割は香港からの寄付ということです。
同協会の田中代表理事(香港出身)らが8月11日、AAR東京事務局を訪れ、堀江良彰AAR事務局長に応援メッセージが書かれた色紙を手渡し、AARから感謝状をお贈りしました。田中代表理事は「ビジネスや留学、観光を通じて多数の香港人が日本に居住・滞在しているのに、これまで香港人が気軽に集まれる機会がなかった」として、在日香港人同士、あるいは日本人との交流の場となる団体(法人)の設立準備を進めています。香港ではアニメやアイドルなどの“オタク文化”を通じて日本に興味を持つ若い世代も多く、豊かな自然や温泉、伝統文化を楽しむために訪日する香港人は近年、年間約230万人に上ります。今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で往来が停滞していますが、同協会では「今後も大好きな日本と香港の交流を促進していきたい」としています。
AARは九州豪雨の発生直後から現地に入り、コロナ感染防止に充分配慮しながら、熊本県八代市、芦北町などの避難所での炊き出し(7月中に合計40回/2,721食)、障がい福祉施設7ヵ所への支援物資提供を実施してきました。今後も福祉施設への送迎用車両の提供など、復旧支援を続けていく方針で、日本香港人協会から寄せられたご寄付を支援活動に生かしてまいります。温かいご寄付に重ねてお礼申し上げるとともに、多くの方々のご支援をお
願い申し上げます。
AAR Japan[難民を助ける会]とは…1979年にインドシナ難民支援を目的に日本で発足した、政治・思想・宗教に偏らない国際NGO。紛争や災害などの困難に直面した人々へ、「困ったときはお互いさま」の精神で直ちに支援を届けています。これまで65を超える国・地域で支援を展開し、現在は16ヵ国で活動しています。
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