quantum、NTTソノリティによるNTTの音響技術を活用した 新しい”聞こえ”で毎日を高める新ブランド「cocoe(ココエ)」の開発に参画
株式会社quantum(本社:東京都港区、代表取締役社長兼CEO:川下 和彦、以下「quantum」、読み方:クオンタム)は、NTT株式会社(以下NTT)のグループ会社であるNTTソノリティ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:坂井 博、以下NTTソノリティ)による、NTT の音響技術を活用した新しい“聞こえ“で毎日を高めるブランド『cocoe(ココエ)』の開発に参画いたしました。

本ブランドは、聞こえづらさによる社会的孤立を防ぎ、誰もが自分らしく会話や生活を楽しめる社会の実現をめざすもので、2025年12月3日(水)にNTTソノリティより発表され、クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING (グリーンファンディング)」にて2025年12月23日(火)よりプロジェクトが開始される予定です。また、株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)と連携し、「ドコモ・ハーティスタイル活動」の一環として、本製品を活用した店頭応対トライアルを一部のドコモショップにて実施します。
quantumは本件ブランド開発にあたり、デザインリサーチから、プロダクトデザイン、サービスデザイン、ブランディング(ネーミング、ロゴ、ステートメント)に至るまで、インハウスデザインスタジオのMEDUMが中心となって、包括的な支援を行いました。企業が保有する独自技術を基盤に、生活者や社会が抱える課題の解決に取り組む本件のような開発プロジェクトを通して、引き続きquantumは世界を変えるインパクトのある事業の創造に挑戦してまいります。
●『cocoe』について( https://cocoe.ntt-sonority.com )
『cocoe(ココエ)』は、加齢や生活環境によって生じる“聞こえづらさ”に寄り添い、誰もが自分らしく会話や音を楽しめる社会の実現をめざして生まれたブランドです。日本では約1,430万人※1が“聞こえ”に課題を抱えているといわれ、聞こえづらさは認知症リスク※2や社会的孤立など、生活の質(QOL)を左右する社会課題にもつながっています。
『cocoe』は、NTTが長年の音響研究で培った特許技術と、オープンイヤー型イヤホンの開発ノウハウを融合し、NTTソノリティ独自の音響設計を施すことによって誕生しました。本来の聴力とテクノロジーが自然に調和する、新しい"聞こえ"を提供しています。開発にあたっては、50~70代の幅広い方へのインタビューや実証テストを重ね、装着感や聞こえ方の自然さ、操作性といった“日常に心地よく寄り添う”を徹底的に追求しました。第一弾プロダクトとして、世界初※3の耳をふさがないオープンイヤー型集音器を開発。2025年12月23日(火)よりクラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING(グリーンファンディング)」を通じてプロジェクトを開始するほか、ドコモと連携し、ドコモショップでの展開を通じてアクセシビリティの向上にも取組み、より多くの方が自分らしい“聞こえ”を体験できる社会をめざします。
■世界初耳をふさがないオープンイヤー型集音器「cocoe Ear(ココエイヤー)」

本来の聴力とテクノロジーが自然に調和する、新しい“聞こえ”を実現する「cocoe Ear」は、開発段階から50代以上の方の声を丁寧に取り入れ、数年にわたる検証を経て誕生しました。従来の耳穴をふさぐ集音器とは異なり、閉塞感や圧迫による不快さ、自分の声のこもりが生じにくく、長時間装着しても快適に使える軽量で開放的なデザインです。
耳をふさがないことで、本来聞こえる音をそのまま耳に届けながら、不足分をデバイス側で増幅して補うことができます。その集音機能には、低遅延の音声信号処理技術を搭載したことで、より自然な音質を実現しています。
会話やレッスン、打ち合わせ、家族との団らんに加え、音楽・動画・テレビなど、聞きたい音をこれひとつで自然に楽しめます。毎日がもっと楽しく、もっとアクティブに。新しい“聞こえ”のパートナーです。
【製品特徴】
・NTTの特許技術「PSZ」※4で、音漏れを抑制しながらオープンイヤーを実現
・メガネより軽い片耳約10g、着けているのを忘れるくらい自然な感覚
・ボタン一つで集音機能ON/OFF、ワイヤレスイヤホンとしても使用可能
自分にあった音量で快適な“聞こえ”を実現するテレビ用Auracast™トランスミッターの「cocoe Link
(ココエリンク)」と、直感的に操作できる専用アプリ「cocoe Connect(ココエコネクト)」も同時
に展開されています。なお、「cocoe Ear」のプロダクトデザインは、quantumのインハウスデザイン
スタジオMEDUMが担当しました。
各製品のより詳細な特徴については、cocoeブランドサイトをご覧ください。
https://cocoe.ntt-sonority.com
※1 出典:JapanTrak 2018 調査報告
※2 出典:Lin FR et al. Arch Neurol 2011; 68(2):214-220. doi: 10.1001/archneurol.2010.362
※3 耳かけ型&左右独立型&空気伝導型の集音器として(調査元:ステラアソシエ株式会社, 2025年11月時点)
※4 NTTコンピュータ&データサイエンス研究所が開発した技術です。
■製品仕様

正式名称:cocoe Ear(ココエイヤー)
販売予定価格:39,600円(税込)
カラー:ホワイト、ベージュ、ブラック
型式:ダイナミック型
使用ユニット:Ø12 mm
再生周波数帯域:100 Hz ~ 20,000 Hz
Bluetooth®バージョン:Bluetooth Ver.5.4
Bluetooth Class:Class 1
対応Bluetooth プロファイル:A2DP,AVRCP,HFP,TMAP,PBP
対応コーデック:SBC,AAC,LC3,CVSD,mSBC
マルチペアリング※5:8台
マルチポイント※5:最大2台
マイク:MEMS型(全指向性)2個
バッテリー:Li-ion Battery
電池持続時間※6:約8時間 (音楽再生時、集音機能時間含む)
充電時間※6:本体 約1.5時間、充電ケース 約2時間
サイズ:本体 約幅45.2 mm × 高さ12.8 mm × 奥行 35.8 mm
充電ケース 約幅100 mm × 高さ30.3 mm × 奥行 64.2 mm
質量:本体 約10 g(片耳)、充電ケース 約65 g
素材:イヤーフック シリコーン、ハウジング PC
防塵・防水性能:IP54 相当※7
その他対応機能:Auracast™
付属品:ネックストラップ、USBケーブル 1.0 m(Type-C - Type-A)、取扱説明書、簡単マニュアル
上記の仕様および外観は改良のために予告なく変更することがあります。
本製品は医療機器認証を取得した機器(補聴器)ではありません。聞こえ方には個人差があります。
【商標について】Bluetooth®ワードマークおよびロゴは、 Bluetooth SIG, Inc. が所有する登録商標です。 Auracast™ ワードマークおよびロゴは、 Bluetooth SIG, Inc. が所有する商標です。USB Type-C®は、USB Implementers Forum の登録商標です。NTTソノリティ株式会社はこれらのマークをライセンスに基づいて使用しています。その他、本書に記載されているシステム名、製品名は、一般に各開発メーカーの登録商標または商標です。
※5 すべてのBluetooth対応機器での組み合わせ、動作を保証するものではありません。
※6 使用条件、使用環境により変動します。
※7 JIS C 0920:2003(IEC 60529)「電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)」の「固形物体に対する保護等級」および「水に対する保護等級」である IP54 相当の防塵・防水機能。機器の正常な作動に支障をきたしたり、安全を損なう程の量の粉塵が内部に侵入せず、あらゆる方向からの飛沫に対して機器の性能を保持できるレベル。
■「GREEN FUNDING」プロジェクト概要
本製品は、12月23日(火)より、クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」にて
プロジェクトを開始いたします。
【プロジェクト概要】
プロジェクト期間:2025年12月23日(木)~2026年2月15日(日)
プロジェクトティザーURL:https://doc.ntt-sonority.com/cocoe/gf
リターン例:「cocoe Ear」最大30%OFF
また12月23日(火)より順次、「蔦屋家電+」等の店舗にて、製品を実際にご体験いただける展示機会を予定しています。
■『cocoe』ブランドステートメント
聞こえづらい音が聞き取りやすくなる。
それは小さい変化かもしれません。
でも、聞こえることで、家族との会話が弾んだり、
仲間と同じ音を楽しめるようになったり。
あなたの毎日がもっと楽しく、アクティブに変わる。
聞こえることは、毎日を高めてくれるから。
そんな音や声にまつわるプロダクトを、
暮らしの中に自然に溶け込ませていきたい。
そのデザインで、その使いやすさで、そのテクノロジーで。
「聞こえ方」が変わる、「暮らし方」まで変わる。
さあ、cocoeで、聞きたい声を、今ここへ。

●NTT ソノリティについて( https://ntt-sonority.com/ )
最先端の音響信号処理技術を用いて音響関連事業を行う会社として2021年9月1日に設立。「音のテクノロジーで心を動かし、新しいスタンダードを作っていく。」というパーパスのもと、ビジネスやプライベートなどさまざまなシーンで一人ひとりに快適な音響空間を実現する製品やサービスを提供しています。2022年11月には、音響ブランド「nwm(ヌーム)」を発表。2025年12月には、新しい”聞こえ”で毎日を高めるブランド「cocoe(ココエ)」を発表しました。オーディオ機器の開発・販売、パートナー企業との製品開発、音声DXの3つの事業をメインに、音響技術を駆使したソリューションで世の中の課題を解決、新たな生活価値やライフスタイルを生み出します。
●MEDUMについて( https://medum.jp/ )

MEDUM(メデュウム)は、本質的な価値を形にし、プロダクトイノベーションを生み出すデザインスタジオです。人と人を取り巻くモノゴトの間に最適な関係性を作ることで、プロダクトをデザインし、生活の質を高め、より良い社会を創造します。
スタートアップスタジオquantumの中で事業開発の上流から携わることで培った、本質的な課題解決力を活かし、顧客の課題発見から、検証プロトタイピング、プロダクトデザイン、ブランド構築までを一貫して行うチームで構成されています。ハードウェア、ソフトウェアを問わずあらゆるプロダクト開発をデザインの力でドライブし、クライアントの事業成長をサポートします。これまでスタジオが手がけたプロダクトは、iF Design Gold、Cannes Lions Goldなど、数多くのアワードを受賞しているほか、Pinakothek der Moderne(独)をはじめとする欧州諸国のミュージアムコレクションにも選定されるなど、国内外から高い評価を集めています。
●quantumについて ( https://www.quantum.ne.jp )

quantum は、クリエイティビティを軸にしたインキュベーション⼒で、新規事業開発、ベンチャー
クリエーション、ハンズオン投資によるグロース⽀援を⾏うスタートアップスタジオです。2016年の
創業以来、100社を超える企業、⼤学などとインキュベーションを実践しています。
これからも venture builders として、①新規事業のインキュベーション、②ベンチャークリエーションとグロース⽀援、③デザイン&エンジニアリングの3つの事業セグメントを重ね合わせて、「世界を
変えるインパクトのある新規事業の創造」に挑戦していきます。
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