【大阪工業大学】公共交通は「人を運ぶ」だけなのか?
本学ホームページ連載「研究力」№7を配信 都市デザイン工学科 西堀泰英准教授
大阪工業大学(学長:井上晋)は、本学の時代に先駆ける研究をホームページの「研究室VOICE!」内で紹介する連載「研究力」の7回目を本日配信しました。今回は都市デザイン工学科 西堀泰英准教授が登場し、松山市のオンデマンド型相乗りタクシー「おすそわけ交通」の利用者の調査・分析から公共交通が果たす役割について紹介しています。
1. 教 員:西堀泰英准教授(にしほり・やすひで)
2. 所 属:都市デザイン工学科
3. テ ー マ :公共交通は「人を運ぶ」だけなのか?
4. U R L :https://www.oit.ac.jp/japanese/voice/pickup/7_C-nishihori.html
【研究の概要】
西堀准教授の「都市・地域計画研究室」では、私たちが暮らす都市や地域をより良いものにするために、「にぎわい」「住みやすさ」「安全・安心」「持続可能性」の4つの視点から、都市や地域に求められる対策などを検討しています。都市や地域は、人間と同じように成長や老衰という変化があり、考え方やルール、方法を少し変えることで快適な暮らしの実現に近づけることができます。
2021年から始まったおすそわけ交通について、西堀准教授は運行開始前後での利用者の外出先や暮らしの変化、幸福感などを調べました。その結果、楽しみのための外出が増え、出掛ける回数の増加、精神的に満たされた状態になっている人が多いことが分かりました。また、手軽に出掛けられるようになったことで、知り合った仲間同士で意気投合して日帰り旅行に出掛けるなど、行動範囲も広がっていました。西堀准教授は「公共交通がもたらす社会的な効果を示すことを通じて、社会の意識を変えるきっかけを作りたい」と話しています。
【WEB連載「研究力」】
● 会話形式の平易な文体に図や動画を多用し、先端の研究を分かりやすく説明
● 本学の200研究室から毎月1教員を紹介
※ 以下にこれまでの「研究力」のタイトルとURLを紹介しています
【「研究力」バックナンバー】
住みやすさを創造する「建築環境工学」
工学部 建築学科 河野良坪教授
https://www.oit.ac.jp/japanese/voice/pickup/1_A-kono.html
未利用熱を有効活用「熱電発電」の新素材を開発
工学部 応用化学科 村田理尚准教授
https://www.oit.ac.jp/japanese/voice/pickup/2_K-murata.html
石油を作る微細藻類に遺伝子解析からアプローチ
工学部 環境工学科 河村耕史准教授
https://www.oit.ac.jp/japanese/voice/pickup/3_V-kawamura.html
サステナブルな野外フェスを音環境から考える
工学部 機械工学科 吉田準史教授
https://www.oit.ac.jp/japanese/voice/pickup/4_M-yoshida.html
ナノ技術で血栓のできない人工血管に挑む
工学部 生命工学科 外波弘之准教授
https://www.oit.ac.jp/japanese/voice/pickup/5_U-tonami.html
連鎖する災害の因果をテキストデータから読み解く
情報科学部 データサイエンス学科 坂平文博准教授
https://www.oit.ac.jp/japanese/voice/pickup/6_ID-sakahira.html
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