SoVeCがXRサービス「XR Street Lens in Obiyamachi」を開発、四国運輸局の訪日外国人旅行者の観光消費額拡大にむけた施策として9月3日始動
スマートフォンをかざすと“店員がXRで登場”、訪日旅行者の購買促進を支援
SoVeC(ソベック)株式会社は、四国運輸局が実施する「XRを活用した訪日外国人旅行者受入環境整備調査事業」において、XRサービス「XR Street Lens in Obiyamachi」を開発しました。本サービスでは、Visual Positioning System(以下、VPS)(※1)技術を活用し、専用アプリを使用せずウェブベースで高精度測位を実現するXR体験を提供します。(※2)。
本施策では、高知市中心市街地・帯屋町商店街にて、スマートフォンを対象店舗にかざすと、店員がXR技術によって出現し、イチオシ商品やサービスを多言語で紹介。専用アプリのインストールを必要としない設計により、訪日外国人旅行者が気軽に参加できる今までにない購買体験を提供します。
■背景:旅行先での“偶発的な出会い”をXRで演出
地方都市を訪れる外国人旅行者は、定番観光地だけでなく、街歩きの途中で偶然立ち寄った店舗で買いものを楽しむ姿も見られます。一方で、言語の壁や店舗情報の不足により、商店街での購買体験に躊躇するケースも少なくありません。「XR Street Lens in Obiyamachi」では、店舗前にXRで店員の方が笑顔で歓迎している様子やイチオシ商品を表示することで、こうした心理的ハードルをやわらげ、旅行者と地域との偶発的な出会いを促進します。XRならではの演出により、訪問先での体験をより豊かで記憶に残るものへと導きます。
■施策概要:「XR Street Lens in Obiyamachi」
本施策では、高知市中心市街地・帯屋町商店街の対象店舗にてスマートフォンをかざすと、店員がXR技術によって登場し、イチオシ商品やサービスを多言語で紹介します。さらに、体験や購買に応じてポイントが付与され、抽選で高知ならではの記念品が当たるデジタル福引きも実施。観光客の回遊と購買を促進します。
実施時期 :2025年9月3日〜12月3日(予定)
実施主体 :四国運輸局
協力:高知県,高知市,高知市中心商店街 協同組合 帯屋町筋
実施場所 :高知市中心市街地(帯屋町一丁目・二丁目商店街)
対象 :訪日外国人旅行者
対象店舗数 :50〜60 店舗程度
対応言語 :日本語・英語・繁体字・簡体字
■主な機能
- 対象店舗前でスマートフォンをかざすと、XR技術で店員が登場し商品を紹介

- マップ機能(ジャンル別ソート機能・店舗詳細)

- XR体験や購買によるデジタル福引券の付与とXR福引き

■技術的特徴
SoVeCはこれまで、高精度な位置認識とロバスト性を備えたVPS技術を活用し、ロケーションベースARアプリ「XR CHANNEL」(※3)などのソリューションを提供して参りました。 本施策は、高精度なソニー株式会社のVPS技術を活用しながらも、ウェブベースで高精度測位を実現し、観光客が専用アプリをインストールせずにXR体験に気軽に参加できる、新たな取り組みです。
SoVeC株式会社は、「テクノロジーの力でコミュニケーションを進化させる」というミッションのもと、デジタルコミュニケーション領域におけるソリューション提供と新しい顧客体験の創出を追求します。
※会社名、各製品名は、一般に各社の商標または登録商標です。
(※1)VPS(Visual Positioning System)
現実世界のデジタルツインとなる3Dマップ(3Dメッシュ)と、スマートフォンやスマートグラスに搭載されたカメラ越しの画像とを照合し、向きや方位を含む高精度な位置情報を特定する技術です。
(※2)iOS端末においてはApp Clipを使用。
(※3)「XR CHANNEL」
SoVeC株式会社が開発した、街の奥行きを認識するVPS技術を活用した国内初のロケーションベースARアプリです。日常空間にARを表示することで、デジタル看板やナビゲーションに加え、広告宣伝、エンターテインメント、アート、教育などの臨場感のあるコンテンツの表示が可能になります。本アプリを通じて、街の風景とARコンテンツが空間上で連携、作用し合うような新しい体験が楽しめます。
・公式サイト:https://www.sovec.net/solutions/xrchannel.html
・プレスリリース(PR TIMES掲載一覧):
https://prtimes.jp/main/action.php?run=html&page=searchkey&search_word=XR%20CHANNEL%20SoVeC
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