【調査発表】新しいことを始めたくなる春 1年以上学びを継続している人の特徴とは? 「会社員の自律的な学びに関する実態調査」の分析結果を発表
1年以上学んでいる人の6割が「一過性で終わってしまった」経験あり 学びからは「取り組み自体の楽しさ」「上達や成長感」を得ている人が多い
企業における経営・人事課題の解決および、事業・戦略の推進を支援する株式会社リクルートマネジメントソリューションズ(本社:東京都品川区 代表取締役社長:山﨑 淳 以下、当社)は、20代~50代の1年以上学びを継続している会社員489名に対し「会社員の自律的な学びに関する実態調査」を実施し、「興味を持ち取り組んでいる学びの内容」や「自律的な学びを継続するための方法」など、調査結果から見える実態について公表しました。
*詳細は4月26日に公表した当社Webサイトの調査レポート
(https://www.recruit-ms.co.jp/issue/inquiry_report/0000000966/)からも参照できます。
1. 調査の背景
変革の時代を背景に、企業では従業員の自律的な学びを促す動きが加速しています。自ら新しい学びを得ようとする人も増えていますが、「何を学べばいいか定まらない」、「継続するイメージがもてない」と、挫折を経験する人も多くいます*1。自律的な学びをうまく継続している人は、何をどのように学んでいるのでしょうか。社会人が学びを継続していくためにカギとなるのは、どのようなことでしょうか。
本リリースでは、 (1)継続して取り組んでいる学びの内容、(2)学び始めた理由・きっかけと取り組みから得ているもの、(3)自律的な学びを継続するための方法、について紹介します。
今回は、自律的な学びを従業員に促す動きが特に加速しているとみられる、従業員1000名以上の会社に勤務する正社員を対象に調査をしました。学びの対象は、仕事に直結するものに限らず、自ら興味を持ち継続している「学習・趣味・活動」に広げています。
*1 「人生100年時代に働きながら学ぶこと」実態調査, 2019, リクルートキャリア
2. 調査のポイント ※調査結果より一部抜粋。詳細は「5. 調査結果と考察」を参照ください 。
*2『語学/仕事系』…語学、ビジネス知識・スキル、IT・情報処理を含む
*3『生活/文化系』…金融・投資、生活、文化芸術、スポーツ・健康を含む
3. 調査担当研究員
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
組織行動研究所 研究員 佐藤 裕子
4. 調査担当研究員のコメント
「人生100年時代」や「デジタル変革時代」といわれるなか、大人が生涯学び続けることの重要性が高まっています*4。会社員は、多くの時間を費やす職場での仕事経験や教育施策をとおして、多くの学びを得ています*5。しかし、先の読めない環境変化に対応し、新しい価値を生み出したり、会社主導ではなく自らキャリアや人生の可能性を切り拓いたりするためには、所属組織や行ってきた仕事の枠組みを超え、個人がそれぞれに新しい学びを広げていくことの必要性が増しています。
特に大手企業においては、これまで比較的安定した環境と長期雇用を背景に、従業員のキャリアの方向づけやそのための教育の多くを会社が担う傾向が見られました。しかし昨今の環境変化により、「それぞれが置かれた環境から刺激や影響をうけながら、自ら何を学ぶかを選択し、セルフコントロールして学びを継続し、その結果を自分のキャリアや人生に生かす」というような、自律的な学びを従業員に促す動きが各企業で加速しています。
1年以上学びを継続している人の6割は「学びが一過性で終わってしまった」経験をしていることもわかりました。それでは、自律的な学びを継続するためには、何が必要なのでしょうか。一般的には、目標や見通しを持つ(プランニング)、行動や認知を自己管理する(コントロール)、振り返りと調整を行う(モニタリング)、仲間や指導者との関係性を構築する(リレーションシップ)が、自律的な学習を促すと考えられています。
本調査では、『語学/仕事系』の学びを継続している人が多く選択したのは「自分の状況・状態がわかるようなフィードバックが得られる」「発表したり使ったりなどアウトプットの機会がある」、『生活/文化系』の学びを継続している人に特に多かったのは、「自分にあったやり方・ペースで取り組める」「情報交換したり一緒に取り組んだりする仲間がいる」といった回答でした。このように、自身の学びに合わせて、継続するための工夫を行うことが必要だと考えられます。
*4人生100年時代のキャリア形成と雇用管理の課題に関する調査, 2020, 独立行政法人労働政策研究・研修機構
*5「創造する」大人の学びモデルvol.2, 2019, リクルートワークス研究所
5. 調査結果と考察
*6「1年以上にわたり継続的に、自ら興味をもって取り組み、上達したり詳しくなったりしていると感じていること(学習対象、趣味、活動など)」があると答えた人の、最も熱心に取り組んでいることの具体的な内容とそれを継続している理由を調査。
・年代別に見ると、『語学/仕事系』は20代から30代で増加し、いったん40代で減少するが、50代で再び増加しており、『生活/文化系』はその逆だった。
⇒かつては引退間近と考えられた50代でも、『語学/仕事系』の学びが必ずしも低下しないことを示唆している。
・職種別に見ると、開発職で『語学/仕事系(特に語学、IT・情報処理)』が多く、営業・サービス職で『生活/文化系(特にスポーツ・健康)』が多い傾向が見られた。
⇒携わる仕事により、学びの必要性や興味の対象が異なる可能性がある。
・学びの頻度は、学びの領域ごとに違いがみられ、特に頻度が多いのが「語学」「IT・情報処理」、比較的少ないのが「生活」「文化・芸術」だった。
・学びの継続期間*7については、1-3年が41.9%と最も多く、ついで5年以上が38.7%だった。
・学びの継続期間は、5年以上が半数以上と多いのが「文化・芸術」「スポーツ・健康」。1-3年が半数以上と多いのが「ビジネス知識・スキル」「IT・情報処理」「金融・投資」だった。
⇒適切な学びのペースや期間は、取り組む対象の特性や取り組みの目的により異なると考えられる。学びの領域を選ぶのと同様、ペースや期間についても、選択的にコントロールしていく必要がある。
*7「1年以上にわたり継続的に学びの取り組みをしている」と答えた人の、学びの頻度と期間を調査。
・『生活/文化系』では、「面白そうだと思った」が5割以上と多くみられたが、「たまたま触れる機会があった」「人から誘われた」という浅い興味から始めた人も2割程度いた。
その理由の自由記述には、「忙しくて時間がとれない(25.2%)」「成果が感じられない、難しすぎた(14.1%)」「コロナで通えない、生活がかわった(10.5%)」といった回答があった。
⇒生活状況が変わったり、期待するものと違ったりした場合は、柔軟に次の機会や対象へと行動を変化させていくことも必要である。
・『語学/仕事系』では、「仕事や生活に役立つ」「収入アップや仕事の獲得につながる」という仕事上の実用性や「周囲から一目おかれる」という優越感、「新しい知識が獲得できた」「新しいものの見方ができるようになった」という能力の獲得実感において高い傾向があった。
・『生活/文化系』では、「毎日が楽しくなった」という情緒的な満足感や「その話題になるとたくさん話せる」という関係性の充実感が高くなっていた。
⇒当初の動機やきっかけから、興味を広げたり深めたりしながら、複合的なプラスの変化を獲得することで、学びが継続していくと考えられる。
・『語学/仕事系』、『生活/文化系』のいずれも、学びが継続しなかったときに比べて、すべての項目が高い結果となっており、これらが継続のカギであることを再確認できた。
・継続したときと継続しなかったときで、特に差が大きかったのは「すでにある程度の興味や知識がある領域である」「自分がより興味を持てる領域に特化してさらに深く取り組む」「やる気が薄れたときも、自分で気持ちをコントロールする」だった。
⇒「何を始めたらいいか定まらない」とはよく聞かれる悩みだが、すでに学んだことや経験したことは、大人の学びにとって豊かな資源になる。迷ったら、すでにある程度の興味や知識がある領域から深めたいものを絞り込んで取り組むのは、一つの有効な方法だと思われる。
・『生活/文化系』に比べて、『語学/仕事系』の学びを継続する方法として特に高かったのは、「自分の状況・状態がわかるようなフィードバックが得られる」「発表したり使ったりなどアウトプットの機会がある」だった。
・『語学/仕事系』に比べて、『生活/文化系』の学びを継続する方法として特に高かったのは、「自分にあったやり方・ペースで取り組める」「情報交換したり一緒に取り組んだりする仲間がいる」だった。
⇒「プランニング」「コントロール」「モニタリング」「リレーションシップ」の各項目は循環的、複合的に行われるもので、いずれも自律的な学びを支えるものだといえるが、学びの領域やおかれた状況に応じて、取り組みやすく必要性の高いものから条件を整えることで、好サイクルを生み出せる可能性があると思われる。
・「学ぶことによって何を得られるのか明確にする」や「興味を持ったことを話せる相手、一緒に行ける仲間をつくる」など、前述の「プランニング」「コントロール」「モニタリング」「リレーションシップ」に該当する具体的な工夫が記述に見られた。
6. 調査概要
リクルートマネジメントソリューションズについて
ブランドスローガンに「個と組織を生かす」を掲げ、クライアントの経営・人事課題の解決と、事業・戦略推進る、リクルートグループのプロフェッショナルファームです。日本における業界のリーディングカンパニーとして、1963年の創業以来、領域の広さと知見の深さを強みに、人と組織のさまざまな課題に向き合い続けています。
●事業領域:人材採用、人材開発、組織開発、制度構築
●ソリューション手法:アセスメント、トレーニング、コンサルティング、HRアナリティクス
また、社内に専門機関である「組織行動研究所」「測定技術研究所」を有し、理論と実践を元にした研究・開発・情報発信を行っております。
※WEBサイト:https://www.recruit-ms.co.jp
(https://www.recruit-ms.co.jp/issue/inquiry_report/0000000966/)からも参照できます。
1. 調査の背景
変革の時代を背景に、企業では従業員の自律的な学びを促す動きが加速しています。自ら新しい学びを得ようとする人も増えていますが、「何を学べばいいか定まらない」、「継続するイメージがもてない」と、挫折を経験する人も多くいます*1。自律的な学びをうまく継続している人は、何をどのように学んでいるのでしょうか。社会人が学びを継続していくためにカギとなるのは、どのようなことでしょうか。
本リリースでは、 (1)継続して取り組んでいる学びの内容、(2)学び始めた理由・きっかけと取り組みから得ているもの、(3)自律的な学びを継続するための方法、について紹介します。
今回は、自律的な学びを従業員に促す動きが特に加速しているとみられる、従業員1000名以上の会社に勤務する正社員を対象に調査をしました。学びの対象は、仕事に直結するものに限らず、自ら興味を持ち継続している「学習・趣味・活動」に広げています。
*1 「人生100年時代に働きながら学ぶこと」実態調査, 2019, リクルートキャリア
2. 調査のポイント ※調査結果より一部抜粋。詳細は「5. 調査結果と考察」を参照ください 。
- 学びの内容を調査した結果、『語学/仕事系*2』が約4割、『生活/文化系*3』が約6割、小分類では多い順に「スポーツ・健康」「語学」「ビジネス知識・スキル」となった。職種別では、開発職は『語学/仕事系(特に語学、IT・情報処理)』の割合が多く、営業・サービス職は『生活/文化系(特にスポーツ・健康)』の割合が多かった。(図表1、2)
- 1年以上学びを継続している人の約6割が、「1年以上継続することなく一過性に終わったことがある」と回答した。(図表7)
- 取り組んでいる学びから得られているものとして、「そのことに取り組むのが楽しいと感じる」「自分が上達したり成長したりするのを感じる」という回答が多く、楽しさや成長を感じていることがわかった。(図表8)
- 自律的な学びを継続するための方法について、学びが継続したときと継続しなかったときとで、差が大きかったのは、「すでにある程度の興味や知識がある領域である」「自分がより興味を持てる領域に特化してさらに深く取り組む」「やる気が薄れたときも、自分で気持ちをコントロールする」だった。(図表10)
*2『語学/仕事系』…語学、ビジネス知識・スキル、IT・情報処理を含む
*3『生活/文化系』…金融・投資、生活、文化芸術、スポーツ・健康を含む
3. 調査担当研究員
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
組織行動研究所 研究員 佐藤 裕子
1990年にリクルート入社。法人向けのアセスメント系研修の企画・開発、Webラーニングコンテンツの企画・開発などに携わる。その後、公開型セミナー事業の企画・開発などを経て、2014年より現職。研修での学びを職場で活用すること(転移)に関する研究や、機関誌の企画・編集などに携わる。
4. 調査担当研究員のコメント
「人生100年時代」や「デジタル変革時代」といわれるなか、大人が生涯学び続けることの重要性が高まっています*4。会社員は、多くの時間を費やす職場での仕事経験や教育施策をとおして、多くの学びを得ています*5。しかし、先の読めない環境変化に対応し、新しい価値を生み出したり、会社主導ではなく自らキャリアや人生の可能性を切り拓いたりするためには、所属組織や行ってきた仕事の枠組みを超え、個人がそれぞれに新しい学びを広げていくことの必要性が増しています。
特に大手企業においては、これまで比較的安定した環境と長期雇用を背景に、従業員のキャリアの方向づけやそのための教育の多くを会社が担う傾向が見られました。しかし昨今の環境変化により、「それぞれが置かれた環境から刺激や影響をうけながら、自ら何を学ぶかを選択し、セルフコントロールして学びを継続し、その結果を自分のキャリアや人生に生かす」というような、自律的な学びを従業員に促す動きが各企業で加速しています。
1年以上学びを継続している人の6割は「学びが一過性で終わってしまった」経験をしていることもわかりました。それでは、自律的な学びを継続するためには、何が必要なのでしょうか。一般的には、目標や見通しを持つ(プランニング)、行動や認知を自己管理する(コントロール)、振り返りと調整を行う(モニタリング)、仲間や指導者との関係性を構築する(リレーションシップ)が、自律的な学習を促すと考えられています。
本調査では、『語学/仕事系』の学びを継続している人が多く選択したのは「自分の状況・状態がわかるようなフィードバックが得られる」「発表したり使ったりなどアウトプットの機会がある」、『生活/文化系』の学びを継続している人に特に多かったのは、「自分にあったやり方・ペースで取り組める」「情報交換したり一緒に取り組んだりする仲間がいる」といった回答でした。このように、自身の学びに合わせて、継続するための工夫を行うことが必要だと考えられます。
*4人生100年時代のキャリア形成と雇用管理の課題に関する調査, 2020, 独立行政法人労働政策研究・研修機構
*5「創造する」大人の学びモデルvol.2, 2019, リクルートワークス研究所
5. 調査結果と考察
- 興味を持ち取り組んでいる学びの領域(図表1)
*6「1年以上にわたり継続的に、自ら興味をもって取り組み、上達したり詳しくなったりしていると感じていること(学習対象、趣味、活動など)」があると答えた人の、最も熱心に取り組んでいることの具体的な内容とそれを継続している理由を調査。
- 興味を持ち取り組んでいる学びの領域(属性別)(図表2)
・年代別に見ると、『語学/仕事系』は20代から30代で増加し、いったん40代で減少するが、50代で再び増加しており、『生活/文化系』はその逆だった。
⇒かつては引退間近と考えられた50代でも、『語学/仕事系』の学びが必ずしも低下しないことを示唆している。
・職種別に見ると、開発職で『語学/仕事系(特に語学、IT・情報処理)』が多く、営業・サービス職で『生活/文化系(特にスポーツ・健康)』が多い傾向が見られた。
⇒携わる仕事により、学びの必要性や興味の対象が異なる可能性がある。
- 1年以上継続している学びの内容と続けている理由(図表3)
- 学びの頻度と継続期間(図表4・5)
・学びの頻度は、学びの領域ごとに違いがみられ、特に頻度が多いのが「語学」「IT・情報処理」、比較的少ないのが「生活」「文化・芸術」だった。
・学びの継続期間*7については、1-3年が41.9%と最も多く、ついで5年以上が38.7%だった。
・学びの継続期間は、5年以上が半数以上と多いのが「文化・芸術」「スポーツ・健康」。1-3年が半数以上と多いのが「ビジネス知識・スキル」「IT・情報処理」「金融・投資」だった。
⇒適切な学びのペースや期間は、取り組む対象の特性や取り組みの目的により異なると考えられる。学びの領域を選ぶのと同様、ペースや期間についても、選択的にコントロールしていく必要がある。
*7「1年以上にわたり継続的に学びの取り組みをしている」と答えた人の、学びの頻度と期間を調査。
- 学び始めた理由・きっかけ(図表6)
・『生活/文化系』では、「面白そうだと思った」が5割以上と多くみられたが、「たまたま触れる機会があった」「人から誘われた」という浅い興味から始めた人も2割程度いた。
- 自律的な学びを支える学習行動や環境(図表7)
その理由の自由記述には、「忙しくて時間がとれない(25.2%)」「成果が感じられない、難しすぎた(14.1%)」「コロナで通えない、生活がかわった(10.5%)」といった回答があった。
⇒生活状況が変わったり、期待するものと違ったりした場合は、柔軟に次の機会や対象へと行動を変化させていくことも必要である。
- 取り組んでいる学びから得ているもの(図表8)
・『語学/仕事系』では、「仕事や生活に役立つ」「収入アップや仕事の獲得につながる」という仕事上の実用性や「周囲から一目おかれる」という優越感、「新しい知識が獲得できた」「新しいものの見方ができるようになった」という能力の獲得実感において高い傾向があった。
・『生活/文化系』では、「毎日が楽しくなった」という情緒的な満足感や「その話題になるとたくさん話せる」という関係性の充実感が高くなっていた。
⇒当初の動機やきっかけから、興味を広げたり深めたりしながら、複合的なプラスの変化を獲得することで、学びが継続していくと考えられる。
- 自律的な学びを継続するための方法(図表9)
・『語学/仕事系』、『生活/文化系』のいずれも、学びが継続しなかったときに比べて、すべての項目が高い結果となっており、これらが継続のカギであることを再確認できた。
・継続したときと継続しなかったときで、特に差が大きかったのは「すでにある程度の興味や知識がある領域である」「自分がより興味を持てる領域に特化してさらに深く取り組む」「やる気が薄れたときも、自分で気持ちをコントロールする」だった。
⇒「何を始めたらいいか定まらない」とはよく聞かれる悩みだが、すでに学んだことや経験したことは、大人の学びにとって豊かな資源になる。迷ったら、すでにある程度の興味や知識がある領域から深めたいものを絞り込んで取り組むのは、一つの有効な方法だと思われる。
・『生活/文化系』に比べて、『語学/仕事系』の学びを継続する方法として特に高かったのは、「自分の状況・状態がわかるようなフィードバックが得られる」「発表したり使ったりなどアウトプットの機会がある」だった。
・『語学/仕事系』に比べて、『生活/文化系』の学びを継続する方法として特に高かったのは、「自分にあったやり方・ペースで取り組める」「情報交換したり一緒に取り組んだりする仲間がいる」だった。
⇒「プランニング」「コントロール」「モニタリング」「リレーションシップ」の各項目は循環的、複合的に行われるもので、いずれも自律的な学びを支えるものだといえるが、学びの領域やおかれた状況に応じて、取り組みやすく必要性の高いものから条件を整えることで、好サイクルを生み出せる可能性があると思われる。
- 自律的な学びを継続するための持論(図表10)
・「学ぶことによって何を得られるのか明確にする」や「興味を持ったことを話せる相手、一緒に行ける仲間をつくる」など、前述の「プランニング」「コントロール」「モニタリング」「リレーションシップ」に該当する具体的な工夫が記述に見られた。
6. 調査概要
リクルートマネジメントソリューションズについて
ブランドスローガンに「個と組織を生かす」を掲げ、クライアントの経営・人事課題の解決と、事業・戦略推進る、リクルートグループのプロフェッショナルファームです。日本における業界のリーディングカンパニーとして、1963年の創業以来、領域の広さと知見の深さを強みに、人と組織のさまざまな課題に向き合い続けています。
●事業領域:人材採用、人材開発、組織開発、制度構築
●ソリューション手法:アセスメント、トレーニング、コンサルティング、HRアナリティクス
また、社内に専門機関である「組織行動研究所」「測定技術研究所」を有し、理論と実践を元にした研究・開発・情報発信を行っております。
※WEBサイト:https://www.recruit-ms.co.jp
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像