FromプラネットVol.156<タブレットに関する意識調査>
国内1,400社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネット (所在地:東京都港区、代表取締役社長:田上正勝)は消費財や暮らしにまつわるトピックスをお届けする 『Fromプラネット』 の第156号として、タブレットに関する意識調査の結果をご紹介します。未掲載のデータもご提供できますのでお気軽にお問い合わせください。
- タブレットを所有している/したことがある人は半数越え
- 「あれば便利そう」で所有した人が多い
一方で、タブレットを、「以前は所有していたが、現在は所有していない」と回答した人に「あなたがタブレットを手放してから、新しいタブレットを所有していない理由を教えてください」(図表3)と質問したところ、最も多かった回答は「あまり使わなかったから」(60.1%)でした。これは、「何かのためというよりあれば便利そうだから」と所有した人が多いことの裏返しといえそうです。また「故障してしまったから」(21.9%)に続くのが、「思っていたとおりのことができなかったから」(14.2%)となっていて、使用感に不満を感じて手放した人も決して少なくないようです。
- 画面が大きくてすぐ使えることを利点に感じるユーザーが多い
「情報収集がはかどる」(30.4%)、「暇つぶしになる」(29.1%)に続いて、「これまで見る機会がなかった映画が見れた」(12.7%)、「これまで見る機会がなかった映画以外の映像が見れた」(11.7%)と動画視聴に関する声が挙がっています。タブレット所有をきっかけに動画視聴サービスを利用しはじめた人もそれなりにいそうです。
「仕事が効率化できた」は6.6%に留まっています。仕事上でタブレットを利用している人はそれなりにいるかと思いますが、タブレットはどちらかというと、プライベートの充実に役立っているようです。
逆に「タブレットを利用して困ったことや悩みがあれば教えてください」と聞いたところ、「疲れ目、目の痛み」(19.8%)、「タブレットを見すぎてしまう」(16.7%)、「肩こり」(11.5%)と、利便性を感じているからこそ、超時間見てしまい、結果、悩みを引き起こしていることがわかります。また、よかったこととして「寝る前の時間が充実した」と回答した人が7.9%いる一方で、困ったこととして「寝る前に見て、なかなか寝付けなくなる」と回答している人が7.8%います。
- ケースや保護フィルムが根強い人気
それに続くのが「画面を立てられるようなケース」(16.3%)と「画面を立てられるようなスタンド」(11.5%)です。動画視聴や電子書籍閲覧の場合は、タブレットを安定させて、しっかり見たいはず。高い割合も納得です。
「タブレット用キーボード」を購入した人も5.6%います。タブレットで頻繁に文章を書く機会がある人もそれなりにいるのかもしれません。
- コロナ禍で伸びた利用時間 タブレットは12分
コロナ流行前にスマホ・パソコン・タブレットを見ている合計時間は全体の平均が3.1時間でした。これが流行後には、3.5時間に伸びています。そのうち、タブレットを見ている時間は、流行前の全体の平均が1.3時間、流行後には1.5時間でした。あまり大きな変化ではないものの、それぞれ長くなっています。
流行前後問わず、「スマホ・パソコン・タブレットを見ている合計時間」「タブレットを見ている時間」ともに、全世代で20代が最長でした。(流行前合計:3.7時間、流行後合計:4.1時間、流行前タブレット:1.8時間、流行後タブレット:2.1時間)。20代においては、「スマホ・パソコン・タブレットを見ている合計時間」で最も割合が高かったのが「5時間」(流行前:22.4%、流行後:23.0%)という結果となり、相当な時間、デジタル機器に目を向けていることがわかります。
- 7割は「スマホが欠かせない」
男女で差が大きいのが「スマホは欠かせないが、パソコン・タブレットはあまり使わない/持っていない」です。男性だと8.0%ですが、女性は20.3%と2倍以上の差があります。
「欠かせない」と回答されたものを集計(図表9)すると、スマホが欠かせない人は73.7%、タブレットが欠かせない人は24.6%、パソコンが欠かせない人は70.4%になります。スマホが欠かせないと回答した人は若い世代が高い傾向があり、逆にパソコンが欠かせないと回答した人は年代が上になるほど高い傾向があります。また、欠かせないものとしてパソコンを挙げた20代女性は42.9%で、同年代男性と比べて、約25ポイントも少なくなっています。
スマホやパソコンと比べるとタブレットを「欠かせない」と挙げている人の割合は低いのですが、仕事抜きのプライベートであっても、約25%の人が「欠かせない」と回答していることから、タブレットも日常生活に十分浸透しているといえるのではないでしょうか。
- 若者だけでなく、子どもも年配者もタブレットを活用
● パソコンを使ってWebセミナーを聞きながら、タブレットに書き込んだりができる。漫画や雑誌をタブレットで読めるので、思いも掛けない作品に出会える。もっとできることがどんどん増えて欲しい(女性・40代) ● TVの見逃し配信があるので、観たいと思っていた番組がほとんど見られる。スマホだと小さいけど、タブレットだとストレスがなく、防水なのでお風呂の時間も有効利用できる(女性・40代) 【便利だからこそ、使いすぎて問題発生】 ● 寝た状態で読書、映画鑑賞できるが、目の疲れがひどい。キーボードの打鍵音が出ないので静かだが、文字打ちには不便。(男性・70代以上) ● スマホは画面が小さく、パソコンは重い。タブレットは気軽に見られてストレスは無いが、夜中にふと目が覚めたとき、しばらく眠らずにタブレットを見ている時がある。(男性・60代) ● いろいろなことを調べることができて知識を広げることができた。大好きなアニメ、ドラマを好きなだけ見ることができて幸せだ。見すぎて中毒になっているように感じる。やらなければいけないことが後回しになって生活に影響が出ている。(女性・60代) 【子どもでも使えるから教育の現場にも浸透】 ● まだ4歳の孫が、すっかりタブレットを使いこなしているのを見て、時代が変わったと思っている。(男性・70代以上) ● タブレットの普及により、子どもたちが電子書籍で活字文化に触れる機会が増えるのは嬉しい。しかしキーボードに慣れ親しんだ我々世代には、タブレットはどうしても苦手感が否めない。(男性・60代) ● 小学生の孫が学校からタブレットを配布されたが、活用が広がって重いランドセルを背負わなくてもよい日が早く来ればいいと思う。 (女性・60代) ● 子どもの高校入学時にタブレットを買わされたが、教科書も膨大な量を買わされ、負担軽減にはなっていない。(女性・40代) ● コロナ禍で、登校ができなくなっても、タブレットを使用してオンラインで授業ができる。さらに、パソコンより簡単な操作なので、子どもも使い方をすぐに覚えられる。(女性・40代) |
調査機関:株式会社プラネットによる調査企画をもとに、株式会社ネオマーケティングにて「タブレット」に関する意識調査を実施。
期間:2021年3月30日~4月1日、インターネットで4,000人から回答を得ています。
株式会社プラネットとは https://www.planet-van.co.jp/
メーカー、卸売業、小売業がサプライチェーンとして連携し、生活者へのサービス向上を目指して進化を続ける日本の消費財流通を、情報インフラ運営で支えている上場企業(証券コード2391)です。
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