Turingへの投資
シリーズAラウンド(1st Close)に追加出資を実施

Z Venture Capital(以下、ZVC)は、完全自動運転の開発に取り組むTuring株式会社(以下、チューリング)のシリーズAラウンド(1st Close)に追加出資を実施しました。
世界では自動運転技術の社会実装に向けた競争が急速に進んでいます。
私自身、先日サンフランシスコで自動運転車に乗車し、人間がハンドルに触れることなく街中を走行する体験をしました。AIが都市を安全に走行する姿は技術の進化を実感させると同時に、「この未来を日本でも実現する意義」を改めて強く感じる機会となりました。
日本では*レベル4実証が進んでいるものの、アメリカのような自動運転の実現するには、依然として技術面・制度面の課題が残っています。また、膨大なリソース(データ・人材・計算基盤)を持つグローバルのプレイヤーと比較すると、日本の自動運転技術はまだ遅れをとっている状況です。
*レベル4:自動運転レベルにおいて特定条件下でシステムが運転の全てを担い、人間は運転に関与しない段階
このような状況下で日本発の完全自動運転AIを開発しているのがチューリングです。
チューリングは、環境認識から経路計画、運転制御までを単一のAIで行うE2E(End-to-End)自動運転AIと、人間社会の常識や背景、文脈の理解を獲得した大規模基盤モデルを同時に開発し、これらを統合することで、あらゆる条件下において車が人間の代わりに運転操作を行う「完全自動運転」の実現を目指しています。
2024年7月にZVCは初回投資を行いましたが、その後チーム・技術・OEM各社との取り組みの全てにおいて大きく進んでいます。チューリングの取り組み・技術はすでに、*¹経済産業省とNEDOが実施する「GENIAC」に3期連続で採択されるなど、日本発の完全自動運転技術開発の中核企業として高い期待が寄せられています。
こうしたチューリングの成長を間近で見て、自信を持って今回の追加出資に至りました。
チューリングへ最初に投資した際、私は「運転の上手さや運転歴に関わらず、世界中の誰もが安心して自動車に乗れる未来を、チューリングなら実現してくれる」という想いを記しました。
その想いは今、より一層強くなっています。
チューリングが日本発の完全自動運転を実現するためにも、ZVCとしてこれからも全力で伴走していきます。
(参照)
*¹ チューリング、国内生成 AI 開発プロジェクト「GENIAC」の第3期に採択(2025年7月15日)
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