生活クラブと市民グループによる県との交渉で、甲状腺検査結果の請求手続き簡素化が実現しました。
2011年の福島第一原発事故の発生を受け、福島県では子どもたちの甲状腺検査を実施しています。これまで、受診者(保護者)本人には判定結果の通知しか送られず、詳細な検査レポートや画像を入手するためには、煩雑な自己情報開示請求の手続きが必要でした。
2012年7月から、生活クラブと市民グループが連携して、検査結果レポートと画像を簡単な手続きで請求できるよう、県・県立医大に要望してきました。また、生活クラブ組合員が個人情報保護条例にもとづく自己情報開示請求を行なうなど、知る権利の行使に努めてきました。
その結果、2013年11月12日の県民健康管理調査検討委員会で、簡易請求を認めることが発表されました。これは、県・県立医大との長期にわたる交渉や、組合員による自己情報開示請求の申請など、さまざまな活動をねばり強く続けたことによって実現したものです。
新しい簡易手続きでは、戸籍抄本や身分証明書は不要となり、判定結果の通知と申請書を提出するだけで済みます。
また、検査結果のコピー費なども個人負担から県負担に変更になります。
経緯や申請方法など、詳しくは、生活クラブふくしまホームページの記事をご覧ください。
◆生活クラブふくしま 足で調べた放射能関連情報
甲状腺検査詳細情報の手続きの簡素化が実現できました
http://fukushimaseikyo3.blog.fc2.com/blog-entry-10.html
◆生活クラブふくしま
http://www.seikatsuclub-fukushima.jp/