FastLabel、モルフォのアノテーションツールを一元化し、個人およびチームでのアノテーション作業を効率化
決め手は機能の充実性と速いレスポンス
※)FastLabel、AIソリューション 『AI Process as a Service(AIPaaS)』の提供開始 〜データ生成からアノテーション、モデル開発、MLOps構築まで、 AI開発の各プロセスを全方位的にサポート〜 (https://fastlabel.ai/news/20230626-aipaas )
背景:社内で統一のアノテーションツールが存在せず、作業やメンテナンスが煩雑という課題
モルフォは、画像処理技術やディープラーニングをベースとした画像認識技術のソフトウェアの研究開発およびライセンシングを主な事業としています。監視カメラから撮影された映像をもとにした人や物体の検出や、車などに搭載されたカメラなどの画像から人や車などの検出、さらにはスマホの撮影で利用するAI開発も行っています。
モルフォが開発するAIモデルでは、連続した画像(動画を分割したもの)を扱うことに起因して、アノテーションが複雑になるケースが多いという実情があります。そのような状況下、アノテーション専用の開発体制は構築していたものの、全社統一のアノテーションツールはないことから各開発担当者の自作ツールで対応していたため、スムーズにアノテーションができない、メンテナンスの負荷が大きいという課題が存在していました。
海外ツールと比較し、機能の充実性と速いレスポンスを兼ね備えた『FastLabel』を採択
モルフォは、アノテーションツールを社内で統一するにあたり、海外ツールと比較した結果、以下の3点が決め手となり、『FastLabel』を採択するに至りました。
・アノテーションクラスやコメント有無等、様々な条件で絞り込みが可能なフィルター機能
・レスポンスが速い日本語のカスタマーサポートと機能改善対応
・シンプルで直感的に操作が可能なUI/UX
導入後、「アノテーション作業効率が向上した」という現場の声
『FastLabel』を導入後、特に以下の3点において、アノテーション効率が向上したという現場の声があります。
・トラッキング機能(物体追跡)や線形補間機能(物体補正)等、動画アノテーションに対応
・データのアップロードとエクスポート機能がエンジニアフレンドリー(GUIとPythonSDK、両方に対応)
・複数人で作業する際のコラボレーション機能が豊富(ワークフロー設定やコメント付与が可能)
お客様の声 株式会社モルフォ プロダクト開発部ソフトウェアエンジニア 姜 恩圭 様
「アルゴリズムやネットワークが優れていても、元の正解がでたらめでは良いAIはできあがりません。そういう意味で、モデル自体やプログラムのソースコードを改善するよりも、軽微な労力でそれに対するリターンが大きくAIの精度をあげられる、言ってしまえばコスパのいい手段が『アノテーション』であると考えています。
『FastLabel』の仕様に対する社内の要望をまとめて意見交換をしており、気軽に直接相談することができるのがメリットだと感じておりまして、こういったシステムを維持しつつ互いに利益になる関係を維持できればと思います。」
今後の展望
当社は、日本におけるAI開発が欧米と比較して遅れている要因として、AIに学習させるデータの作成環境が整っていないことにボトルネックがあると考え、2020年1月の創業以来、教師データ作成代行やアノテーションツールの提供を主力事業として展開。データ作成コストの7割削減、AI精度の3割向上を実現しています。
昨今、Generative AI(生成AI)等の登場により、欧米を中心としてAIの利活用が更に加速している現状を受け、特定領域に留まらずAI開発プロセス全体を包括的に支援するソリューションが必要であると考え、AI開発の各プロセスを包括的にサポートするAIソリューション「AIPaaS」の提供も開始しました。
今後も、システムと業務の両面からAI開発プロセスを効率化し、AI開発に取り組む企業、研究機関のインフラとなることで、日本社会におけるAI革命を下支えしてまいります。
FastLabel株式会社について
社名:FastLabel株式会社
代表者:代表取締役CEO 上田 英介
事業内容:AIデータプラットフォームの開発・提供、アノテーションサービスの提供
設立:2020年1月23日
本社所在地:〒141-0001 東京都品川区北品川5-5-27 201号
本プレスリリースに関するお問い合わせ
FastLabel株式会社 広報担当
pr@fastlabel.ai
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