ACCESS、スタンプを押すだけで介護記録が自動生成できる、介護業務支援システム「ケアリス(TM)」を開発、提供開始
―IT化により、介護現場の働き方改革を推進―
【開発背景】
現在介護業界では、恒常的な人手不足に悩まされています。介護職員は、介護保険請求を提出するために、日々の記録を紙や介護記録ソフトを活用して作成しています。しかし、この作成方法が煩雑であり、一か月のうち約15%※もの時間を割いているといわれています。本質的な介護サービスに充てる介護職員の時間が奪われているだけでなく、こうしたソフトの導入や保守管理には高額な費用が掛ることから、介護事業者の経営状況をも圧迫している状況にあります。
こうした背景を受けて、ACCESSは、従来は感情の表現手法として使われているチャットのスタンプ機能を、介護におけるルーティン業務を記録するロギングシステムとして応用することにより、誰にでも簡単に介護履歴が作成でき、かつ低コストの新しいコンセプトの業務支援システムを開発しました。ACCESSは、「ケアリス」により介護現場の働き方改革を推進し、業界の抱える課題を共に解決してまいります。
【製品概要】
「ケアリス」は、豊富な市場実績を誇るACCESSのビジネス向けチャットサービス「Linkit®(リンクイット)」をベースに開発しており、スマートフォンやタブレットを用いてチャットのスタンプを押す要領で、活動履歴を簡単に自動生成する仕組みを提供します。介護職員は、入浴・食事といった介護作業に対して、その場で専用スタンプを押すだけで、リアルタイムに日時、担当者、介護者、介護作業といったデータがクラウドに送信され、介護記録書が生成されます。
また、スタンプや文字のみで伝えることが難しい要介護者の日々の表情なども音声・画像・動画で簡単に記録し、共有することが可能です。ケアリスを活用することにより、要介護者、家族と介護職員間のコミュニケーションをより豊かに、かつ簡単・迅速にし、介護現場の業務効率向上やサービスの質の向上を支援します。
さらに、将来的にクラウドに蓄積されたデータを分析することにより、介護内容を分析し、必要なサービスをプロアクティブに提供することも可能です。
「ケアリス」ロゴ
■主な特長
1)チャット形式でスタンプを押すだけで、簡単に介護作業を記録
2)個人のケアプランに対応したチャットスタンプを表示可能。(作業忘れ防止)
3)音声・画像・動画での記録が可能
使い慣れたチャットの要領でメッセージ、画像、音声、動画を送受信
4)自動生成される介護記録は、HTMLで生成されるためフォーマット変更が簡単
訪問介護記録票のサンプル画面
※フォーマットは各事業者のニーズによりカスタマイズ対応します。
5)資料の送受信が可能(Microsoft Excel、 Microsoft Word、 Microsoft PowerPoint、PDF)
6)高いセキュリティ(金融機関でも採用される256bit SSLで通信を暗号化)
【今後の展開】
今後ACCESSは、スタンプを用いた作業記録システムを、保守・メンテンナスを必要としている各種業界のルーティン業務の効率化やサービス向上といった分野にも拡販していく予定です。
※当社および当社パートナー企業様による調べ。
■株式会社ACCESSについて
ACCESS(東証マザーズ:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、家電、自動車、放送、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績15億台を超えるモバイルソフトウェアおよび300社以上の通信機器メーカーへの採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける開発力・ノウハウを活かし、現在、組込とクラウド技術を融合したIoTソリューションの開発・事業化に注力しています。アジア、米国、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。
http://jp.access-company.com/
※ACCESS、ACCESSロゴ、ケアリス、Linkitは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。
※その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。
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