中学生17名がありたい未来を表現した“ミライパビリオン”を発信!
~キッザニアによる中学生向け対話型SDGsワークショップ「コスモポリタンキャンパス2023 with EXPO」実施報告レポート~
こどもの職業・社会体験施設「キッザニア」の企画・運営を行うKCJ GROUP 株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:圓谷 道成、以下 KCJ GROUP )は、2023年8月3日(木)から8月9日(水)までの平日5日間、中学生対象の対話型SDGsワークショップ「コスモポリタンキャンパス 2023 with EXPO―未来社会をデザインしよう!大阪・関西万博へミライパビリオンを提案―」を開講しました。
本ワークショップでは、事前の書類選考を経て参加した17名の中学生が、さまざまな分野で活躍する講師やアーティストから表現方法やチームワークの大切さなどを学び、大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会をデザイン」に基づき、ありたい未来を“ミライパビリオン”として表現しました。また、ワークショップの成果発表として9月24日(日)には、各チームが制作したパビリオンを紹介するとともに、2025年に開催する大阪・関西万博へ向けて発信をしました。中学生が制作したポスターは、11月7日(火)からグランフロント大阪The Lab.内カフェラボ(DNP展示スペース)にて展示をいたします。
なお、本ワークショップは、大阪・関西万博「TEAM EXPO 2025」プログラムの共創パートナーである KCJ GROUP が、企業や自治体、教育機関と連携した活動(※1)として行うもので、ワークショップの監修をつとめる国立大学法人 大阪大学 ソリューションイニシアティブ(以下 大阪大学SSI)と連携し、「いのち会議(※2)」活動の一環として開催しました。KCJ GROUP は、これからもキッザニアでの体験に加えて、さまざまなワークショップなどを実施し、こども達の生きる力を育んでまいります。
※1 4月5日発表 https://www.kidzania.jp/corporate/common/pdf/230405_expo.pdf
※2 https://sdgs.osaka-u.ac.jp/inochi-forum/
■実施概要
・タイトル
「コスモポリタンキャンパス 2023 with EXPO
―大阪・関西万博へ“ありたい未来”を表現したミライパビリオンを提案―」
・実施場所 大阪大学 中之島センター、ほか
・講師陣
・Day1~5 ワークショップ内容
Day 1:8月3日(木) 【対話する】仲間と集う・対話を始める
藤本氏より、ご自身の建築作品に関する紹介や幼少時代の体験談のほか、建築家を志したきっかけを聞きました。その後、こども達が目指したい未来を掲示し、同じ未来を描く仲間とチームを結成し、チームごとに “ありたい未来”を発表しました。
Day 2:8 月 4 日(金) 【アイデアの発見】ありたい未来を語る・描く
大正時代に建築された三井住友銀行大阪本店を見学後、林氏より、万博の歴史や意義、企業の SDGs の取り組みについて学びました。Day1で発表した“ありたい未来”に向けた課題と、それを解決するための仕組みを考え、各チームのパビリオンイメージを発表しました。
Day 3:8 月 7 日(月) 【アイデアを伝える】描いた未来を「伝える」・「伝わる」
Day1、2で描いてきた“ありたい未来”を「伝える」「伝わる」にはどうしたら良いのか、徳永氏より実際のマーケティング事例を交えながら学びました。Day2で発表したパビリオンイメージから、創りたいパビリオンのアイデアを「伝わる」形で発信するためのテーマやコンセプトを、各チームで決めて発表しました。
Day 4:8 月 8 日(火) 【表現する】ありたい未来を表現する、パビリオンとしての表現を知る・創る①
Day 5:8 月 9 日(水) 【表現する】ありたい未来を表現する、パビリオンとしての表現を知る・創る②
高見氏より、ドバイ万博での展示例を交えながら、パビリオン内装の表現方法について学びました。また、パビリオン体験の前後で、見た人の気持ちを変えるような表現が大切であることも知りました。 Moe Min 氏から、アートを通した自己表現方法を学んだのち、花や動物のコラージュ制作や TinkerCad を使用したパビリオンの外観制作にチャレンジしました。 パビリオンの外観と内装を創るチームに分かれ、体験した人にどう感じてほしいかなどを考えながら取り組 み、各チームで中間発表を行いました。
・発表会内容
9 月 24 日(日)の発表会では、全 5 回のワークショップの学びを振り返ったあと、各チームで制作したパビリオンのポスター発表とプレゼンテーションを行いました。次に、大阪大学 SSI いのち会議連携企画として、「みんなで繋ごう!『いのち宣言』リレー」を実施。「2023 年に、ありたい未来の自分とアクション」をテーマに、17 名がリレー形式で語り繋いでいきました。「次の世代に平和を!」や「テクノロジーを駆使し た環境に負荷をかけない社会をつくる」など、現代社会が抱える課題に基づいた宣言のほか、「常に人に働きかけられる人になりたい。今回のワークショップを通して、自分から未来社会のために創造していくことの素晴らしさを学んだので、次の世代にも伝えたい。」と、今回のワークショップを振り返る受講生もいました。
発表会の最後には、参加者に修了証を授与し閉会となりました。
※ワークショップの様子は、下記からもご覧いただけます。
・キッザニア SDGs サイト : https://www.kidzania.jp/sdgs/report/013/
・キッザニア【公式】YouTube チャンネル :https://youtu.be/N_wexQmTOAw
・各チームのパビリオンポスターとプレゼンテーション内容
<講評>
国立大学法人 大阪大学総長補佐・社会ソリューションイニシアティブ長 堂目 卓生氏
今回、大阪大学中之島センターの「いのち共感ひろば」で中学生の皆さんと、真剣ながらも楽しくワークショップや発表会を行うことができ、大変嬉しく思いました。社会全体がこのような場になっていけば、そこから色々な良いアイデアが生まれてくると思いますし、そのアイデアを様々な人が真剣に受け止め、つながり合い、行動に移せば、明るい未来が実現すると思います。
<受講生の感想>
・はじめは緊張してあまり話せなかったけれど、チームメイトと協力してパビリオンを企画していくうち に、年齢などを気にせずに話せるようになって、とても楽しかったです。(中学1年)
・チームで話し合ったことで、一人では思いつかない、新たなアイデアにたどり着くことができました。(中学2年)
・さまざまなジャンルで活躍をされている方のお話を聞けて、今まで興味を持ったことがなかったことにも 目を向けられるようになりました。(中学3年)
<保護者の感想>
こども達の考える力や想像力の素晴らしさを感じる発表を聞いて、とても刺激になりました。ともに学んだ友達同士の繋がりは、更に成長する糧になる事と思います。命というテーマで、今起こっている事や未来に起こりうるかもしれないことを発表する姿は、本当にたくましく見えました。これからも、足元から世界へと羽ばたいていくような大きな視点を大切にしていってほしいと考えます。
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