「命によりそうゲートキーパーを地域に増やそう」普及啓発サポーター制度を立ち上げ【柏市】
柏市ではゲートキーパーの普及活動の一環として、実践的な研修を受けた方がゲートキーパーの啓発活動を行うサポーター制度「フキューズ」を立ち上げました。このサポーター制度は全国に先駆けた取り組みです。
「フキューズ」は、柏市が主催するゲートキーパー養成研修を修了された方を登録対象とし、ゲートキーパーを地域に普及することを目的に活動しています。
ぜひあなたも、柏市でゲートキーパーになりませんか?
■自殺予防に効果的なゲートキーパー
ゲートキーパーとは、自殺の危険に「気づき」「声をかけ」「話を聴く」「支援につなぐ」「見守る」といった5つの役割を持つ人のことです。ゲートキーパーは資格や職業ではなく、誰もがなることができます。
悩んでいても相談しない・できない人が少なくありません。そのため、専門職の相談員だけでなく、身近な市民が小さな異変に気づいて声をかけるなどの対応が、悩んでいる人の早期発見と早期対応につながると期待されています。
政府も指針として、ゲートキーパーについて国民の3人に1人以上が認知することを目指していますが、まだまだそれは達成されていません。
ゲートキーパーの普及啓発は課題の一つです。
柏市では、年5回程度のゲートキーパー養成研修を開催しており、毎回30名から80名程度が受講しています。
■普及啓発サポーター「フキューズ」
養成研修の受講者から「学びを活かす機会が欲しい」という要望があり、それを受けて柏市が「フキューズ」を立ち上げました。
「フキューズ」の名称には、共にゲートキーパーを普及(フキュー)していこうとする想いが込められています。
サポーター活動を希望する方の中には、相談活動を行っている方や自殺未遂などの当事者体験を持つ方もいます。それぞれの想いや経験が、今後の活動で活かされることが期待されています。
啓発活動を通じて、ゲートキーパーの認知度を向上させるだけでなく、養成研修への参加者を増やすことも目指しています。
また、フキューズメンバー同士による意見交換会を実施し、様々な立場からの意見を柏市や関係機関に共有していく予定です。
お問い合わせ先
柏市福祉部福祉政策課
電話:04-7167-1131
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