フィリピン共和国ミンダナオ島カラガ地域での風力発電開発事業 環境省公募事業における共同提案採択のお知らせ
自然電力株式会社(代表取締役:磯野謙、川戸健司、長谷川雅也、以下「自然電力」)が共同事業者として参画している国際コンソーシアム(Caraga Wind Project Consortium)は、環境省の公募事業「2019年度(平成31年度)から2021年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(二国間クレジット制度資金支援事業のうち設備補助事業)」に採択されましたので、お知らせいたします。本採択を受け、フィリピン共和国ミンダナオ島カラガ地域において約33MWの風力発電所開発(以下、「本プロジェクト」)を進めてまいります。
フィリピン共和国(以下、「比国」)では、他の東南アジア諸国と比較しても高い経済成長を背景に国内の電力需要が拡大しています。本事業の対象地であるミンダナオ島カラガ地域は、ブトゥアン市を中心に人口が増加している地域である一方、地域内の発電施設が極めて少なく、現状のピーク時電力需要(250~300MW)を満たすために必要な電力のほとんどは、他地域の石炭火力発電所から長距離送電して賄われています。これにより、送電に伴うコストが追加された高価な電力を調達せざるを得ない状況にあります。
本プロジェクトでは、比国ミンダナオ島カラガ地域において、4.2 MW級の風車タービンを8基設置し、合計で約33 MWの風力発電所を建設いたします。発電した電気は地域電力を所管する北アグサン州電力組合を買取者として売電する予定です。想定年間発電量は約 77 GWh/年を見込んでおり、CO2排出量を年間35,350 t-CO2/年 削減しながら(*1)、地域リソース由来のベースロード電源としてカラガ地域の経済発展に寄与することが期待されます。
本公募事業は、カラガ地域にて各種再生可能エネルギー事業に長く携わっている株式会社長大(代表取締役社長:永冶泰司、以下「長大」)を代表事業者として、共同事業者の自然電力、エクイパルコ・コンストラクション社(EPCC)、エクイパルコ・ホールディングス社(EPHC)、事業SPCのカラガ・ウィンド・エナジー社(CWEC)による国際コンソーシアムによって進めてまいります。なお、CWECは長大、自然電力、EPHC、ツインピーク・ハイドロ・リソーシス社(THRC)によって構成されています。
なお、本プロジェクトは、経済産業省による支援により行った2つの公募事業による初期フィジビリティスタディ(*2)に加え、2年にわたる風況観測・風況シミュレーション等にて事業性を検証した結果、今回の立地予定地域は年平均で約7.1m/sという良好な風況であり、実現可能であることが確認されました。
自然電力は「青い地球を未来につなぐ」ことを自らのPURPOSE(存在意義)として掲げ、より多くの人々が地球上で幸せに暮らし続けるために、世界中で自然エネルギー発電所をつくり安全で持続可能な電気が使われる暮らしを広げていくことを目指しています。今後も各地のパートナーと協業しながら、高品質かつ地域に根差した自然エネルギー発電所の開発・建設・運営・保守を通じて、“自然エネルギー100%の世界”の実現を加速させてまいります。
■ 本プロジェクト概要
【参考】
*1 本プロジェクトの排出削減量算定は、「2019年度(平成31年度)から2021年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(二国間クレジット制度資金支援事業のうち設備補助事業公募要領)」(公益財団法人 地球環境センター)P.28 別表5に従い、0.459t-CO2/MWhを基に算出しています。
http://gec.jp/jcm/jp/kobo/mp190405/
*2
・2016年度「質の高いエネルギー・インフラシステム海外展開促進事業(比国ミンダナオ島カラガ地域における風力発電事業調査)」および2017年度「平成28年度エネルギー使用合理化設備導入促進等対策費補助金質の高いエネルギーインフラ詳細事業実施可能性調査事業 フィリピン共和国:電力分野における事業実施可能性調査(ミンダナオ島カラガ地域における風力発電事業調査 )」
関連プレスリリース:2016年9月16日付けプレスリリース「フィリピン共和国ミンダナオ島カラガ地域での風力発電事業調査を開始 経済産業省公募事業における共同提案採択・契約締結のお知らせ」https://www.shizenenergy.net/2016/09/16/started-a-wind-power-generation-survey-in-mindanao-philippines-for-joint-proposal-and-conclusion-of-a-contract-with-meti/
【共同事業者概要】
■オウンドメディア「HATCH」公開中!~青い地球を未来につなぐため、今、わたしたちにできること。~
https://shizen-hatch.net/
フィリピン共和国(以下、「比国」)では、他の東南アジア諸国と比較しても高い経済成長を背景に国内の電力需要が拡大しています。本事業の対象地であるミンダナオ島カラガ地域は、ブトゥアン市を中心に人口が増加している地域である一方、地域内の発電施設が極めて少なく、現状のピーク時電力需要(250~300MW)を満たすために必要な電力のほとんどは、他地域の石炭火力発電所から長距離送電して賄われています。これにより、送電に伴うコストが追加された高価な電力を調達せざるを得ない状況にあります。
本プロジェクトでは、比国ミンダナオ島カラガ地域において、4.2 MW級の風車タービンを8基設置し、合計で約33 MWの風力発電所を建設いたします。発電した電気は地域電力を所管する北アグサン州電力組合を買取者として売電する予定です。想定年間発電量は約 77 GWh/年を見込んでおり、CO2排出量を年間35,350 t-CO2/年 削減しながら(*1)、地域リソース由来のベースロード電源としてカラガ地域の経済発展に寄与することが期待されます。
本公募事業は、カラガ地域にて各種再生可能エネルギー事業に長く携わっている株式会社長大(代表取締役社長:永冶泰司、以下「長大」)を代表事業者として、共同事業者の自然電力、エクイパルコ・コンストラクション社(EPCC)、エクイパルコ・ホールディングス社(EPHC)、事業SPCのカラガ・ウィンド・エナジー社(CWEC)による国際コンソーシアムによって進めてまいります。なお、CWECは長大、自然電力、EPHC、ツインピーク・ハイドロ・リソーシス社(THRC)によって構成されています。
なお、本プロジェクトは、経済産業省による支援により行った2つの公募事業による初期フィジビリティスタディ(*2)に加え、2年にわたる風況観測・風況シミュレーション等にて事業性を検証した結果、今回の立地予定地域は年平均で約7.1m/sという良好な風況であり、実現可能であることが確認されました。
事業計画全体としては150MWの規模を想定しつつ、その第1フェーズである本プロジェクトにて33MWを開発し、今後は設置に向けた詳細な設計および機器選定を進めます。自然電力は日本で風力発電所を建設した実績から得た技術ノウハウを元に、パートナー企業とともに計画・設計・施工監理・維持管理等、一貫した技術的マネジメントを行います。
自然電力は「青い地球を未来につなぐ」ことを自らのPURPOSE(存在意義)として掲げ、より多くの人々が地球上で幸せに暮らし続けるために、世界中で自然エネルギー発電所をつくり安全で持続可能な電気が使われる暮らしを広げていくことを目指しています。今後も各地のパートナーと協業しながら、高品質かつ地域に根差した自然エネルギー発電所の開発・建設・運営・保守を通じて、“自然エネルギー100%の世界”の実現を加速させてまいります。
■ 本プロジェクト概要
- 立地地域 フィリピン共和国ミンダナオ島カラガ地域
- 事業名 ミンダナオ島カラガ地域 33 MW 風力発電プロジェクト
- 定格出力 約33MW(4.2 MW級 風車タービン8基)
【参考】
*1 本プロジェクトの排出削減量算定は、「2019年度(平成31年度)から2021年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(二国間クレジット制度資金支援事業のうち設備補助事業公募要領)」(公益財団法人 地球環境センター)P.28 別表5に従い、0.459t-CO2/MWhを基に算出しています。
http://gec.jp/jcm/jp/kobo/mp190405/
*2
・2016年度「質の高いエネルギー・インフラシステム海外展開促進事業(比国ミンダナオ島カラガ地域における風力発電事業調査)」および2017年度「平成28年度エネルギー使用合理化設備導入促進等対策費補助金質の高いエネルギーインフラ詳細事業実施可能性調査事業 フィリピン共和国:電力分野における事業実施可能性調査(ミンダナオ島カラガ地域における風力発電事業調査 )」
関連プレスリリース:2016年9月16日付けプレスリリース「フィリピン共和国ミンダナオ島カラガ地域での風力発電事業調査を開始 経済産業省公募事業における共同提案採択・契約締結のお知らせ」https://www.shizenenergy.net/2016/09/16/started-a-wind-power-generation-survey-in-mindanao-philippines-for-joint-proposal-and-conclusion-of-a-contract-with-meti/
【共同事業者概要】
- 株式会社長大
- 事業内容: コンサルタント事業、サービスプロバイダ事業、プロダクツ事業
- 本社:東京都中央区日本橋蛎殻町一丁目20番4号
- 代表者:永冶泰司 代表取締役社長
- URL:https://www.chodai.co.jp/
- エクイパルコ・コンストラクション社(Equi-Parco Construction Company(EPCC))
- 事業内容:建設事業
- 本社:フィリピン共和国 ミンダナオ島 北アグサン州 ブトゥアン市
- 代表者:ルーベン・ハビエール CEO
- URL:http://equi-parco.com/
- エクイパルコ・ホールディングス社(Equi-Parco Holding Corporation(EPHC))
- 事業内容: 事業マネジメント・インフラ事業投資
- 本社:フィリピン共和国 ミンダナオ島 北アグサン州 ブトゥアン市
- 代表者:ガブリエラ・カルマ・チャン 代表
- ツインピーク・ハイドロ・リソーシス社(Twinpeak Hydro Resources Corporation(THRC))
- 事業内容:事業マネジメント・インフラ事業投資(本プロジェクトの特別目的会社)
- 本社:フィリピン共和国 ミンダナオ島 北アグサン州 ブトゥアン市
- 代表者:ジョセフ・アルジュ 社長 / 高野元秀 会長
- カラガ・ウィンド・エナジー社(Caraga Wind Energy Corporation(CWEC))
- 事業内容: 電力業(本プロジェクトの特別目的会社)
- 本社:フィリピン共和国 ミンダナオ島 北アグサン州 ブトゥアン市
- 代表者:ジーナ・サブエロ 代表
- 自然電力株式会社
- 事業内容: 国内で風力発電事業(佐賀県唐津市、福岡県北九州市)を運営、太陽光・小水力等の発電所の発電事業、事業開発・資金調達、アセットマネジメント、個人・法人向け電力小売事業等
- 本社:福岡県福岡市中央区荒戸1-1-6 福岡大濠ビル3F/6F
- 代表者:磯野謙、川戸健司、長谷川雅也 代表取締役
- URL:http://www.shizenenergy.net
■オウンドメディア「HATCH」公開中!~青い地球を未来につなぐため、今、わたしたちにできること。~
https://shizen-hatch.net/
- 【インタビュー前編】“aeru電気”が始まります|『育む』という哲学 https://shizen-hatch.net/2020/04/29/interview_aeru_01/
- 廃棄物削減と循環型社会を目指す ごみ分別の重要性 100% https://shizen-hatch.net/2020/04/28/garbage_separation/
- 最大の受け手を失った日本の廃プラスチック、どう対処するべきか https://shizen-hatch.net/2020/04/27/japan_wasteplastic/
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