【抄訳】米国セールスフォース・ドットコム、2021年度第4四半期(2020年11月1日~2021年1月31日)および通期業績を発表
2022年度通期売上ガイダンスを256億5,000万ドルから257億5,000万ドルのレンジに引き上げ
本抄訳プレスリリースは、2021年2月25日(現地時間)に米国セールスフォース・ドットコムが発表したプレスリリースの一部をもとにしています。プレスリリース全文は、以下リンクの原文(英語)をご参照ください。
https://investor.salesforce.com/press-releases/press-release-details/2021/Salesforce-Announces-Strong-Fourth-Quarter-and-Full-Year-Fiscal-2021-Results--Raises-FY22-Revenue-Guidance-to-25.65-Billion-to-25.75-Billion/default.aspx
https://investor.salesforce.com/press-releases/press-release-details/2021/Salesforce-Announces-Strong-Fourth-Quarter-and-Full-Year-Fiscal-2021-Results--Raises-FY22-Revenue-Guidance-to-25.65-Billion-to-25.75-Billion/default.aspx
- 第4四半期の売上は前年比20%増の58億2,000万ドル、為替変動の影響を除いた場合は19%増
- 2021年度通期の売上は24%増の212億5,000万ドル、為替変動の影響を除いた場合も24%増
- 一年以内の成約済み繰延収益は前年比20%増の約180億ドル、為替変動の影響を除いた場合は18%増
- 2021年度通期のGAAP営業利益率は2.1%、非GAAP営業利益率は17.7%
- 2022年度第1半期の売上ガイダンスを約58億7,500万ドルから58億8,500万ドルのレンジ(前年比約21%増)に引き上げ
- 2022年度通期のGAAP営業利益率ガイダンスは約0.2%、2022年度通期の非GAAP営業利益率ガイダンスは約17.7%
グローバルでCRM をリードする米国セールスフォース・ドットコム(日本法人:株式会社セールスフォース・ドットコム、本社:東京都千代田区、代表取締役会長 兼 社長:小出伸一)は、2021年度第4四半期(2020年11月1日~2021年1月31日)および2021年度通期の業績を発表しました。セールスフォース・ドットコム 会長 兼 CEOのマーク・ベニオフ(Marc Benioff)は次のように述べています。
「1年前には誰にも予想できなかったような状況の中で、当社がこの世界的なパンデミックに適応すべく確実に舵を切ってきたことを非常に誇りに思います。私たちは記録的な四半期および通期業績を達成しました。これは、当社が従来以上に多くのイノベーションをより迅速に進めたことで、お客さまがどこにいても成果をあげることが可能になり、一段と関連性と戦略性が高まったことによるものです。そして、当社は最も必要とされる時期にすべてのステークホルダーに対する貢献を続けてきました」
セールスフォース・ドットコムの2021年度第4四半期および通期業績は次のとおりです。
売上 – 第4四半期の総売上は、58億2,000万ドル(前年比20%増、為替変動の影響を除いた場合は19%増)でした。サブスクリプションおよびサポートによる売上は、54億8,000万ドル(前年比20%増)、プロフェッショナルサービスやその他による売上は3億4,000万ドル(前年比18%増)でした。
2021年度通期の総売上は、212億5,000万ドル(前年比24%増、為替変動の影響を除いた場合でも24%増)でした。サブスクリプションおよびサポートによる売上は、199億8,000万ドル(前年比25%増)、プロフェッショナルサービスやその他による売上は12億8,000万ドル(前年比21%増)でした。
営業利益率 – 第4四半期のGAAP営業利益率は3.3%、非GAAP営業利益率は17.5%でした。2021年度通期のGAAP営業利益率は2.1%、非GAAP営業利益率は17.7%でした。
1株当たり利益 – 第4四半期のGAAPベースの希薄化後1株当たり利益は0.28ドル、非GAAPベースの希薄化後1株当たり利益は1.04ドルでした。ASU 2016-01で義務付けられた戦略投資の時価会計によるGAAPベースの希薄化後1株当たり利益への影響は0.21ドル(米国の税率25%を適用)、非GAAPベースの希薄化後1株当たり利益への影響は0.22ドルでした(当社の非GAAPベースの税率22%を適用)。
2021年度通期のGAAPベースの希薄化後1株当たり利益は4.38ドル、非GAAPベースの希薄化後1株当たり利益は4.92ドルでした。ASU 2016-01で義務付けられた戦略投資の時価会計によるGAAPベースの希薄化後1株当たり利益への影響は1.75ドル(米国の税率25%を適用)、非GAAPベースの希薄化後1株当たり利益への影響は1.82ドルでした(当社の非GAAPベースの税率22%を適用)。
現金 – 第4四半期に事業活動がもたらした現金は21億7,000万ドル(前年比33%増)でした。第4四半期末における現金、現金同等物および有価証券の残高は119億7,000万ドルでした。2021年度通期に事業活動がもたらした現金は48億ドル(前年比11%増)でした。
成約済み繰延収益 – 成約済み繰延収益は、第4四半期末時点で約361億ドル(前年比17%増)でした。一年以内の成約済み繰延収益は、第4四半期末時点で約180億ドル(前年比20%増、為替変動の影響を除いた場合は18%増)でした。
セールスフォース・ドットコムは、2021年2月25日時点(米国時間)で、2022年度第1四半期のGAAPベースの1株当たり利益、非GAAPベースの1株当たり利益および一年以内の成約済み繰延収益についてのガイダンスを示しています。セールスフォース・ドットコムは、2021年2月25日時点(米国時間)で、2020年12月1日に示した2022年度第1四半期および2022年度通期の売上ガイダンスを引き上げています。また、2021年2月25日時点(米国時間)で、2022年度通期のオペレーティングキャッシュフロー、GAAPベースの1株当たり利益、非GAAPベースの1株当たり利益、GAAP営業利益率、非GAAP営業利益率のガイダンスを発表しています。
これらのガイダンスは、将来の利益あるいは損失を予測することが困難であるため、ASU 2016-01に基づいた戦略的投資ポートフォリオの価値に変化がないと想定しています。これに加え、以下のガイダンスはセールスフォース・ドットコムが現時点で入手可能な情報を反映させたGAAPベースの予測税率に基づいており、また、株式報酬による税務上の超過利益等の個々の税務項目を除外しています。GAAPベースの予測税率は将来の買収やその他の取引により変動する可能性があります。
(1) 2022年度通期の売上ガイダンスには、約6億ドル(パーチェス法による影響を考慮しないもの)のスラック・テクノロジーズの寄与分(第2四半期後半に買収のクロージングを想定)が含まれています。
以下は、2021年度通期のGAAP営業利益率のガイダンスを非GAAP営業利益率のガイダンスに調整したものです。
(1) GAAP営業利益率は、GAAPベースの売上に対するGAAP営業利益の割合です。非GAAP営業利益率は、GAAPベースの売上に対する非GAAP営業利益の割合です。
(2)上記の割合は、2022年度通期の売上ガイダンスの下限と上限の中央値を基準に算出しています。
次の表は、2022年度第1四半期および2022年度通期のGAAPベースの希薄化後1株当たり利益を、非GAAPベースの希薄化後1株当たり利益のガイダンスに調整したものです。
(1)セールスフォース・ドットコムのGAAPベースの税引当には、2021年4月30日までの3カ月間および2022年1月31日までの12カ月間については約130%の予測税率を使用しています。GAAPベースの予測税率は個々の税務項目、関連する税制改正法(Tax Cuts and Jobs Act)の条項、将来の買収やその他取引により変動する可能性があります。
(2)将来の利益あるいは損失を予測することが困難であるため、セールスフォース・ドットコムのGAAP、非GAAP希薄化後1株当たり利益(損失)の予測はASU 2016-01に基づいた戦略的投資ポートフォリオの価値に変化がないと想定しています。財務業績にプラスの影響を及ぼしてきた当社の投資ポートフォリオが将来的に従来とは異なる結果をもたらす可能性があり、特に、市価が大幅に変動する間に当社の戦略的投資ポートフォリオに含まれる株式上場企業が相当な影響を受ける可能性があります。セールスフォース・ドットコムの戦略的投資ポートフォリオから生じる将来の利益または損失による影響は、重大となる可能性があります。
(3)セールスフォース・ドットコムの非GAAPベースの税引当には、現時点入手可能な情報を反映した21.5%の長期予測税率を使用しており、変更される可能性があります。
非GAAPベースの財務指標に関する詳細は、以下の業績の認識および関連する説明をご覧下さい。
セールスフォース・ドットコムについて
セールスフォース・ドットコムは、顧客関係管理(CRM)のグローバルリーダーであり、デジタル時代において企業と顧客を近づけるお手伝いをしています。 1999年に設立されたセールスフォース・ドットコムは、あらゆる規模と業界の企業がクラウド、モバイル、ソーシャル、IoT、人工知能、音声、ブロックチェーンなどの強力なテクノロジーを活用し、360度で顧客と繋がるためのツールを提供します。セールスフォース・ドットコム(NYSE:CRM)の詳細については、www.salesforce.comをご覧ください。
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