【調査リリース】ロックダウン前後の中国人の行動・消費意識変化を調査 休日の過ごし方は“ネットショッピング“が継続1位

株式会社ヴァリューズ

◆ロックダウン解除で「服・カバン・靴」「化粧品・コスメアイテム」が消費回復傾向
◆コロナ禍を通じてネットショッピングが土日・休日の過ごし方1位
◆新型コロナ収束後は65.9%が海外旅行を希望、日本は希望国1位
インターネット行動ログ分析によるマーケティング調査・コンサルティングサービスを提供する株式会社ヴァリューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:辻本 秀幸、以下「ヴァリューズ」)は、中国の20~40代の男女1,071人を対象に、新型コロナウイルス感染拡大およびロックダウンによって中国人の消費意識がどのように変化したのかアンケート調査を実施しました。
 

 
【調査・分析概要】
中国本土の大手市場調査会社モニター会員の協力のもと、2020年6月16日~2020年6月22日にアンケート調査を実施。
(回答者1,071人 ※性年代で均等割付)

 


◆新型コロナウイルスが及ぼした中国人の生活習慣・意識変化とは
新型コロナウイルスの影響で意識し始めたことを「飲食」「衛生面」「ライフスタイル」「金銭感覚」の各カテゴリーで調査しました。まず「飲食」では、健康維持に関する項目が多く意識されるようになるなかで、ロックダウンの影響か「外食をしないようにする」46.6%で1位となりました。次に「衛生面」では、マスク着用、手洗い、ソーシャルディスタンスなど日本でも多くの人が意識するようになった項目が上位を占めるなか、「うがいをする」は21.5%と低水準に留まりました。「ライフスタイル」では「運動・ストレッチ・筋トレを定期的に行う」と「睡眠を十分にとる」を約半数の人が意識し始めたようです。「金銭感覚」では経済的な不安からか多くの人が節約や計画的なお金の使い方に意識を向けていました。
 


次に、ロックダウン前~ロックダウン解除後での土日・休日の過ごし方を調査しました。外食や買い物、ウォーキングなどがロックダウン前の水準に戻っていない一方、「インターネットショッピング」は期間を通して高水準を保ちロックダウン解除後は56.6%で1位となりました。
 



◆ロックダウン中に利用されたメディア、サイトとは
ロックダウンのさなかに利用されたメディアやサイトを調査したところ、SNS系、ニュース情報系、動画サイト系、ショートムービー系媒体は、利用率や利用時間増加者の割合が高くなっていました。そのうち新規利用者率でみてみると、ニュース情報系、ショートムービー系媒体は約半数が新規に利用を始めた人という結果に。新型コロナウイルス関連情報を得るためにニュースを確認したり、長い在宅時間で抖音(Tiktok)などショートムービーサービスを新しく始める人が増えたようです。
 


利用者を性年代別にみてみると、SNS系ではWeChatでほとんどの年代で利用時間が増加していました。また、ショートムービー系では抖音や快手(Kuaishou)が40代の新規利用者率が高く、若者以外の層も利用を始めたようです。動画系では、20代が利用時間を伸ばしており、なかでも哔哩哔哩(ビリビリ/Bilibili)は他性年代の2倍以上も20代の利用が増えていました。レシピ系では、女性20~30代の新規利用が多くなっていました。
 



◆ロックダウン解除で外出に必要な商品の購入が回復傾向
ロックダウン中に購入が増えたものを聞くと、トップ3は「日用品(掃除用品など)」48.6%、「医薬品・サプリメント」45.8%、「お菓子・おやつ」42.6%となりました。在宅で生活必需品が、コロナ禍で医薬品の需要が高まるなか、お菓子やおやつなどの嗜好品を楽しむ人の割合も高くなっていたようです。またロックダウン解除後に購入したものとしては、外出が可能となって需要が増えたと思われる「服・カバン・靴」が30.5%で1位になっていました。
 


ヴァリューズが独自で定義した“揺戻率”というロックダウン解除前後の購入回復傾向の指標でみてみると、同じく「服・カバン・靴」が1位になったほか、「化粧品・コスメアイテム」が2位となり、外出で人前に出ることに対して準備をしている様子がみてとれます。
 

 

次に、ロックダウン解除後に検討・購入した商品の産国を聞くと、全ての項目で中国産が1位となりましたが、多くの項目で2位に日本産がランクインしていました。

 

 

 

◆中国EC利用率はトップ3サイトが他を大きく引き離す結果に
ロックダウン解除後も利用し続けている中国のECサイトを聞くと、1位「淘宝(Taobao)」67.9%、2位「天猫(Tmall)」60.5%、3位「京东(Jingdong)」59.2%となり、トップ3が他サイトの利用率を大きく引き離す結果となりました。4位にランクインした拼多多(Pinduoduo)はロックダウン中の新規利用率が最も高く、コロナ禍で利用者を伸ばしたようです。なお越境ECサイトとしては5位にランクインした「天猫国际(Tmall国際)」28.6%が最高位となりました。
 

 

次に、ECサイトで購入した商品の産国を聞くと、中国産はロックダウン前の水準にまで戻っている一方、他国産は2位の日本産でも回復率が65.3%と、完全に購入が戻るのにはもう少し時間がかかりそうです。

 



◆新型コロナ収束後には65.9%が海外旅行を希望
新型コロナウイルス影響収束後に海外旅行に行きたいかを聞くと、65.9%が「海外旅行に行きたい」と回答し、高い旅行意欲をみせました。また、行きたい国としては、他国を大きく引き離し1位が「日本」25.8%となりました。新型コロナ影響が広がる前からの人気を継続しているようです。

 



■中国人の消費、Web市場の実態がわかる!中国市場調査サービスについて
ヴァリューズの中国市場調査サービスでは、本調査の内容に限らず中国人の消費生活全般について様々なテーマのマーケティング調査をご提供いたします。中国人の行動・意識に関する定量調査、定性調査、ECモール上での購買状況データの販売もおこなっているほか、過去の調査結果をふまえた中国市場セミナーも定期開催しております。

●中国市場調査サービスの概要はこちら
https://www.valuesccg.com/service/omd/

●中国市場セミナーの情報はこちら
https://www.valuesccg.com/seminar/


◆新型コロナウイルスの消費者影響調査について
ヴァリューズでは、消費者ニーズの変化やタッチポイントの変化を確認したいマーケティングご担当者様や、コロナ禍においてのビジネス潮流変化と脅威を発見したい経営企画や新規事業企画等のご担当者様に向けて、“コロナ前後で一体何が変化したのか?”を把握でき、「beforeコロナ」×「withコロナ」を紐解く調査データを提供しております。

調査内容はご要望に応じてカスタマイズも可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください。
▼新型コロナウイルスの消費者影響調査に関するお問合せはこちら
https://www.valuesccg.com/inquiry/


◆株式会社ヴァリューズについて
株式会社ヴァリューズは、マーケティングノウハウとIT先端技術を活用して、新たな市場価値の創造をサポートする、事業成長支援企業です。30万人規模の一般インターネットユーザーの行動ログとデモグラフィック(属性)情報を活用した次世代マーケティング手法「VALUES eMark+」(ヴァリューズ イーマークプラス)サービス提供のほか、経営課題のコンサルティングから、課題解決、販売促進の支援まで、独自のノウハウとソリューションで多くの企業を支援しています。

所在地 : 東京都港区赤坂2-19-4 FORUM赤坂5F
代表者 : 代表取締役社長 辻本 秀幸
事業内容: 経営に関するコンサルティング及び成長支援事業
      インターネット行動ログ分析事業 (ビッグデータ解析事業)
      IT先端技術を駆使した”売れる仕組み”構築事業
設立  : 2009年9月30日
資本金 : 1億円
URL  : https://www.valuesccg.com/

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会社概要

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都港区赤坂2-19-4 FORUM赤坂 5F
電話番号
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代表者名
辻本秀幸
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2009年09月