奈良市新クリーンセンター建設候補地区を絞り込み
近隣5市町での建設をめざす
●奈良市では、環境済美工場が稼働開始から30年以上経過し、新クリーンセンターの建設計画を進めている。
●これまでは市単独での建設を計画していたが、県北部の近隣5市町での新クリーンセンターの建設をめざし、広域化新施設として、建設候補地を七条地区に絞り込む。
●今後は地元自治会・地権者交渉を経て、建設候補地を確定した後、事業着手から施設完成まで約10年の見込み。
●これまでは市単独での建設を計画していたが、県北部の近隣5市町での新クリーンセンターの建設をめざし、広域化新施設として、建設候補地を七条地区に絞り込む。
●今後は地元自治会・地権者交渉を経て、建設候補地を確定した後、事業着手から施設完成まで約10年の見込み。
現在の奈良市環境清美工場は、稼働開始してからすでに30年以上が経過し、老朽化が著しく、部分的に改修しながら稼働を維持していますが、このまま安定して稼働し続けることが厳しい状況になっています。
これまでは、市単独での建設を考えていましたが、県北部地域でのごみ処理の広域化を視野に入れて、近隣5市町(奈良市・大和郡山市・生駒市・平群町・斑鳩町)で新クリーンセンターの建設を目指しています。
今後は、広域化新施設の建設候補地を七条地区に絞り込み、周辺住民の皆様のご理解をいただく取組みとともに、地権者の方々にご理解・ご協力をいただくアプローチを進めてまいります。
5市町合同勉強会で検討した建設候補地選定の考え方
- 幹線道路に近接していること等ごみ搬入にあたっての交通結節がよい場所であること。
- 大規模な造成工事を必要としない平坦地で、市街地から離隔し、土地利用上の制限を極力受けないこと。電力、上下水道等インフラが整備されていること。
- 収集運搬コスト面からも施設周辺の地理的条件や人口重心等を考慮すること。
- 参加市町のごみ処理の負担と責任の公平性や住民理解を十分に考慮する必要がある。
1 新クリーンセンターのあり方
従来のごみ処理施設の負のイメージを払拭したエネルギーセンターとして、環境面での心配がなく、地域に新たな価値を生み出す、まちづくりの中核施設として貢献できるものにしたいと考えている。
2 広域化による効果
- 建設費と維持費の縮減
- 排ガス処理の高度化により環境負担の軽減
- ごみ発電等のエネルギー回収の効率化
3 各市町の状況
各市町とも広域化の意義や必要性は共有しているが、基幹改修工事や小規模延命化工事を各市町それぞれの事情で実施しているため、施設更新時期に相違がある状況である。
4 今後のスケジュール予定
地元自治会・地権者交渉を経て、建設候補地を確定した後、事業着手から施設完成まで約10年を見込む。
(環境アセスメントに約4年、都市計画決定・用地取得・事業者選定・発掘等に約2年、造成・施設設計・建設工事等に約4年)
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