蔦屋書店の名物書店員が全力で薦める“絶対に読むべき一冊”とは?
“いま”旬な本情報&著者インタビューをお届けします。by本TUBE
1億人の本と本屋の動画投稿サイト「本TUBE」では、蔦屋書店の「仕掛け番長」こと、栗俣力也さんによるイチオシコミックインタビューを開催!大谷アキラの『正直不動産』(小学館)を番長がじっくり解説! 同時に、『正直不動産』1巻を2名様にプレゼントするインタビューキャンペーンを12/17よりスタートしました。(〆切は12/25)
蔦屋書店の「仕掛け番長」こと、栗俣力也さん。店頭での展開、文庫やコミックのプロデュースやイベント企画考案など、面白いと感じた作品をあらゆる方法でとことんオススメしてヒット作を多数生んできた、業界で有名な名物書店員である。現在、復刊文庫企画、文庫やコミックスの装丁デザイン、イラスト担当、小説原案、イベント司会などマルチクリエイターとしても活躍の場をどんどん広げている彼が、“いま”イチオシする一冊とは?
本TUBE編集部×栗俣力也インタビュー
――何ですか?仕掛け番長って
“仕掛け販売”をやることで、1店舗で8000冊とか10000冊とか売っちゃってた時期があったんです。その頃にある営業さんが急に「おっす、仕掛け番長!」って呼ぶようになったんですよ。それが業界内で広がってしまって、やたらと仕掛け番長と呼ばれるようになりました(笑)。
――そんな栗俣さんが今日、“いま”イチオシの本である『正直不動産』というコミックをご紹介してくださると。
不動産営業マンって皆、あからさまな嘘はついてないけど、本当のことを伝えていなかったりするんですよね。そんな業界の中で全く嘘をつけなくなってしまった、「本当のことしか伝えられないっていう主人公」が出てくるのが、このコミックのおもしろいところです。業界のことをここまで書いていいのかってところまで踏み込んで書いてらっしゃるので、ショックは受けますが、そういうところがこのマンガのおもしろいところだと思います。
――不動産営業マンの中で、千三つ(せんみつ)という言葉があって、千個言葉を発したら、三つしか正しいことはないという意味ですね。本当?と思ってしまいますが……。そんな本作品での、(主人公)永瀬の魅力って何でしょうか?
最初は嘘をつきまくっている主人公。周りからはいい感じに見えていた彼が、本当のことしか言わなくなることによって彼の像が崩れていく……、かのように思うんですが、実はそうではないっていうところがおもしろさなんです。彼は真実を伝えるということに対して、そこでも良い成績を残せるようなスタンスになっていく。現代って信用を得る時代であって、いわゆる正直者が損をする時代ではなくなってきていて、それを体現しているマンガだと思います。正直になってしまう、嘘がつけなくなってしまうことによって、直後はどんどん成績が落ちていくんですけど、むしろ正直者であることを武器にすることでビジネス的に成功していく姿を実は描いているという。非常におもしろいです。
――(大谷アキラさんの他に)原案とさらに脚本と、3名関わっているんですよね?2人までは今まで見たことあったんですけど、3名でやる形態ってあるんですか?
今という時代は、分業化が進んでいるんです。本の分業化って不思議なイメージがあると思うんですけどね。
――特にマンガの分業化は不思議です。
マンガってそもそもストーリー考えて、展開の見せ方を考えて、何を伝えるかっていう順番も考えて、世界観を自分で作っていくっていうもの。いわゆる映画を作る作業みたいなことを一人だけでやっている、これは、そもそもすごい話じゃないですか。だからこそ、良いと言われるものと売れるものが違うという現象がマンガでは起きているんです。今そこを両立させるために、分業化をするという考え方ができてきている。そういう意味でもこのマンガは、作り方からビジネスの部分が考えられていると勝手に思っています。
――「仕掛け番長」のオススメ本、みなさんぜひ読んでください。ありがとうございました。
____
Twitterプレゼントキャンペーンはこちら!
https://twitter.com/hontube/status/1074579544084889601
インタビュー完全版はこちら!
http://hon-tube.com/p/movie.php?movieid=2767
本TUBE編集部×栗俣力也インタビュー
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――何ですか?仕掛け番長って
“仕掛け販売”をやることで、1店舗で8000冊とか10000冊とか売っちゃってた時期があったんです。その頃にある営業さんが急に「おっす、仕掛け番長!」って呼ぶようになったんですよ。それが業界内で広がってしまって、やたらと仕掛け番長と呼ばれるようになりました(笑)。
――そんな栗俣さんが今日、“いま”イチオシの本である『正直不動産』というコミックをご紹介してくださると。
不動産営業マンって皆、あからさまな嘘はついてないけど、本当のことを伝えていなかったりするんですよね。そんな業界の中で全く嘘をつけなくなってしまった、「本当のことしか伝えられないっていう主人公」が出てくるのが、このコミックのおもしろいところです。業界のことをここまで書いていいのかってところまで踏み込んで書いてらっしゃるので、ショックは受けますが、そういうところがこのマンガのおもしろいところだと思います。
――不動産営業マンの中で、千三つ(せんみつ)という言葉があって、千個言葉を発したら、三つしか正しいことはないという意味ですね。本当?と思ってしまいますが……。そんな本作品での、(主人公)永瀬の魅力って何でしょうか?
最初は嘘をつきまくっている主人公。周りからはいい感じに見えていた彼が、本当のことしか言わなくなることによって彼の像が崩れていく……、かのように思うんですが、実はそうではないっていうところがおもしろさなんです。彼は真実を伝えるということに対して、そこでも良い成績を残せるようなスタンスになっていく。現代って信用を得る時代であって、いわゆる正直者が損をする時代ではなくなってきていて、それを体現しているマンガだと思います。正直になってしまう、嘘がつけなくなってしまうことによって、直後はどんどん成績が落ちていくんですけど、むしろ正直者であることを武器にすることでビジネス的に成功していく姿を実は描いているという。非常におもしろいです。
――(大谷アキラさんの他に)原案とさらに脚本と、3名関わっているんですよね?2人までは今まで見たことあったんですけど、3名でやる形態ってあるんですか?
今という時代は、分業化が進んでいるんです。本の分業化って不思議なイメージがあると思うんですけどね。
――特にマンガの分業化は不思議です。
マンガってそもそもストーリー考えて、展開の見せ方を考えて、何を伝えるかっていう順番も考えて、世界観を自分で作っていくっていうもの。いわゆる映画を作る作業みたいなことを一人だけでやっている、これは、そもそもすごい話じゃないですか。だからこそ、良いと言われるものと売れるものが違うという現象がマンガでは起きているんです。今そこを両立させるために、分業化をするという考え方ができてきている。そういう意味でもこのマンガは、作り方からビジネスの部分が考えられていると勝手に思っています。
――「仕掛け番長」のオススメ本、みなさんぜひ読んでください。ありがとうございました。
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