ペリエ海浜幕張で食品廃棄物を活用した電力リサイクルループを導入します

株式会社千葉ステーションビル

2025年3月18日 14時00分

〇　JR東日本グループは、グループ経営ビジョン「変革２０２７」において「ESG経営の実践」を掲げ、事業を通じて社会的課題を解決することで、地域社会の持続的な発展への貢献と持続可能な開発目標であるSDGｓの達成を目指しています。

〇　４月１日より、千葉ステーションビルの商業施設から排出された食品廃棄物について、分別・収集・運搬・バイオガス化・再生可能エネルギーの活用に至る役割をJR東日本グループが連携して担うことにより、JR東日本グループが構築する「電力リサイクルループ」の方式で資源循環に寄与します。

〇　JR東日本グループは、再生可能エネルギーの有効活用を通じて、脱炭素社会の実現に貢献していきます。

1. 概要

株式会社千葉ステーションビルは、同社が運営する商業施設「ペリエ海浜幕張」において、同社運営施設から排出される食品廃棄物由来の電力と環境価値（※）を、JR東日本グループが構築する「電力リサイクルループ」の方式で還元供給することにより、千葉県内のサーキュラーエコノミーを推進します。（１）供給開始日：2025年４月１日（予定）

（２）排出施設：ペリエ西船橋

（３）供給先：ペリエ海浜幕張既存エリア部分

(４)導入効果：約639t-CO2/年（スギの木、約７万本分の年間CO2吸収量）のCO2排出量を削減

※再生可能エネルギーなどが、環境負荷の小ささによって付加価値として有する価値。太陽光や風力などで作られた電気は、発電時に温室効果ガスである CO2 を排出しない電力であるため、エネルギーとしての価値に加えて、環境価値があると見なされます。

1. 連携事業者

（１）食品廃棄物の排出事業者：株式会社千葉ステーションビル

（２）収集運搬事業者：株式会社JR東日本環境アクセス

（３）廃棄物処理、バイオガス発電事業者：株式会社Ｊバイオフードリサイクル

（４）再エネ電力の供給事業者：株式会社JR東日本商事

1. 各事業者について

（１）株式会社千葉ステーションビル

「ペリエ海浜幕張」は、２０２２年４月に商業施設として千葉県初の「エコマーク認定」を取得しました。豊かな自然環境にある立地を活かし、商業施設と駅が一体となったサービス提案とともに、環境に配慮した施策を推進しています。また、海浜幕張駅における新改札の使用開始にあわせて、新エリア「ペリエ海浜幕張　PARK SIDE」を３月２２日より順次開業し、今後も沿線価値向上に資する取組みを行っていきます。

（２）株式会社JR東日本環境アクセス

首都圏を中心にJR東日本の駅ナカや駅ビルなどから排出される食品廃棄物の収集運搬を行い、Ｊバイオフードリサイクルへ運搬しています。

（３）株式会社Ｊバイオフードリサイクル

ＪFＥエンジニアリング株式会社、Ｊ&Ｔ環境株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、株式会社ＪＲ東日本環境アクセスが出資しており、主に首都圏から排出される食品廃棄物の処理とバイオガス化による発電を行っています。

（４）株式会社JR東日本商事

小売電気事業者（登録番号：A８６９）として、食品廃棄物由来の電力などを用いながら、駅ビルやホテルを中心にJR東日本グループ各社への電力の供給を行っています。