有名な昔話の主人公は男の子ばかり!? あえて“女の子が主人公”の昔話だけを集めた絵本シリーズ刊行開始

本屋大賞ノミネート作家、中脇初枝による再話「女の子の昔話えほん」シリーズ、2022年1月刊行開始!

偕成社

株式会社偕成社(出版社 本社:東京都新宿区 代表取締役社長:今村正樹)は、中脇初枝が再話した「女の子の昔話えほん」シリーズ(全6巻)を2022年1月より刊行いたします。

 

5巻目までのラインナップ5巻目までのラインナップ

  • 民俗学を学んだ中脇初枝さんが、日本と世界から集めた、女の子が主人公の昔話絵本シリーズ

昔話ときいて、あなたが思い浮かべる主人公は、桃太郎、浦島太郎のような男性が多いのではないでしょうか。女性が主人公の場合も、ひかえめでおとなしい女性ではないでしょうか。絵本になるのはそういう昔話が多いのですが、語りつたえられてきた昔話はもっと豊かで、へこたれずに自分なりの幸せをつかむ、いろんな女性たちが登場します。これまで知られてこなかった、そんな主人公がでてくる昔話を厳選し、あえて“女の子”にスポットをあてたシリーズです。

著者は、映画化もされた『きみはいい子』(2013年 本屋大賞第4位、第28回坪田譲治文学賞受賞)、『世界の果てのこどもたち』(2016年本屋大賞第3位)など、話題作を次々世に送り出している注目の作家、中脇初枝さん。実は、小学校6年生のときに柳田國男の『遠野物語』を読んで以来、民俗学に夢中になり、筑波大学では民俗学を専攻、昔話を各地で聞きとり、再話し、語ってきました。 本シリーズは、中脇さんが、日本にくわえて、世界の昔話から集めた女の子が主人公のお話で構成されています。

  • 1月〜3月刊行の5作

ちからもちのおかね(22年1月刊行)ちからもちのおかね(22年1月刊行)

 

1月に刊行する第1弾は『ちからもちのおかね』(伊野孝行 絵)。高知県で育った中脇さんが思い入れのある、高知の昔話です。おかねは、とっても力持ちの女の子。大きな相撲取りをたったの3歳で追いはらい、大きくなると殿さまにも認められるほどになりました。やがて、腕利きの猟師になると、天狗や化け物を相手に大活躍!
 

わたしがテピンギー(22年1月刊行)わたしがテピンギー(22年1月刊行)

 


 

マーヤのさるたいじ(22年2月刊行)マーヤのさるたいじ(22年2月刊行)

 

2月に刊行するのは、奄美諸島の沖永良部島に伝わる『マーヤのさるたいじ』(唐木みゆ 絵)。川で拾った桃の種から、大きな桃の木を育てたマーヤですが、ずるい猿にだまされて、おいしい桃を盗られてしまいます。マーヤは怒って、おにぎりをつくり、猿退治にでかけます。途中で出会った仲間とともに、猿をこらしめることはできるでしょうか。へこたれない女の子が主人公! 「さるかに合戦」と「桃太郎」を1つにしたような昔話。
 

花をさかせたがらない小さなキャベツ(22年2月刊行)花をさかせたがらない小さなキャベツ(22年2月刊行)

 

2月に刊行の第4弾は、『花をさかせたがらない小さなキャベツ』(うえのあお 絵)はフランスに伝わる昔話。お母さんが女の子にキャベツの水やりをお願いしますが、断られてしまい……今度は子犬や小枝、火や水と、いろいろなものに、たのみにいきます。最後にでてくるのは、なんと……!? 状況がエスカレートしていく様がたのしい「だんだん話」の昔話が絵本になりました。

つづいて、3月にはおだんごを追いかけて鬼の家にいった女の子の昔話を布絵と刺繍で描いた『おだんごころころ』(MICAO 絵)が刊行予定です。
 

おだんごころころ(22年3月刊行予定)おだんごころころ(22年3月刊行予定)

 

これまでなぜか取り上げられることが少なかった、けれども昔話のなかに語り継がれてきた多様な「女の子」を新たな形でよみがえらせる本シリーズ、ぜひご注目下さい。
 

  • 原画展情報

『わたしがテピンギー』原画展
会期:2022年1月19日〜31日
会場:ブックハウスカフェ
住所:〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2丁目5−3 北沢ビル 1階

『おだんごころころ』原画展
会期:2022年2月10日〜19日
会場:ギャラリーハウスMAYA
住所:〒107-0061 東京都港区北青山2丁目10−26
 

  • 著者紹介
中脇初枝
徳島県に生まれ高知県で育つ。高校在学中に坊っちゃん文学賞を受賞。筑波大学で民俗学を学ぶ。創作とともに、昔話を再話し、語る。昔話集に『女の子の昔話 日本につたわるとっておきのおはなし』『ちゃあちゃんのむかしばなし』(産経児童出版文化賞JR賞)、絵本に「女の子の昔話えほん」シリーズ、『つるかめつるかめ』など。小説に『きみはいい子』(坪田譲治文学賞)『わたしをみつけて』『世界の果てのこどもたち』『神の島のこどもたち』などがある
 
  • 書籍詳細

 

ちからもちのおかね(22年1月刊行)ちからもちのおかね(22年1月刊行)

書名:『ちからもちのおかね』
再話:中脇初枝
絵:伊野孝行
定価:1,870円(税込)
対象:4歳から
サイズ:29cm×24cm
ページ数:32ページ
ISBN コード:978-4-03-960410-1
発売時期:2022年1月31日

◎偕成社HP書誌情報:
https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784039604101
 

 

 

わたしがテピンギー(22年1月刊行)わたしがテピンギー(22年1月刊行)

書名:『わたしがテピンギー』
再話:中脇初枝
絵:あずみ虫
定価:1,870円(税込)
対象:4歳から
サイズ:29cm×24cm
ページ数:32ページ
ISBN コード:978-4-03-960420-0
発売時期:2022年1月31日

◎偕成社HP書誌情報:
https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784039604200
 

 

マーヤのさるたいじ(22年2月刊行)マーヤのさるたいじ(22年2月刊行)

書名:『マーヤのさるたいじ』
再話:中脇初枝
絵:唐木みゆ
定価:1,870円(税込)
対象:4歳から
サイズ:29cm×24cm
ページ数:32ページ
ISBN コード:978-4-03-960430-9
発売時期:2022年2月26日

◎偕成社HP書誌情報:
https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784039604309

 

 

 

花をさかせたがらない小さなキャベツ(22年2月刊行)花をさかせたがらない小さなキャベツ(22年2月刊行)

書名:『花をさかせたがらない小さなキャベツ』
再話:中脇初枝
絵:うえのあお
定価:1,870円(税込)
対象:4歳から
サイズ:29cm×24cm
ページ数:32ページ
ISBN コード:978-4-03-960440-8
発売時期:2022年2月26日

◎偕成社HP書誌情報:
https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784039604408

 

おだんごころころ(22年3月刊行予定)おだんごころころ(22年3月刊行予定)

書名:『おだんごころころ』
再話:中脇初枝
絵:MICAO
定価:1,870円(税込)
対象:4歳から
サイズ:29cm×24cm
ページ数:32ページ
ISBN コード:978-4-03-960450-7
発売時期:2022年3月3日

◎偕成社HP書誌情報:
https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784039604507

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会社概要

株式会社 偕成社

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URL
http://www.kaiseisha.co.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区市谷砂土原町3-5
電話番号
03-3260-3221
代表者名
今村 正樹
上場
未上場
資本金
6500万円
設立
1936年11月