【開催レポート】初!フリースクールキリンのとびら文化祭 演者も裏方も!子ども達がつくる舞台 保護者やサポーター約100人が見守る中、圧巻のパフォーマンス!
特定非営利活動法人キリンこども応援団(大阪府泉佐野市、代表 水取博隆)では、2025年2月24日(月・祝)にフリースクールキリンのとびらにとって初めての取り組みとなる、第1回「文化祭」を開催いたしました。

特定非営利活動法人キリンこども応援団は、安心できる居場所を通して子ども達が自らの希望を持ち未来に踏み出せるよう支援を行っており、こども食堂「キリンの家」・フリースクール「キリンのとびら」・オンラインフリースクール「clulu」などの居場所を運営しています。
2025年2月24日(月・祝)、フリースクールキリンのとびら「第1回 文化祭」を開催いたしました。
フリースクールキリンのとびらにとって、文化祭の開催は今回が初!
掲げたテーマは『~自分開放計画~』。
文化祭を通して、自分の“好き”や個性を表現しよう!
自分自身と向き合い、自らの個性に気付く機会にしよう!
そんな期待を込めて、本番までの準備に取り組んできました。
今回の見どころは、『子ども主体!子どもがつくる文化祭!』
プログラム中に大人は一切登場せず、舞台に上がる演者も、照明・音響などの裏方・総合演出まで子ども達自らが担当し、2時間半の公演をつくり上げていきます。
プログラムのオープニングを飾るのは、ヌンチャクと和太鼓の演目。
迫力あるヌンチャクの演技に、観客の皆さんも驚きの表情!。
司会進行や開会宣言を担当した小学生の子ども達も、スポットライトが当たり緊張するなかで、堂々と務めることができました。
開会宣言後、まず披露したのが、これまで子ども達がキリンのとびらで挑戦してきたさまざまな取り組みや体験事業を紹介するプレゼンテーションです。
ゲーム内でさまざまな構造物や世界を創ることができる人気ゲーム「MINECRAFT(マインクラフト)」で子ども達の大切な居場所である「キリンの家」を完成させたり、これまで数々のチャレンジを行ってきた体験事業「子どもカフェ お福wapi」、ついに3月から宿泊予約をスタートした高校生による「民泊compass」について、子ども達自らがプレゼンテーションを行いました。
スピーチ『つらいこともある。でもキリンがいい!』では、代表して中学2年生が不登校になった頃のこと、キリンのとびらとの出会い、現在キリンのとびらに通うなかで抱いている想いを発表し、会場の皆さまの心を打ちました。



プログラムのラストを飾るのは、演劇「百万年ピクニック」です。
舞台上で使用する大道具も、慣れない工具を使い子ども達自ら一生懸命に制作しました。
演劇の出演者は中学生で構成されていますが、照明・音響・衣装などの裏方には小学生も加わり、フリースクールキリンのとびらの小中学生みんなで力を合わせて作り上げるステージです。
難しいセリフ回しも多いストーリーを器用に演じていく子ども達に、会場全体が引き込まれます。
緊張のあまりセリフがどうしても出てこなかった場面も、他の子どもがアドリブでカバーするという姿に会場内で見守るスタッフも頼もしさを感じました。




<文化祭を終えた子ども達のコメント>
・不登校であることもあり、幼稚園ぶりの演劇でした。今まで自分を表現することや自分の意見を言うことがとても苦手でしたが、練習を重ねるなかで吹っ切れていく瞬間がありました。本番は緊張せずに思い切ってやれたし、本番後には「まだまだ出来る!」とも思いました。次回は、演劇のシナリオを自分達でつくってみたいです。
・前日にリハーサルの映像を見た時、思っていたより出来ていない…と感じて、本番ではその部分を特に気をつけて取り組みました。緊張しましたが、演技には緊張が出なかったと思うので、ホッとしています。一緒に頑張った仲間も、みんな生き生きしていたと感じました。
・たくさんのお客様を前に、舞台上で大きい声がしっかりと出て良かったです。両親には初め「本番には来ないで!」と伝えていましたが、練習していく中で「やっぱり来てほしい」と伝えました。文化祭を鑑賞しながら涙する両親を見て、来てもらって本当に良かったと思っています。
<文化祭を鑑賞した保護者のコメント>
・最後のカーテンコールで舞台に上がった子ども達は、全員が自信に満ちたキラキラの笑顔で、達成感と安堵感が観客席に伝わってきました。やり切ったんだなぁ、この日のために子ども達それぞれが頑張ってきたんだなぁと想像すると、本当に感動して涙があふれました。
・劇中の掛け合いは、動きと間合いが絶妙でした!たくさん練習したんだろうなぁと思うと、コミカルな笑える場面でも涙が出ました。また、紙芝居の呼び込みのシーンは、物語の出だしで誰もが緊張するシーンですが、本当に堂々としていて驚きました。効果音と照明のタイミングもぴったりでしたし、大道具や小道具も子ども達だけで作ったとは思えない出来だったので、まさに子ども達全員で作り上げたステージ!だと思います。
・人前に出ることや人が多い場所が苦手でしたが、たくさんの活躍の場を作っていただき、本番で自分の殻を破る姿を見て本当に誇らしく思いました。キリンの皆さんおかげで、子ども達が持っている力や可能性は無限大であると、私自身も教えてもらっています。スタッフの皆さんの深い愛情に支えられているんだなぁと心から感謝の気持ちでいっぱいです。



<代表水取のコメント>
キリンのとびらにとって“初”となる文化祭には、およそ100名のお客様にお越しいただき、サポーターの皆様をはじめ当団体を応援してくださっている方々に子ども達の一生懸命な姿をご覧いただくことができました。
私たちが活動していけるのも皆さまからいただくご支援があるからこそです。
今回の文化祭を終え、フリースクールで過ごす子ども達の表情はまた明るくなり、気持ちも前向きになっています。
不登校の子ども達にとって、人前に出ることや舞台で自分を表現することはとても勇気のいることですが、2か月間の準備期間の中で、少しずつ自分と向き合い少しずつ自信をつけていたからこそ、今回の本番“大成功”が実ったのだと実感しています。


実施概要
イベント名:フリースクールキリンのとびら 第1回「文化祭」
日時:2025年2月24日(月・祝) 12:40~15:10
場所:エブノ泉の森ホール マルチスペース(〒598-0005 大阪府泉佐野市市場東1丁目2-1)
出演者:フリースクールキリンのとびら(本校・まちば校)に通う小中高生
プログラム:
①オープニング(ヌンチャクと和太鼓による演出)
②開会宣言
③キリンのとびら活動発表
【スピーチ:つらいこともある、でもキリンがいい】
【MINECRAFT(マインクラフト)で作る子ども第三の居場所】
【お福wapi(まちばのカフェ事業 wapi体験の舞台裏)】
③民泊事業発表
【働くとは?民泊 挑戦の連続】
④演劇「百万年ピクニック」
⑤カーテンコール・エンディング

★近日中に公式ホームページにて文化祭当日の様子を映像で公開いたします!ぜひご覧ください!
■特定非営利活動法人 キリンこども応援団について
キリンこども応援団は、大阪府泉佐野市において、子ども第三の居場所(コミュニティモデル)「キリンの家」を運営しています。キリンの家は、小学校低学年~高校生の子どもを対象として、課題を抱えた子ども一人ひとりに寄り添った支援を行う居場所です。こども食堂やフリースクール、フードバンク事業(フードバンク泉佐野)などを展開し、子ども達が子どもらしくいられる居場所です。キリンこども応援団は日本財団の助成を受けて運営しています。

■法人概要
法人名:特定非営利活動法人キリンこども応援団
代 表:代表理事 水取博隆
設 立:令和3年10月26日
事 業:子ども食堂事業(こども食堂キリンの家)、フリースクール事業(フリースクールキリンのとびら、オンラインフリースクールclulu)、フードバンク事業(フードバンク泉佐野)、パントリー(食材配布)事業等
※キリンの家は、日本財団「子ども第三の居場所」の助成を受けて運営しています
住 所:〒598-0055 大阪府泉佐野市若宮町9番3号
■「子ども第三の居場所」とは
「子ども第三の居場所」は、すべての子どもたちが将来の自立に向けて生き抜く力を育むことを目的として、日本財団が中心となって2016年より全国に開設しています。「子ども第三の居場所」では、特にひとり親世帯や親の共働きによる孤立や孤食、発達の特性による学習や生活上の困難、経済的理由による機会の喪失など、各々の置かれている状況により困難に直面している子どもたちを対象に放課後の居場所を提供し、食事、学習習慣・生活習慣の定着、体験機会を提供しています。同時に、学校や地域、専門機関と連携し、「誰一人取り残されない地域子育てコミュニティ」のハブとしての機能を担っていきます。現在全国に243ヵ所設置されています。(2024年12月末時点)
https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/child-third-place

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