三菱重工サーマルシステムズ 2019年度省エネ大賞で「資源エネルギー庁長官賞」受賞
プラグインハイブリッド陸上用輸送冷凍機
◆ 駐停車中とアイドリングストップ時の庫内温度維持により、配送ドライバーの負担低減、CO2削減と省エネを実現
◆ プラグイン充電を積極的に使用することで、従来型製品比で最大54%のエネルギー消費量を削減
◆ プラグイン充電を積極的に使用することで、従来型製品比で最大54%のエネルギー消費量を削減
三菱重工グループの三菱重工サーマルシステムズ株式会社(社長:楠本 馨、本社:東京都千代田区)が生産するプラグインハイブリッド陸上輸送用冷凍ユニット(輸送冷凍機、通称:陸上レフユニット、陸レフ)が、一般財団法人省エネルギーセンター主催・経済産業省後援による2019年度(令和元年度)省エネ大賞の製品・ビジネスモデル部門において「資源エネルギー庁長官賞(輸送分野)」を受賞しました。トラック定温輸送の課題であった駐停車中とアイドリングストップ時の庫内温度維持ならびにCO2削減と省エネを両立できる強みなどが高く評価されたものです。1月29日に表彰式が開かれました。
省エネ大賞は、事業者や事業場などにおいて実施した他社の模範となる優れた省エネの取り組みや、省エネ性能に優れた製品ならびにビジネスモデルを表彰するものです。日本全体の省エネ意識の拡大、省エネ製品の普及などによる省エネ型社会の構築に寄与することを狙いとしています。
今回の賞を受賞した「配送用途に適したプラグインハイブリッド輸送用冷凍ユニット」(TE20/TE30シリーズ)は、2018年に発売され、好評を博しています。本製品のプラグインハイブリッド方式は、商用電源(プラグイン電源)と冷凍機専用発電機のハイブリッドシステムで、走行・停止など車両の状態に合わせ、プラグイン充電、走行充電とバッテリー運転の自動切り替えを可能としました。さらに冷凍機のバッテリー残量や庫内温度に応じて3つのモード(パワーセーブ、高効率、ハイパワー)に自動で切り替わることで、配送ドライバーの意識に頼らない庫内温度維持と、従来型比14~54%のエネルギー消費量の削減を実現し、配送ドライバーの作業負担軽減に加え、CO2削減能力と省エネ性を大幅に向上させました。
これらに加え、24ボルト汎用機器など低電圧で取り扱いしやすい部品を使用したことにより、メンテナンスのしやすさも実現しています。
三菱重工サーマルシステムズは今回の受賞を励みとして、さらなるCO2削減と省エネに役立つ技術・製品開発に取り組み、また今回の輸送冷凍機事業以外にも、各種プラントのエネルギー効率の向上をはかるサーマルエンジニアリング事業、大空間空調の大型冷凍機事業、多様な快適空間を創り出す空調事業、カーエアコン事業など事業領域の広さを生かしたシナジーによる統合技術力で、お客様の多種多様なニーズに応じた最適なサーマルソリューションの実現に力を注いでいきます。
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