『第1回サステナブルガストロノミーアワード』受賞団体を発表フード・アグリ両分野でスタートアップを含む計6団体を表彰
「フード(2.10)の日」に“持続可能な食文化”の実装を評価

東京都のスタートアップ支援施策である「TIB CATAPULT」事業に参画し、生産から消費までを捉えたフード・アグリテック領域で組成するイノベーションクラスター「Sustainable AgriTech & FoodTechクラスター(以下、SA&Fクラスター)」は、持続可能な食文化「サステナブルガストロノミー」の実践を評価する『第1回サステナブルガストロノミーアワード』の受賞団体を発表しました。
本アワードは、サステナブルガストロノミーを理念や一過性の取り組みにとどめるのではなく、事業や社会の中で継続的に実装してきた団体の実践に光を当てることを目的に、今回初めて開催されたものです。
審査にあたっては、特定のプロジェクトや一時的な成果ではなく、組織としてサステナブルガストロノミーに継続的に向き合ってきた姿勢や実践を重視しました。
「新規性」「社会へのインパクト」「食文化への貢献度」の3つの観点から、食・農・ガストロノミー領域において、研究、事業、現場、政策など多様な分野で活動する有識者により、多角的な視点で審査を行っています。
サステナブルガストロノミー大賞は、フード部門およびアグリ部門の審査結果をもとに、総合的に最も高い評価を得た団体として選出されました。
■受賞団体一覧
本アワードでは、サステナブルガストロノミーの実践を多様な立場やアプローチから捉えるため、各賞につき、企業・団体とスタートアップ(イノベーター)の計2団体を選出しています。
【サステナブルガストロノミー大賞】
・不二製油株式会社
・株式会社TOWING(イノベーター)
【アグリ部門】
・株式会社ユーグレナ
・Green Carbon株式会社(イノベーター)
【フード部門】
・明治ホールディングス株式会社
・合同会社シーベジタブル(イノベーター)
■SA&Fクラスターにおける企業×スタートアップ共創事例「アップサイクルビール」の新商品発表
当日の発表会では、Sustainable AgriTech & FoodTechクラスターにおけるスタートアップと企業の共創事例として、「Beer the First」によるアップサイクルビールの新商品を発表しました。
今回発表したのは、株式会社 明治の乳素材を活用した「WHITE BREW(ホワイトブリュー)」と、尾西食品株式会社のアルファ米の端材を使用した「RICE ALE(ライスエール)」の2商品です。いずれも、味わいと原料背景にあるストーリーの両立を目指して開発された、サステナブルなクラフトビールです。

食品メーカーとの協業により、これまで十分に活用されてこなかった乳素材やアルファ米の端材といった原料をクラフトビールへとアップサイクルすることで、未利用資源の有効活用や資源循環の可能性を広げる取り組みを実践しました。
本商品では、環境配慮や資源循環といった社会的意義を前面に打ち出すだけでなく、まずは“一杯のビールとして純粋に楽しんでもらうこと”を重視しています。その体験をきっかけに、原料や製造背景への関心が自然と広がっていく、循環型のコミュニケーションを目指しています。

未利用資源の活用を通じて、サステナブルガストロノミーの考え方を実際のプロダクトとして社会に実装した事例として、本取り組みを示すことができました。
■『第1回サステナブルガストロノミーアワード』について
・国連でも推進される新たな食の概念「サステナブルガストロノミー」とは
サステナブルガストロノミーとは、環境・社会・文化に配慮しながら、次世代へと受け継がれていく持続可能な食文化を指す考え方です。国連でもSDGs達成に向けた重要な取り組みとして位置づけられており、食材の生産・流通・調理・消費に至るまで、食を取り巻くさまざまなプロセスの中で、天然資源や生態系への配慮、トレーサビリティ、フードロス削減や地域資源の活用、食文化の継承といった視点が重視されています。
本アワードでは、こうした考え方を実際に行動に移している取り組みに光を当て、成果の大小だけでなく、その背景にある思想やプロセスまで含めて評価・可視化することで、サステナブルガストロノミーを社会に広げていくことを目指しています。
・『第1回サステナブルガストロノミーアワード』審査員紹介
本アワードでは、持続可能な食・農・ガストロノミー領域において、社会的価値と事業性の両立に挑戦する企業・団体・スタートアップの取り組みを評価します。審査にあたっては、成果や規模の大小のみならず、取り組みに至った背景や思想、社会や未来へのつながりといった観点も重視しています。
審査員には、食・農・ガストロノミー分野をはじめ、ビジネスやイノベーションの観点を持ち、多様な分野で第一線に立つ有識者を迎え、専門性と実践知の両面から審査を行いました。
審査員(五十音順/敬称略):
早稲田大学ビジネススクール 教授 入山章栄、株式会社UnlocX 取締役 岡田 亜希子、元朝日新聞記者・農政ジャーナリスト 佐藤 泰、日本プロ農業総合支援機構 常務理事兼事務局長 玉井比佐夫、国際ガストロノミー学会 日本代表・株式会社フードロスバンク 代表取締役社長 山田 早輝子
■主催:サステナブルガストロノミーの社会実装を推進する「Sustainable AgriTech & FoodTechクラスター」
SA&Fクラスターは、東京都のスタートアップ戦略「TIB CATAPULT」の一環として組成された、食・農分野におけるスタートアップとの共創を目的とするクラスターです。
一般社団法人AgVenture Labが代表事業者として運営し、企業、スタートアップ、行政・大学等が連携しながら、実装段階の取り組みを通じてサステナブルガストロノミーの具現化に取り組んでいます。
【AgVenture Lab とは】https://agventurelab.or.jp/
AgVenture Lab(アグベンチャーラボ=あぐラボ)は、全国農業協同組合中央会、全国農業協同組合連合会、全国共済農業協同組合連合会、農林中央金庫、家の光協会、日本農業新聞、農協観光が共同して、2019年5月27日に開設しました。スタートアップやパートナー企業、大学、行政などと共創し、様々な知見やテクノロジーを活用しながら、新たな事業創出、サービス開発、地域課題の解消を目指します。
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