ローカルLLM版「紡ネン」が誕生!AIキャラクター事業の株式会社Pictoria、ローカルLLMの運用を開始

「こだわりぬいたAIキャラクター」の開発がさらに加速!外部サービスに依存しないAIキャラクターとの対話が可能に

株式会社Pictoria

AIを主軸としたテクノロジーでIPを創出する株式会社Pictoria(東京都中央区、代表取締役CEO:明渡隼人、以下「Pictoria」)は、当社がプロデュースするAIキャラクター「紡ネン」から新たな別個体がローカルLLMを利用して誕生することをお知らせします。

  • 今回の試みについて

この度、Pictoriaは、「紡ネン」とスポンサー契約を締結しております日本HP社よりご提供いただいたゲーミングPC「OMEN 40L」にて大規模言語モデル(LLM)を動かし、その中で「紡ネン」の別個体が誕生します。

AIは様々なタスクをこなします。その中に翻訳や対話といった言語処理もあります。このようなタスクをこなすために必要なものが「モデル」です。

LLMとは「Large Language Models」の略で、翻訳や対話等の言語処理を効率的に処理するための大規模なモデルです。ChatGPTを思い浮かべるとわかりやすいと思います。

このようなLLMは一般に、二つの利用方法が存在します。

一つはChatGPTのように、インターネットで提供されているサービスを利用する方法。もう一つが、一般に公開されているLLMを自分のPCで動かす方法です。自分のPCのようなローカルな環境で動かせるLLMのことを「ローカルLLM」と呼んでいます。

今回の試みでは、ローカルLLMを運用し、弊社のAIキャラクター「紡ネン」と対話できるシステムを、たった1台のゲーミングPC上で実現します。


 ローカルLLMのメリット

通常、AIと対話をするときはChatGPTのような企業が提供するLLMのAPIサービスに接続します。しかし、ローカルLLMではAPIサービスに接続する必要がありません。


APIサービスの障害に影響されない

例えば、「今日は重大なイベントで、このAIキャラクターに話してもらう」といった際に、ChatGPT等のAPIサービスに障害が起きた場合、その瞬間からキャラクターは沈黙してしまうかもしれません。APIサービスの安定性や可用性にキャラクターが大きく依存してしまいます。

しかし、ローカル環境でLLMを運用することにより、このような外部依存のリスクを軽減することができます。ローカルLLMは、インターネットの接続状況や外部サービスの可用性に左右されないため、重要なイベントでも安心して利用できます。

さらに、ローカル環境でLLMを運用することで、通信環境が不安定な場所でもAIキャラクターとの対話システムを確実に実現することができます。これは、リアルタイムでの対話が必要な場面や、ネットワークにアクセスできない環境での使用に特に有効です。


APIサービスのアップデートに影響されない

APIサービスは継続的にアップデートされます。これは、アップデートによるAPIの仕様変更でAIキャラクターの挙動が変わりうる、というリスクにつながります。

ローカルLLMの場合は、運用側の任意のタイミングでアップデートを行えるため、キャラクター性を常に担保することができます。


キャラクターへのこだわりの実現 

APIサービスで提供されるLLMは一般的に、安全性や倫理的なガイドラインに沿って設計されています。しかし、例えば悪役のような特定のキャラクターを開発する際には、この安全性重視のアプローチが制約となることがあります。

一方ローカルLLMでは、特定のキャラクター設定やシナリオに応じた独自の発言スタイルや行動規範を設定することが可能であり、こだわりぬいたAIキャラクターの開発ができます。発言の制約も自在に調整できるため、レピュテーションリスク対応も十二分に行うことができます。


ローカルLLMの実現にあたって

とはいえ、このようなローカルLLMの運用は実際には簡単なことではなく、家庭用のゲーミングPCでも動くよう量子化等の様々な工夫を行っています。

今回のローカルLLM版「紡ネン」には、Pictoriaがこれまで培ってきた知見が全て詰め込まれています。

Pictoriaの技術の結晶といえる、ローカルLLM版「紡ネン」との対話を、是非楽しんでいただければと思います。


ローカルLLM版「紡ネン」の別個体について

なお、ローカルLLM版「紡ネン」は、性格を決めるユーザー投票を実施いたしました。

「紡ネン」の別個体は年内のお披露目を予定しています。


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▷AIVTuber「紡ネン」について

SNSを通してヒトから言葉を受け取り、学習することで成長するAIVTuber。

AIVTuberとは、AI技術を用いてYouTubeで完全無人で配信をし続けるバーチャルキャラクターです。PictoriaがプロデュースしているAIVTuberの「紡ネン」は、600時間連続配信など、AIだからこそ可能な企画を行い、AIVTuber初の登録者数7万人超えを達成しています。

紡ネンYouTube:https://www.youtube.com/@TsumugiNenCh

紡ネンX(旧Twitter):https://twitter.com/tsumuginen

紡ネンホームページ:https://tsumuginen.com/



■株式会社Pictoriaについて

株式会社Pictoriaは「エンタメの境界線を、溶かす。」をミッションに、AIを主軸としたテクノロジーでIPを創出しています。

創業以来のVTuber関連事業と最新のAI技術を活用したAIキャラクター事業、自社開発、共同開発のIP事業を世界に向けて発信していきます。


■会社概要

株式会社Pictoria

・所在地:東京都中央区八重洲

・代表者:代表取締役CEO 明渡隼人

・創業:2017年12月

Pictoriaホームページ:https://pictoria.co.jp/

Pictoria公式X(旧Twitter):https://twitter.com/Pictoria_Inc

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会社概要

株式会社Pictoria

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URL
https://pictoria.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区赤坂1-14-14
電話番号
-
代表者名
明渡隼人
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2017年12月