ファーウェイの丁耘(ライアン・ディン):低炭素な未来に向けた環境に優しい5Gネットワーク

本参考資料は2021年10月14日(現地時間)にアラブ首長国連邦ドバイで発表されたプレスリリースの翻訳版です。

 [2021年10月14日、アラブ首長国連邦ドバイ] 2021年のグローバル・モバイル・ブロードバンド・フォーラム(MBBF)において、ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)の専務取締役兼 通信事業者向けネットワーク事業グループ プレジデントの丁耘は、「低炭素な未来に向けた環境に優しい5Gネットワーク」と題する基調講演を行いました。スピーチの中で丁は、5Gはモバイル業界の発展のための新しいエンジンとなっており、急成長するデータトラフィックに適応するには、業界全体が電力供給、配電、消費、そして管理におけるイノベーションを追求し、より高性能でエネルギー消費が少ない、環境に優しい5Gネットワークを構築しなければならないと述べました。

2021 MBBFでスピーチを行う丁耘2021 MBBFでスピーチを行う丁耘


丁によると、5Gの開発が急速に進んでいる国々では、5Gに多額の投資を行ってきた事業者が驚くべき利益を得ています。ただし、5Gユーザーの普及率が十分に高まっている場合にのみ、事業者が事業価値を実現することができると強調しました。丁は、5Gユーザーの普及率が20%のしきい値に達すると、5Gの急速な発展がもたらされると述べました。中国、韓国、クウェートなどの国々では、通信事業者が速やかに継続的な全国規模のカバレッジを実現して、ユーザーに一貫したエクスペリエンスを提供しました。また、ユーザーと事業者の双方にメリットのある柔軟なサービスパッケージを提供しています。さらに、これらの事業者は、4Gからの明らかな改良であるギガビットエクスペリエンスを提供することで、ユーザーの移行とネットワークの進化を加速しています。これらの国々では、5Gユーザーの普及率が20%のしきい値を超えており、利用者の増加、事業利益、ネットワーク構築の好循環をもたらしています。

高品質な5Gネットワークは、モバイルデータトラフィックの急成長を促します。ユーザー一人当たりの一月あたりの平均データトラフィックは、2030年までに600GBに達すると推定されています。既存ネットワークのエネルギー効率が同じ場合、ワイヤレスネットワークのエネルギー消費は10倍以上増加します。丁は、ICT業界の温室効果ガス排出量を45%削減するには、事業者が電力供給、配電、消費、管理の継続的なイノベーションを追求することで、より高性能でエネルギー消費量が少ない、より環境に優しい5Gネットワークを構築する必要があると述べました。

ファーウェイは自ら、ワイヤレスネットワークの電力消費問題に対処する包括的な製品とソリューションを提供します。同社は、ポール、キャビネット、サイト、機器室など、あらゆるシナリオに対応できるiSolar電源ソリューションを開発しています。当ソリューションは、送電網からの電力使用、およびディーゼル発電機による化石燃料の使用を削減し、基地局に電力を供給するエネルギー構成を改良できます。配電面において、ファーウェイは業界をリードする高密度電力ソリューションを提供します。各サイトには、キャビネット1台、あるいはブレードが1基のみ必要で、モバイルネットワークの長期的な進化に対応します。電力をより効率的に使用するために、ファーウェイではサイトの形状因子を再設計することで、あらゆるシナリオで使用可能な高度に統合され、簡素化されたサイトソリューションを提供しています。これらのソリューションは、通信機器が使用するエネルギーシェアを最大化し、電気をフルに使用できるようにします。ワイヤレスネットワークは、電源、配電、および消費を連携させる必要があります。つまり、事業者は情報の流れでエネルギーの流れを管理することで、エネルギー使用量を最大化し、ネットワークレベルでエネルギーを節約する必要があります。

スピーチの終盤で丁は、ファーウェイが既にサウジアラビア、ギリシャ、パキスタン、スイスなどの100か国以上で低炭素サイトソリューションを展開しており、事業者が二酸化炭素排出量を4,000万トン削減するのに貢献していると言及しました。ファーウェイは、通信業界のプレーヤーとして、グリーン開発をあらゆる行いの中心に据え、革新的なソリューションを開発することで、世界中の事業者と共に、より環境に優しい5Gネットワークを構築してまいります。

グローバルモバイルブロードバンドフォーラム2021は、ファーウェイが業界のパートナーであるGSMA、およびSAMENA Telecommunications Councilと共催しています。当フォーラムには、世界中からモバイルネットワーク事業者、垂直業界のリーダー、エコシステムパートナーが集い、いかに5Gの可能性を最大限に引き出し、モバイル業界を進展させることができるかについて議論します。詳細については、以下をご確認ください。https://www.huawei.com/en/events/mbbf2021

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会社概要

華為技術日本株式会社

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URL
https://www.huawei.com/jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区大手町1-5-1 大手町ファーストスクエアウエストタワー12F
電話番号
03-6266-8008
代表者名
侯涛
上場
未上場
資本金
-
設立
2005年11月