【3/2開催】トルコ・シリア大地震 緊急チャリティ講演会、アレッポで被災した「小児がんの少年」の一家を追う
被災者が直面したリアル
凄まじい被害が明らかになってきたトルコ・シリア大地震。両国を合わせた死者の数は2月19日までに4万6000人以上(行方不明者は明らかになっていない)。すでに東日本大震災(約1万5900人)の3倍近い数字です。
こうした緊急事態を受け、ganasは3月2日(木)夜8時から、「トルコ・シリア大地震 緊急チャリティ講演会」をオンラインで開催します。
トルコ南部とシリア北部を襲った大地震が2月6日午前4時17分(現地時間)に起きて以降、大手メディアは連日、下のような記事を発信しています。
「死者数など被害の規模」
「どこの国がどんな支援をしているのか」
「支援の方法(トルコからシリアへの越境支援の拡大など)」
「甚大な被害を生んだ理由のひとつが多くの建物が耐震基準を満たしていなかったこと」
こういった“大きな情報”はとてつもなく重要です。しかしその半面、現地の被災者(生活者)のリアルな状況をもっと知りたいといった声がganasに寄せられてきました。
そこでganasは、シリアとかかわって29年(青年海外協力隊員として1994年にシリアに派遣されて以来!)と長く、いまはシリア支援団体チームベコの代表を務める佐藤真紀さん(60歳)に登壇をお願いしました。紛争前のシリア、紛争中のシリア、そして今回の大地震の被害についても知る日本では数少ない人物のひとりです。
チームベコは、シリア北部のアレッポに住む小児がん患者を支援する団体です。詳しくはこちら。
↓
シリア支援28年の佐藤真紀さん「僕が助けなければ、この小児がん患者は死んでいた」
https://www.ganas.or.jp/20220708teambeko/
チームベコが支援する小児がん患者のひとりがサラーハ少年。彼は家族と一緒に、今回の大地震の被災地のひとつアレッポに住んでいます。アレッポはまた、2011年から続くシリア紛争の激戦地のひとつ。今回の大地震で支援の手が届きにくいエリアです。そこでいま何が起きているのか、をサラーハ少年の一家を例に佐藤さんに語ってもらいます。サラーハ少年が見た大地震とは何か。
<佐藤さんのお話の主な内容>
・サラーハ少年の一家は無事だったのか?
・住まいや食事、寒さ、治療(サラーハ少年は小児がんを患っている)はどうなっているのか?
・盗難は多発しているのか?
・遺体はどうなっているのか?
・アレッポの子どもたちはどんな絵を描いたのか?
・アサド政権への経済制裁を米国が180日間に限って解除した影響はどうなのか?
・シリア側の被災地の勢力図(アサド政権、アルカイダ系の反体制派、トルコ政府が支援する反体制派、クルド勢力、アサド政権+クルド勢力など)は支援にどんな影響を及ぼしているのか?
・チームベコはどんな支援をしているのか?
・チームベコはどんな支援をしたいのか? そのためには何が必要なのか?
10年以上にわたって続く紛争で660万人以上の難民、670万人の国内避難民を出したシリア(数字はいずれも2022年末時点)。これに追い打ちをかけた今回の大地震。佐藤さんからは下のメッセージをいただきました。
「東日本大震災の時に感じた恐怖は、自分が何の役にも立たないのではないかという恐怖もありました。シリアの人達は、内戦と経済制裁が続く中での地震。皆が一丸となって助け合うことができるのか、私たちに何ができるのか考えて、少しでも行動に移していきたいと思っています」
トルコ・シリア大地震 緊急チャリティ講演会の収益(peatixから入金された金額)はすべて、シリアの被災地で支援活動するチームベコへ寄付します。生の話を聞くことが現地支援につながります。オンラインでの開催ですので、世界中のどこからでも参加可能。多くの皆さまのお越しをお待ちしています。
*トルコ・シリア大地震 緊急チャリティ講演会は、ganasが現在開講中の「グローバルライター講座」(次回は5~7月を予定しています)のアクティビティのひとつである「模擬記者会見」です。今回は特別に、受講者以外の方にも公開します。オブザーバーとしての参加となるため質問はできません。ご容赦ください。
■登壇者
佐藤真紀さん(Team Beko代表)
1961年、奈良県生まれ。早稲田大学卒。ブリヂストン、青年海外協力隊(イエメン、シリア)、国連ボランティア(パレスチナ)、日本国際ボランティアセンター(JVC)パレスチナ事務所代表などを経て、イラクの小児がん患者への支援に特化したNGO「JIM-NET」を2004年に設立。2019年には、シリアの小児がん患者を助けたり、伝統技術を生かした新商品の開発・販売を手がけたりする任意団体「Team Beko」を立ち上げる。多摩大学グローバルスタディズ学部の非常勤講師も務める。
■日時
3月2日(木)20時~22時30分
<タイムライン(予定)>
19:50 開場
20:00 開始
20:10 講演「地震が襲ったアレッポの現状」(Team Beko代表 佐藤真紀さん)
21:00 質疑応答
*申し訳ございませんが、オブザーバー参加の方は質問できません。
22:30 終了
■こんな方におススメ
・トルコ・シリア大地震の被災者(現地の生活者)がどういった事態に追い込まれているのかを具体的に知りたい
・日本の団体(チームベコ)がどんな支援をしているのか、どんなことを考えているのかを知りたい
・シリアとかかわって29年経つ日本人の話を聞きたい
・緊急援助、平和構築などについて学んでいる
・中東に関心がある
・国レベルの援助ではなく、個人レベルで取り組める“小さな援助”に興味がある
・援助・開発業界で仕事をしている(したい)ので、被災者のリアルの声を聞きたい
・JICA海外協力隊員としてこれから派遣されるので、OBの活動に関心がある
・将来は途上国の人たちを助ける仕事をしたい
・途上国に特化した非営利メディアganasに興味がある
■会場
オンライン(Zoomを使います)
*当日の午前中にZoomのURLをPeatixのアカウントあてにメッセージします。ご確認ください。
■定員
70人(先着順)
*定員に達した時点で締め切らせていただきます。
■参加費
・社会人:1500円
・学生:1000円
・ganasサポーターズクラブのパートナー/サポーター:無料
*オブザーバーとしての参加になりますので、質問はご遠慮ください(グローバルライター講座の受講者は記事を書きますので、「そのために必要な質問」を優先します)。
*キャンセルされても参加費は返金できません。ご了承ください。
*トルコ・シリア大地震 緊急チャリティ講演会の収益は100%、チームベコのシリア支援活動費として寄付します。
*ganasサポーターズクラブにまだ入っていらっしゃらない方はこの機会にどうぞ。途上国に特化した非営利メディアganasの活動を単にサポートしていただくだけでなく、さまざまな特典(お得に学べたり、途上国に関心がある人同士で交流したりも)もご用意しております。
■申し込み方法/締め切り
下のPeatixのページからお申し込みください。お申し込みはご入金をもって完了します。締切日は2月28日(火)。定員に達した時点で締め切らせていただきます。
https://20230221ganas-syria.peatix.com/view
■主催
特定非営利活動法人開発メディア(ganasの運営団体)
・ウェブサイト:https://www.ganas.or.jp
・フェイスブックページ:https://www.facebook.com/ganas.or.jp
・ライン:https://page.line.me/ganas
・ツイッター:https://twitter.com/devmedia_ganas
・インスタグラム:https://www.instagram.com/devmedia_ganas
・メール:devmedia.ganas@gmail.com
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像