【受賞】「コージェネ大賞2024」理事長賞(産業用部門)
日鉄エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:石倭行人、本社:東京都品川区、以下「当社」)は、このたび、一般財団法人コージェネレーション・エネルギー高度利用センター(コージェネ財団:柏木孝夫理事長)より、『温室効果ガス排出量削減活動におけるコージェネレーションの価値追求~味の素(株)九州事業所での改善事例~(佐賀県佐賀市)』について、「コージェネ大賞2024」※1の最高位である産業用部門「理事長賞」を受賞し「コージェネシンポジウム2025」において表彰されましたのでお知らせいたします。
今回の受賞にあたって評価を頂いた主な点は、以下の通りです。
◆ 天然ガスへの燃料シフト(環境負荷の低減)
味の素(株)九州事業所の所在地域は都市ガス導管の敷設が進んでおらず、更新前のエネルギー供給システムには重油を用いていた。今回のコージェネ導入に合わせ、三愛オブリ(株)による都市ガス導管の延伸(全長約10km)を実施。温室効果ガス排出量を削減するための天然ガスシフトが実現したことに加え、都市ガス導管延伸は、今後の周辺地域の都市ガス利用の可能性創出にも貢献。
◆ 最新鋭の高効率コージェネの導入(省エネルギーのさらなる推進)
水素混焼可能な最新鋭機種の8MW級ガスタービンと当社独自の40t/h排熱回収ボイラを主要機器とする年間平均総合効率93.4%のコージェネ導入。2023年より操業を開始し、一次エネルギー削減率※225.1%、CO2排出量約31%削減(2023年度実績)を実現。
◆ 地域活性化(コージェネと地産地消の再生可能エネルギーの共存)
コージェネ発電で賄いきれない不足電力は、電力会社より購入した電力を佐賀市清掃工場由来のグリーン電力証書にて非化石化している。また味の素(株)九州事業所の廃水処理設備由来の液状バイオマスは佐賀市下水浄化センターでバイオマス発電資源として活用されており、「再生可能エネルギー地産地消」の推進と「官民共同の環境価値」の構築に貢献。(2023年4月14日付 味の素(株)プレスリリース引用)
上記取り組みを通じて、カーボンニュートラルに向けたトランジション期におけるコージェネレーションの1つの在り方を具現化しました。
当社は、コージェネの価値を最大限に追及したエネルギー高度利用と省エネルギー推進により、一層の温室効果ガスの削減、環境負荷の低減に貢献してまいります。
※1 コージェネ大賞とは、コージェネ財団により2012年に創設され新規・先導性、新規技術、省エネルギー性等において優れたコージェネレーションシステムを表彰する事により、コージェネの有用性の社会的認知を図ると共に、より優れたコージェネの普及促進につなげる事を目的とした表彰制度であり、今回で13度目の表彰となります。民生用部門・産業用部門・技術開発部門があり、各部門において理事長賞・優秀賞・特別賞が表彰されます。
※2 コージェネが供給する電力と熱を、通常の商用電力と従来の熱源機で供給した場合と比較した時のエネルギー削減率。
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