Idein、伊藤忠テクノソリューションズと製造業向けエッジAIソリューションを共同開発

~IoT機器の遠隔管理と現場データの活用で、製造ラインのセキュリティ強化と運用負荷を軽減~

Idein

4年連続国内シェアNo.1のエッジAIプラットフォーム「Actcast」(読み:アクトキャスト)を運営するIdein株式会社(読み:イデイン、本社:東京都千代田区、代表取締役:中村 晃一)は、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:新宮 達史、略称:CTC)と、製造業向けのエッジAIソリューションの共同開発における業務提携契約を締結しました。製造ラインにおけるIoT機器の安全な管理と現場データの効果的な活用により、運用負荷の軽減と業務改善を支援するソリューションを共同で開発します。

近年、AIカメラやセンサーが接続可能な小型の汎用デバイスが安価で導入できるようになり、多くの製造業で、設備の稼働状況や製品品質の把握に向けたIoT化が進んでいます。一方、機器の管理が部門や工場ごとに分散している場合も多く、セキュリティ設定の不統一やソフトウェアの更新漏れといった課題が生じています。加えて、現場で収集可能なデータを改善活動につなげ、品質や業務効率の向上を推進するための仕組みづくりが求められています。

今回開発するエッジAIソリューションは、当社のエッジAIプラットフォーム「Actcast」と、CTCのデータ活用伴走サービス「D-Native」を組み合わせ、工場内のデータの安全かつ効果的な活用を支援するものです。

各工場に分散するRaspberry Pi(通称:ラズパイ)などの汎用デバイスをActcast上で一元的に管理し、設定変更やソフトウェアの更新を遠隔で実施することで、セキュリティ強化と運用負荷の軽減を実現します。さらに、D-Nativeによって、IoTセンサーから得られる温度・湿度・寸法・重量・エネルギー消費量など複数データの蓄積や、可視化・分析を伴走型で支援することで、品質のばらつきや異常傾向などを早期に把握し、現場の業務改善につなげます。

あわせて、作業の効率化や品質検査の自動化に向けた独自のアプリケーションを、Raspberry Pi上で開発できる環境も提供します。CTCがアプリケーション開発の支援を行うことも可能で、現場主導の業務改善を支援します。

当社とCTCはこれまで、汎用的なIoTデバイスを利用した体温検知AIデバイスのほか、カメラ映像をエッジAIで解析する製造業やリテール向けのソリューションを共同開発してきました。今後も両社の協業を進め、センシングやAIを活用して塗装・組み立て機械をはじめとする産業用ロボットの制御にもエッジコンピューティングソリューションを拡充し、製造業を中心とするお客様のDXに貢献していきます。

「国内シェアNo.1について」

デロイト トーマツ ミック経済研究所 『AI(ディープラーニング)活用の画像認識ソリューション市場の現状と展望 2025年度版』(https://mic-r.co.jp/mr/03540/)「提供形態別市場シェア【SDK/開発プラットフォーム】」の調査結果に基づく。2025年度は見込み値。

■エッジAIプラットフォーム「Actcast」について

Actcastは、AIソリューション開発企業向けのプラットフォームサービスです。AIソリューションの社会実装に共通して必要なインフラ部分にActcastをご利用いただくことで、AIカメラやAIマイクなどを活用した様々なAIサービスの「低価格・迅速・大規模」な導入を実現します。

<「Actcast」のその他の特長>

  • カメラ、マイク、温度計などを搭載したセンシングデバイスを使用して、リアル空間のあらゆる情報を収集・活用できます

  • リモートで大量のデバイスの管理・運用ができます

  • 登録台数は累計で16,000台を超えており、本導入・大規模運用の実績が豊富にあります

  • 170社を超える様々な業界のパートナー企業と強固なエコシステムを形成しています

  • エッジAIは必要最低限の情報だけをクラウドへ送るため、プライバシー・機密情報に配慮しながら利用できます

  • 高度なAI解析を小型で安価な汎用デバイスで実行できるため、デバイスのコストを大幅に削減できます

  • Idein独自の高速化技術により、AIモデルを軽量化することなく最先端のAI解析ができます


■Idein株式会社 概要

安価な汎用デバイス上での深層学習推論の高速化を実現した、世界にも類を見ない高い技術力を有するスタートアップです。当該技術を用いたエッジAIによる現場データ収集プラットフォーム「Actcast」を開発し、実用的なAI/IoTシステムを開発・導入・活用する開発者及び事業会社へのサービス提供を行っております。今後もパートナー企業と共に、AI/IoTシステムの普及に貢献してまいります。「実世界のあらゆる情報をソフトウェアで扱えるようにする」をミッションに掲げ、日本国内では経済産業省 J-Startup選定をはじめ、日本経済新聞社 NEXTユニコーン企業にも選ばれています。英Arm社のAI Partnerや、米NVIDIA社のInception Program Partnerに選定されるなど、海外でも高く評価いただいています。

【設立日】 2015年4月7日

【代表者】 代表取締役 中村 晃一

【所在地】 東京都千代田区神田神保町1-28-1 mirio神保町 6階

【事業内容】1. ソリューション事業(AIカメラ・AIマイクの応用ソリューションの開発・運営)/ 2. プラットフォーム事業(エッジAIプラットフォームの開発・運営)/ 3. 研究開発事業(次世代自動車開発等の受託・共同研究開発)

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会社概要

Idein株式会社

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URL
https://www.idein.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区神田神保町1-28-1 mirio神保町 6階
電話番号
-
代表者名
中村晃一
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2015年04月