2025年度朝日がん大賞に国立がん研究センター 井上真奈美氏

日本対がん協会賞には4個人・1団体 9月のがん征圧全国大会で表彰式

公益財団法人日本対がん協会

 公益財団法人日本対がん協会(会長 垣添忠生・国立がんセンター名誉総長)は、がん征圧活動に功績のあった方々に贈る「日本対がん協会賞」(個人の部、団体の部)と、その特別賞である「朝日がん大賞」について、2025年度の受賞者を決定しましたので、お知らせいたします。

 朝日がん大賞は、国立がん研究センターがん対策研究所副所長の井上真奈美氏(59)に贈られます。国のがん対策の優先順位付けにおいて、日本で初めて標準化された手法を用い、日本人のがんに対する各要因の人口寄与割合を系統的に推計し、喫煙とがん関連感染症をターゲットにした予防対策が最優先だと科学的に示し、国のがん対策推進基本計画などの科学的根拠となりました。また、高血圧と喫煙が日本人の死亡の二大要素であることなどを客観的に示し、日本人の健康寿命延伸のための健康施策の根拠になるなど多くの成果をあげています。国際がん研究機関(IARC)の科学諮問評議会議長を務めるなど、世界のがん疫学研究のけん引役でもあり、これまでの功績に加え、今後の活躍が期待されます。

 日本対がん協会賞の個人の部は、兵庫県健康財団理事の伊藤一夫氏(78)▽姫路市医師会診療所医師の岡村信介氏(76)▽北海道対がん協会名誉会長の長瀬清氏(87)▽福井県健康管理協会がん検診事業部長の松田一夫氏(69)の4氏に贈られます。地域をはじめわが国全体のがん予防やがん検診の推進、がん治療、患者支援などの業績が評価されました。

 日本対がん協会賞の団体の部は、あけぼの秋田(佐藤清子代表)が選ばれた。乳がん体験者の全国組織「あけぼの会」の秋田県支部として1988年の設立後、乳がん患者同士の交流、情報交換の場として患者・家族を支える活動を行い、患者のQOL(生活の質)向上、社会復帰のサポート、乳がんに関する教育活動などに取り組んでいます。

 日本対がん協会賞は、協会設立10周年の1968年、がん征圧運動の一層の高揚を図る目的で創設されました。対がん活動に顕著な功績のあった個人と団体、長年地道な努力を重ねてきた個人と団体などに贈られます。また、朝日がん大賞は、日本対がん協会賞の特別賞として2001年に朝日新聞社の協力で創設されました。がん予防を対象に、将来性のある研究の発掘、医療機器類の研究・開発、患者支援などで優れた実績をあげて社会に貢献し、かつ、第一線で活躍する個人・団体に贈られます。

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 両賞の表彰式は9月19日(金)、神戸市中央区で開かれる「がん征圧全国大会 兵庫大会」で行われます。受賞者の皆様の今後さらなるご活躍を願っております。

 詳しくは、日本対がん協会の公式サイト(https://www.jcancer.jp/)で。

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会社概要

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業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都中央区築地5-3-3 築地浜離宮ビル7階
電話番号
03-3541-4771
代表者名
垣添忠生
上場
未上場
資本金
-
設立
1958年01月