NOK、ヤマハ発動機「Global Award 技術開発賞」初受賞

世界初の電子制御式CVT「YECVT」の開発に、NOKのオイルシールが貢献

NOK株式会社

 NOK株式会社(本社:東京都港区芝大門、代表取締役 社長執行役員 グループCEO:鶴 正雄、以下「NOK」)は、ヤマハ発動機株式会社(本社:静岡県磐田市、代表取締役社長:設楽 元文、以下「ヤマハ発動機」)主催の「2025 YAMAHA Global Suppliers Conference」において、「Global Award技術開発賞」を初受賞いたしました。本賞は、150㎤クラスの小型スクーター向けとして世界初の電子制御式CVT(無段変速機)「YECVT」の開発に、NOKのオイルシールが貢献したことを評価されたものです。             

 

ヤマハ発動機の調達本部方針を表現した繁栄・円(縁)のつながりを表す七宝柄と、固い絆・あふれる喜びを表す白い朝顔がデザインされた盾

            

 「YECVT」は、ライダーの操作に応じて、モーターを電子制御し、変速を最適化するCVTです。従来のスクーターでは難しかったマニュアルトランスミッション車のような加速感やエンジンブレーキの活用が、小型スクーターでは世界で初めて可能となり、ライダーの好みに応じた多様な走行体験を実現しました。NOKは、この「YECVT」の実現に向けて、専用の回転用および往復動用のオイルシールを設計開発し、限られたスペースの中で高い密封性を維持しつつ、機能分担や仕様の細分化によって、コンパクトな設計と安定した性能を両立しました。今回の受賞は、製品品質に加え、きめ細やかな対応力やグローバル供給体制も含めた総合的な取り組みが評価されたものと受け止めています。

 

 「可能性を技術でカタチに」というパーパスのもと、NOKは今後もお客様と共に新たな価値を創出し、社会に貢献してまいります。

■ヤマハ発動機株式会社 執行役員調達本部長 増田辰哉様よりコメント

 本ECVT開発では幅広いお客様に提供するため、システムを「小さく安く」する必要がありました。シンプルな機構を実現する上で、摺(しゅう)動、回転シール部の軸振れが増大する難易度の高い技術課題がありました。

 この度NOKの技術力・ノウハウに基づく仕様のご提案により、高い機能要求を満たすオイルシールを弊社との協業にて開発いただき、新たに「YECVT」を上市することができました。

 弊社新規モデル開発におけるNOKの卓越した技術とご貢献に対し、感謝申し上げます。

 

■2025 YAMAHA Global Suppliers Conference Global Award技術開発賞について

 ヤマハ発動機が技術開発・原価革新・環境貢献・品質改善など、さまざまな分野で優れた功績を挙げた取引先を毎年グローバルと各地域(リージョナル)より選出し、表彰します。今回NOKが受賞した「技術開発賞」は、革新的な技術提案によりヤマハ発動機製品に採用され、商品価値の向上に貢献したサプライヤーに贈られる名誉ある賞です。

 授賞式は2025年5月23日(金)、静岡県浜松市のオークラアクトシティホテル浜松にて開催されました。

■NOK株式会社について

NOKグループは「Essential Core Manufacturing ― 社会に不可欠な中心領域を担うモノづくり」を掲げ、豊かな社会の根幹となる「安全」と「快適」を支えています。 15の国と地域に所在する約38,000人で、積み重ねた基礎研究に基づく製品開発、高品質での大量・安定生産を実現しています。 自動車をはじめとするモビリティ、PCやスマートフォンに代表される電子機器、OA機器、医療・ヘルスケア機器、産業用ロボット、そして人工衛星など、あらゆる産業分野に技術・製品を提供し続けます。

【リリースに関するお問い合わせ】

NOK株式会社  CEOオフィス コーポレートアフェアーズ コーポレートコミュニケーション部

TEL:03‐5405‐6372  Mail:mb_nok_corporate_affairs@jp.nokgrp.com

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ビジネスカテゴリ
バイク・バイク用品化学
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会社概要

NOK株式会社

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URL
https://www.nokgrp.com/
業種
製造業
本社所在地
東京都港区芝大門1丁目12番15号
電話番号
03-5405-6372
代表者名
鶴 正雄
上場
東証プライム
資本金
233億3500万円
設立
1939年12月