M&Aクラウド、シリーズDラウンドで5.1億円の資金調達を完了

プラットフォームのM&A事業者向けシステム強化とアドバイザー採用に投資

株式会社M&Aクラウド

2025年4月28日 08時30分

株式会社M&Aクラウド（本社：東京都千代田区、代表取締役CEO：及川厚博、以下「当社」）は、かんぽNEXTパートナーズ株式会社、正栄産業株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社等（五十音順）から、シリーズDラウンドとして総額約5.1億円の資金調達を実施したことをお知らせいたします。今後、M&A事業者が当社プラットフォームをより便利に活用いただくためのシステム開発や、M&Aアドバイザーの採用強化を図ってまいります。

■資金調達の目的と今後の展開

当社は買い手の顔が見えるM&Aマッチングプラットフォーム「M&Aクラウド」、事業会社からの資金調達をサポートするマッチングプラットフォーム「資金調達クラウド」に加え、経験豊富なM&Aアドバイザーがアドバイザリー業務を担う「M&A Cloud Advisory Partners（MACAP）」「Startup M&A Advisory」、当社と契約するM&Aエージェントが全国の事業承継案件を支援する「M&Aクラウドエージェント」という5つの事業を運営しています。

システム面では2025年1月に仲介・売り手FA事業者に向けて、これまではM&Aの当事者専用だったM&Aマッチングプラットフォーム「M&Aクラウド」を活用いただく「M&Aクラウド for アドバイザー」を、同3月にはM&Aアドバイザリー業務のDX化ツール「NEXUS」を発表するなど、ミッションである「テクノロジーの力でM&Aに流通革命を」の実現に向けた開発を継続的に行ってきました。また、2024年9月には、これまで1つのチームだったM&Aアドバイザリー事業を2つにわけ、事業承継M&AとスタートアップM&A各々に、より特化したアドバイザリーサービスを提供しております。調達した資金を活用し、M&Aを望む企業やその支援を行うアドバイザーにとってより使いやすいプラットフォームの開発を進めるとともに、M&Aアドバイザーの採用強化に努めてまいります。

■新規出資者からのコメント（社名五十音順・敬称略）

・かんぽNEXTパートナーズ株式会社　シニア・ディレクター　塙　浩一
M&Aや事業承継が一般的になる環境下において、M&Aクラウド社が提供するニーズに応じた多様なサービス及び及川代表・前川代表を中心とした経営チームに魅力を感じ、投資を決定させて頂きました。プラットフォーム上での売り手と買い手のマッチング及び必要に応じたアドバイザリー業務に加え、今後は外部のM&Aアドバイザーとの連携も加速させることで、過渡期にあるM&A業界において大きく成長することを期待しております。

また、かんぽNEXTパートナーズとしてもM&Aクラウド社の取組みを全力でサポートしてまいりたいと考えております。

・正栄産業株式会社　代表取締役社長　森藤　正浩

このたび、M&Aクラウド様への出資を通じてご一緒できることを大変光栄に思っております。

私たち正栄産業は、富山という地域に根ざし、住まいづくりを通じて多くのお客様とつながってきました。地方の企業にとって、「事業を次の世代につなぐこと」「外との出会いによって可能性を広げること」はこれからの時代に欠かせないテーマです。M&Aクラウド様の「M&Aをもっと開かれたものにする」というビジョンは、地域で頑張る多くの経営者の希望になると感じております。

今回の出資が、地方と都市、企業と企業、人と人をつなぐ架け橋の一部となれれば幸いです。

今後のご活躍を心より応援しております。

・三菱UFJキャピタル株式会社　投資第二部　潮田　俊介

国内において後継者不足の解決策、スタートアップのEXIT手段としてM&Aという選択肢が更に広がることは明白です。然しながら、M&Aに対する情報の少なさや情報格差から顕在化していないニーズが山ほどあると思われます。

M&Aクラウド社の特筆すべき点は、買い手の顔が見えるM&Aマッチングプラットフォームを提供していることです。買い手と売り手の双方が気軽に情報収集・マッチングできることから、今まで眠っていたM&Aの潜在ニーズを掘り起こし、企業活動の活性化・新陳代謝を促進する役割を果たせるものと期待しております。また、共同代表の及川さん、前川さんによるバランスの取れた組織運営・事業推進力も評価させて頂き、出資をさせて頂きました。今後、MUFGのリソースを活用し、ご支援して参ります。