旅行者が旅をしながら“観光業の現場”を手伝う旅「おてつたび」が、秋の紅葉シーズン人手不足解消に向け【秋おもてなしを学ぶ旅特集 2023】開始

旅行者が「おもてなしを受ける側」から「おもてなしを提供する側」へ

株式会社おてつたび

2023年10月5日 09時58分

人手不足を“地域との出会い”に変えるマッチングサイト『おてつたび』を運営する株式会社おてつたび（本社：東京都渋谷区、代表取締役：永岡里菜、以下「おてつたび」）は、秋の紅葉シーズンにおける宿泊施設（ホテル・旅館）の人手不足解消に向けて【秋おもてなしを学ぶ旅特集 2023】を開始しました。

背景

紅葉の季節が訪れ、外国人観光客を含む観光客数の増加が予想されていますが、観光業界、特に旅館やホテルにおける人手不足が深刻な課題となっています。また、一部の地域や観光地では、観光客の過剰集中により「オーバーツーリズム」が問題とされ、その結果、秋の観光シーズンに向けたオーバーツーリズム（観光公害）対策を発表した地域も存在しています。

「おてつたび」とは

「おてつたび」は、「お手伝い」と「旅」を組み合わせた造語で、人手不足に悩む地域現場（ホテル・旅館など）と、働きながら旅を楽しみたい旅行者をつなぐ人材マッチングサービスです。事業者は、旅を切り口にすることで全国各地から人材を集めることが可能。一方の旅行者も旅先で働くことで報酬を得ることができ、寝床も寮やホームステイのような形で受け入れ側が用意するため宿泊費も無料。空き時間に地域での旅を楽しむことが可能です(交通費は自己負担)。

従来の旅行では、旅行者は「おもてなしを受ける側」ですが、「おてつたび」では旅行者が「おもてなしを提供する側」となります。これにより、通常の旅行では得られない、地元の人々との仕事を通じた交流、新しい経験や出会いを旅の思い出として持ち帰ることができます。

10月に実施される「おてつたび」※一部抜粋

岐阜県高山市「hotel around TAKAYAMA」

実施期間：10月16日〜 10月21日

場所：〒506-0009 岐阜県高山市花岡町1丁目42-7

仕事内容：ホテル内のダイニング＆バーでの接客・配膳・下膳・洗い場業務

求人内容：https://otetsutabi.com/plans/4604

参加者：1名【神奈川県在住 20代女性】

群馬県長野原町「群馬県川原湯温泉　山木館」

実施期間：10月2日〜 10月16日

場所：〒377-1302 群馬県吾妻郡長野原町川原湯454-91

仕事内容：食事提供・食事処の片付け・客室清掃など

求人内容：https://otetsutabi.com/plans/4082

参加者：2名【愛知県在住 20代男性｜東京都在住 50代男性】

富山県朝日町「小川温泉元湯ホテルおがわ」

実施期間：10月5日〜 10月9日

場所：〒938-0163　富山県下新川郡朝日町湯ノ瀬1

仕事内容：食事出し・接客など

求人内容：https://otetsutabi.com/plans/4570

参加者：2名【愛知県在住 20代男性｜東京都在住 50代男性】

長崎県壱岐市「奥壱岐千年湯　平山旅館」

実施期間：10月5日〜 10月9日

場所：〒811-5556 長崎県壱岐市勝本町立石西触77番

仕事内容：旅館業務全般のお手伝い

求人内容：https://otetsutabi.com/plans/3913

参加者：3名【埼玉県在住 20代男性｜千葉県在住 20代男性｜神奈川県在住 20代男性】

広島県廿日市市「ホテル菊乃家」

実施期間：10月15日〜 10月31日

場所：〒739-0523 広島県廿日市市宮島町335番地

仕事内容：配膳、女性浴場の整理整頓ほか接客も含めた旅館業務全般のお手伝い

求人内容：https://otetsutabi.com/plans/4562

参加者：1名【兵庫県在住 20代女性】

過去の参加者レビュー ※一部抜粋

■女性 20代（2023年8月参加「hotel around TAKAYAMA」参加）

夕食時間帯のダイニングバーでの接客を主に行いました。料理は高山の特産品が多くあるので説明を覚えるのが大変でしたが、頑張って覚えることでお仕事の楽しさは倍増するので頑張って覚えてお仕事に臨むと良いと思います。夕方からの勤務なので新穂高や白川郷、下呂などに行くことは可能ですがバスが1時間に1本くらいなので時間に余裕を持って行動してもらえたらと思います。最後におてつたび先の皆さまへ。本当に素晴らしい経験をありがとうございました。高山の魅力を体全体で感じ、充実した日々でした。お仕事は大変でしたが、最後の方はお客様への説明もうまくできるようになり、とても楽しかったです。毎回ラフに話しかけてくださって嬉しかったですし、また帰ってきたいと強く感じました。この経験は間違いなくこれからの人生の糧となります。温かく迎え入れてくださって本当にありがとうございました。

■女性 20代（2023年9月参加「ホテル菊乃家」参加）

朝食と夕食の接待、配膳をしました。英語ができるので、外国人のお客さまの担当になることが多かったです。おてつたび先の方は皆さん仲が良くて優しくて、アットホームな環境で、お仕事しやすかったです。お客さまと今日あったことお話ししたり、観光の相談に乗ったりと、お客様に対するおもてなしの心を大切にお仕事ができます。お客さまから「あなたのおかげでいい思い出ができたよ」と言っていただいた時は、とても嬉しかったです。お仕事としていくのも楽しかったですが、次は是非ゲストとして訪問したいです！自分の強みを活かせるようにご配慮いただいたことも大変感謝しています。1日の中で8時間くらい立ち仕事になるので、慣れない方は湿布を持っていくことをお勧めします。ですが、中抜けの時間で休養したり、のんびりすることができるので、安心してください！お休みもあるので、宮島や広島市内の観光も十分できます。日本のホスピタリティの最前線で楽しんでください！

株式会社おてつたび代表永岡里菜からのコメント

◆新しい旅のあたりまえに
特定の観光地において、訪問客の著しい増加等が、地域住民の生活や自然環境、景観等に対して負の影響をもたらすという「オーバーツーリズム」が問題視されています。対して、おてつたびは、参加者のうち45%の方が「知らなかった地域」へ訪れており、旅行先の分散を実現できています。著名な観光名所を訪れる旅だけではなく、「知らなかった地域に行く旅もおもしろいよね」「地元の人と一緒に働いて交流ができる旅も楽しいよね」というカルチャーを育て、地域の「産業」「住民」に対して、旅行者が貢献できる新しい旅行スタイルを日常の当たり前にしたいと考えています。

◆人手不足について
観光需要の回復に伴い、多くの観光地で人手不足が問題となっています。私たちは「おてつたび」を通じて、多様な人材に観光業を経験いただくことで、観光業の仕事に興味を持つきっかけを作り、将来的に観光業に従事したいという方が増えることを期待しています。

◆人材を奪い合うのではなくシェアする
人口減少社会がさらに進むなかで、人を奪い合うのではなく1人が2役・3役にもなって地域に関わり、支え合える仕組みを作ることが社会の持続可能性につながると考えています。その地域に住んではいないけれど、ある時はおてつたびを通じて労働力となり、時には観光客として訪れたり、その地域の物を買い続ける消費者として経済を回したり…。地域のファンとして繋がり続けることで、一人が何役にもなりながら共に支え合える社会を作りたいです。