千葉県長南町と「長南町見守りネットワーク事業協定」を締結

高齢者専門宅配弁当の地域貢献　宅配中に町内での異変を発見したら関係各所に連絡

株式会社シニアライフクリエイト

2024年4月1日 12時00分

株式会社シニアライフクリエイト（本社：東京都港区、代表取締役：高橋洋、以下：当社）が展開する高齢者専門宅配弁当『宅配クックワン・ツゥ・スリー』ふたば茂原店(運営法人: フタバビジネスシステム株式会社、代表取締役：嶋田茂)は、この度、千葉県長南町と「長南町見守りネットワーク事業協定」を締結。長南町との締結式が2024年3月26日(火)に実施されました。

左：ふたば茂原店（フタバビジネスシステム株式会社) 代表取締役社長嶋田茂／右：長南町平野貞夫町長

◆創業時から高齢者の見守り活動を実践する強みを活かし、地域に貢献

長南町が2021年3月に策定した「長南町高齢者保健福祉計画・第８期介護保険事業計画」※1によると、2020年10月現在の長南町の高齢化率は43.4％となっており、国の高齢化率28.8％と比較しても非常に高い状態で、高齢化は今後更に進展していくとともに、医療や介護の需要も増加していく見込みです。

こうした状況の中、長南町は、高齢者の安心・安全な暮らしにつなげるため、地域で高齢者を守る仕組みづくりとして、「長南町見守りネットワーク」の取り組みを行っています。

当社は、長南町を含む全国357店舗(2024年3月26日時点)を展開する高齢者専門宅配弁当『宅配クックワン・ツゥ・スリー』を通じて、弁当宅配時における高齢者の見守り活動を創業時より実践しています。その強みを活かし、地域により一層貢献したいとの考えが、長南町の意向に合致し、この度の「長南町見守りネットワーク事業協定」締結に至りました。

※1長南町高齢者保健福祉計画・第８期介護保険事業計画

https://www.town.chonan.chiba.jp/wp-content/uploads/2021/04/31359158983983fdffa3ea3990ae5287.pdf

【協定締結における両者のコメント】

長南町平野貞夫町長 ※一部抜粋

本町におきましては、2024年2月末時点の高齢者数は3,355名、高齢化率は46.5％と非常に高くなっています。そういった中で、独居および高齢者のみの世帯が増え、高齢者の生活に見守りが必要な状況となっています。高齢者配食事業は、手渡しを中心とした安否確認、バランスのとれたメニューにより健康に欠かせない栄養を摂取することができるという見守りに最適な事業であることから、さらにこの見守り体制が強化されるものであると期待しています。

ふたば茂原店運営法人フタバビジネスシステム株式会社代表取締役社長嶋田茂

※一部抜粋

見守りネットワーク事業の一端を担うことの責任の重さと、3年間続けてまいりましたお弁当の宅配事業がここまできたのだと少しだけ胸を張れるような喜びを同時に感じています。今後は長南町の見守りネットワーク事業にご協力させていただきますとともに、高齢者向けのお弁当の配食により、地域社会に貢献できればと考えております。

◆配達中に高齢者の異変を発見したら関係各所に連絡

今回の協定締結による当社の具体的な役割は、お弁当の配達スタッフが、お届け先の高齢者の異変を発見した際に、長南町に連絡する見守り活動です。配達スタッフは、利用者に毎日※2お弁当を手渡しにてお届けしているため、「郵便物がポストに溜まっている」「雨戸がずっと閉まったまま」といった外観の異変や、「話がかみ合わなくなった」「顔色が悪く、具合が悪そうに見える」といった対面時の異変など、普段の様子を把握しているからこそ気付くことができる変化があります。過去には、配達時に呼び出しを行っても返事がなく、当日何度か訪れても鍵が開かなかったことから、配達員がケアマネジャーやご家族に連絡を入れ、ご家族が駆け付けたところ、利用者が家の中で倒れていたという例もありました。

※2　正月三が日（1月1日～1月3日）のみ休業　

◆「すべてはご高齢者のために」の具現化に向けた取り組みを推進

高齢者に密接な事業を展開する当社にとって、「高齢者の見守り」への取り組みは加盟店共々重要と考えています。今回の長南町との協定締結をはじめ、今後も各自治体等との連携を図りながら「すべてはご高齢者の為に」という想いの具現化に向けて、加盟店と一体となって取り組んでまいります。

「長南町見守りネットワーク事業協定」締結概要

■締結先：千葉県長南町

■締結日：2024年3月26日(火)

■締結目的：

町内に居住する要援護者等の生活の安全を確保し、安心して暮らせる地域づくりを構築するため、協力機関の協力による異変の報告によって、地域福祉の向上に寄与することを目的とする。