日本ロレアル コロナ禍で困窮を窮めるシングルマザーのキャリアを支援 就労支援プログラム「未来への扉」7月4日(日)より、オンラインで開講
~美容家 神崎 恵さんスペシャル・サポーターとして参画。自身の経験を元に参加者へエール~
世界最大の化粧品会社ロレアルグループ(本社:パリ)の日本法人である日本ロレアル株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:ジェローム ・ブリュア)は、NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむと連携し、2016年より実施している、シングルマザー家庭の経済的安定を目指した就労支援プログラム「未来への扉」https://www.single-mama.com/miraihenotobira/ を2021年7月4日(日)より開講します。今年度は昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を鑑み、オンラインで実施します。
シングルマザーの8割が就労しているにも関わらず、日本におけるひとり親世帯の貧困率は48.2%(2020年7月、厚生労働省調べ)で主要国のなかでワースト1位です。さらにこのコロナ禍で状況は緊迫しており、直近の調査(2020年8月、しんぐるまざあず・ふぉーらむ調べ)によるとシングルマザー世帯の7割もが減収を実感、また、子どものいる有配偶者には影響が見られないものの、シングルマザーの完全失業率はコロナの影響により約3ポイント押し上げられています(2021年6月、内閣府調べ)。
女性支援を重点課題として取り組む日本ロレアルでは、2016年よりシングルマザーを対象に、スキルアップや就労の機会の提供を目的に「未来への扉」を毎年実施しています。コミュニケーション、パソコンスキルの向上など基本的なビジネススキルに加え、身だしなみ講座などビューティカンパニーの特性を活かした特別なカリキュラムを提供し、現在まで130名以上が受講。2019年時点では56%が収入増を実現するなど、シングルマザーの経済的安定とキャリアアップを支援しています。今年度は25名が受講予定となっており、プログラムは無償で提供、パソコン、wifiなどの貸し出しも実施します。
さらに、第7回目の開催となる本年度は、美容家の神崎恵さんをスペシャル・サポーターとしてお迎えします。
神崎さんは、かねてから女性のエンパワーメントに関心を寄せていたことから、日本ロレアルの活動に共感、今回スペシャル・サポーターを引受けていただくこととなりました。神崎さんは次のようにコメントしています。
「生きるため、生活をするための仕事と、自分や子どもたちの人生を豊かにするための仕事。シングルマザーだった数年間、理想と現実のバランスに苦しんでいたことを思い出します。このプログラムで『女性が生きやすくなる社会』に変わるお手伝いができたらと思い、参加させていただくことにしました。自分の経験をふまえ、できるだけ多くの方に、勇気や自信をもっていただけるようなお話をしたいと思います。」
【運営体制について】
従来からのパートナーであるアデコ株式会社に加え、株式会社アイスタイルキャリアもパートナーとして迎え、オンラインを駆使した就労形態や副業・兼業など、新しい形の就労支援を視野に入れたキャリアカウンセリングをより充実させます。またコミュニケーション講座や、ロレアルが提供する身だしなみ講座に加え、オンラインでの就職活動や面接、就労に役立つスキルの習得など、受講生全員で履修する講座と並行し、E-ラーニングの機会も提供します。
■ E-ラーニングについて:
アデコが提供するオフィスワークでのスキルアップを目指す『一般コース』と、アイスタイルキャリアが企画・運営するビューティ業界に興味を持つ参加者向けの『ビューティ・コース』を設けます。参加者は、キャリアカウンセラーと相談の上、受講講座を決定できます。
■ シングルマザー世帯の就労率は8割強、平均就労収入は200万円 -コロナ禍女性の就業者数は70万人減少
日本におけるシングルマザーの就労率は81.8%と非常に高い一方、非正規雇用が多くまた平均就労収入も200万円と非常に厳しい状況です。その結果、日本では7人に1人の子どもが貧困であり、またシングルマザーなどのひとり親世帯の貧困率は48.2%[i]に上ります 。また6月11日に発表された内閣府の「男女共同参画白書」 は、新型コロナウイルスの感染拡大で、女性の雇用悪化や自殺者の増加などの影響が出ていると指摘。シングルマザーの失業率は3ポイント上昇、初めて緊急事態宣言が出された昨年4月の就業者数は、男性が前の月と比べて39万人減に対し、女性は70万人減少したと報告しています。さらに、外出自粛などによってDV=ドメスティック・バイオレンスの相談件数が前年比で1.6倍に増加したほか、去年自殺した人は、男性が前の年より23人減った一方、女性は935人増えるなど、女性を取り巻く社会課題が顕在化しました[ii]。
■ コロナ禍でシングルマザー世帯の7割が減収を実感
しんぐるまざあず・ふぉーらむと研究者らが実施した「新型コロナウイルスの影響によるシングルマザーの就労・生活調査[iii]」によると、雇用・収入への影響に対し「大いに影響があった」と回答した人が38.5%、「ある程度影響があった」が32.3%と、7割を超える当事者らがコロナ禍による影響を実感しており、その多くが収入減を強いられていることが明らかになりました。特にサービス職・販売職・生産工程職などが影響を受けました。3~4割の人が主食の米や肉野菜などを買うことができなかったと答えており、子どもの服や靴については7割が買えなかったことがあると回答しています。シングルマザー世帯の雇用の悪化による経済的困難は継続しており、仕事の時間数、収入が戻るには長い時間がかかると予測されます。
■ 日本ロレアルはこれまで130名以上のシングルマザーを支援・収入増を実現
日本ロレアルは、社会的課題であるシングルマザーの自立支援に応えるべく、2016年にキャリア支援プログラム「未来への扉」を開始しました。これまでに130名以上のシングルマザーが本プログラムを履修し、2019年時点で56%が収入増を実現するなど経済的安定とキャリアアップにつながっています。
また、日本ロレアルは、昨年刷新した2030 年に向けたロレアルグループのサステナビリティプログラム「L’Oréal for the Future(ロレアル・フォー・ザ・フューチャー)」https://bit.ly/press20200626 の下、日本においてSDGs(持続可能な開発目標)『目標9:ジェンダー平等』の実現を重要な取り組みのひとつとして掲げています。中でも、女性のエンパワーメント、特に困難な状況におかれているシングルマザーの支援にコミットしています。
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日本ロレアルについて(http://www.nihon-loreal.jp/)
ロレアルは 1963 年から日本で事業を開始し、1996 年に日本法人である日本ロレアル株式会社が設立されました。2020 年末時点での社員数は2,491 人、2021 年 2 月現在の取り扱いブランドは 17 です。化粧品の輸入、製造、販売、マーケティングを行っています。
NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむについて(http://www.single-mama.com/)
2018年に東京都の認定を取得した、当事者が中心のNPOです。関東を中心に約4,000人の会員がいます。「ママが元気になれば子どももしあわせに! シングルマザーが子どもといっしょに生き生き楽しく生きられるように」をビジョンにママを勇気づけ、社会で活躍できる支援を行っています。 交流会やイベントのほか、電話相談、首都圏各地やオンラインでのグループ相談会、食料支援、行政への同行支援といったパーソナルサポート、新入学お祝い金、支援者を養成する講座なども開催しています。
[i] 厚生労働省 「2019 年 国民生活基礎調査」 https://bit.ly/mhlw-toukei 貧困率の年次推移より抜粋
[ii] 内閣府男女共同参画局 令和3年度「男女共同参画白書」https://bit.ly/r03_gaiyou より抜粋
[iii] シングルマザー調査プロジェクトチーム 2020年「新型コロナウイルスの影響によるシングルマザーの就労・生活調査」https://www.single-mama.com/topics/200828kaiken/ 1. 雇⽤・収⼊への影響より抜粋
シングルマザーの8割が就労しているにも関わらず、日本におけるひとり親世帯の貧困率は48.2%(2020年7月、厚生労働省調べ)で主要国のなかでワースト1位です。さらにこのコロナ禍で状況は緊迫しており、直近の調査(2020年8月、しんぐるまざあず・ふぉーらむ調べ)によるとシングルマザー世帯の7割もが減収を実感、また、子どものいる有配偶者には影響が見られないものの、シングルマザーの完全失業率はコロナの影響により約3ポイント押し上げられています(2021年6月、内閣府調べ)。
女性支援を重点課題として取り組む日本ロレアルでは、2016年よりシングルマザーを対象に、スキルアップや就労の機会の提供を目的に「未来への扉」を毎年実施しています。コミュニケーション、パソコンスキルの向上など基本的なビジネススキルに加え、身だしなみ講座などビューティカンパニーの特性を活かした特別なカリキュラムを提供し、現在まで130名以上が受講。2019年時点では56%が収入増を実現するなど、シングルマザーの経済的安定とキャリアアップを支援しています。今年度は25名が受講予定となっており、プログラムは無償で提供、パソコン、wifiなどの貸し出しも実施します。
さらに、第7回目の開催となる本年度は、美容家の神崎恵さんをスペシャル・サポーターとしてお迎えします。
神崎さんは、かねてから女性のエンパワーメントに関心を寄せていたことから、日本ロレアルの活動に共感、今回スペシャル・サポーターを引受けていただくこととなりました。神崎さんは次のようにコメントしています。
「生きるため、生活をするための仕事と、自分や子どもたちの人生を豊かにするための仕事。シングルマザーだった数年間、理想と現実のバランスに苦しんでいたことを思い出します。このプログラムで『女性が生きやすくなる社会』に変わるお手伝いができたらと思い、参加させていただくことにしました。自分の経験をふまえ、できるだけ多くの方に、勇気や自信をもっていただけるようなお話をしたいと思います。」
【運営体制について】
従来からのパートナーであるアデコ株式会社に加え、株式会社アイスタイルキャリアもパートナーとして迎え、オンラインを駆使した就労形態や副業・兼業など、新しい形の就労支援を視野に入れたキャリアカウンセリングをより充実させます。またコミュニケーション講座や、ロレアルが提供する身だしなみ講座に加え、オンラインでの就職活動や面接、就労に役立つスキルの習得など、受講生全員で履修する講座と並行し、E-ラーニングの機会も提供します。
■ E-ラーニングについて:
アデコが提供するオフィスワークでのスキルアップを目指す『一般コース』と、アイスタイルキャリアが企画・運営するビューティ業界に興味を持つ参加者向けの『ビューティ・コース』を設けます。参加者は、キャリアカウンセラーと相談の上、受講講座を決定できます。
■ シングルマザー世帯の就労率は8割強、平均就労収入は200万円 -コロナ禍女性の就業者数は70万人減少
日本におけるシングルマザーの就労率は81.8%と非常に高い一方、非正規雇用が多くまた平均就労収入も200万円と非常に厳しい状況です。その結果、日本では7人に1人の子どもが貧困であり、またシングルマザーなどのひとり親世帯の貧困率は48.2%[i]に上ります 。また6月11日に発表された内閣府の「男女共同参画白書」 は、新型コロナウイルスの感染拡大で、女性の雇用悪化や自殺者の増加などの影響が出ていると指摘。シングルマザーの失業率は3ポイント上昇、初めて緊急事態宣言が出された昨年4月の就業者数は、男性が前の月と比べて39万人減に対し、女性は70万人減少したと報告しています。さらに、外出自粛などによってDV=ドメスティック・バイオレンスの相談件数が前年比で1.6倍に増加したほか、去年自殺した人は、男性が前の年より23人減った一方、女性は935人増えるなど、女性を取り巻く社会課題が顕在化しました[ii]。
■ コロナ禍でシングルマザー世帯の7割が減収を実感
しんぐるまざあず・ふぉーらむと研究者らが実施した「新型コロナウイルスの影響によるシングルマザーの就労・生活調査[iii]」によると、雇用・収入への影響に対し「大いに影響があった」と回答した人が38.5%、「ある程度影響があった」が32.3%と、7割を超える当事者らがコロナ禍による影響を実感しており、その多くが収入減を強いられていることが明らかになりました。特にサービス職・販売職・生産工程職などが影響を受けました。3~4割の人が主食の米や肉野菜などを買うことができなかったと答えており、子どもの服や靴については7割が買えなかったことがあると回答しています。シングルマザー世帯の雇用の悪化による経済的困難は継続しており、仕事の時間数、収入が戻るには長い時間がかかると予測されます。
■ 日本ロレアルはこれまで130名以上のシングルマザーを支援・収入増を実現
日本ロレアルは、社会的課題であるシングルマザーの自立支援に応えるべく、2016年にキャリア支援プログラム「未来への扉」を開始しました。これまでに130名以上のシングルマザーが本プログラムを履修し、2019年時点で56%が収入増を実現するなど経済的安定とキャリアアップにつながっています。
また、日本ロレアルは、昨年刷新した2030 年に向けたロレアルグループのサステナビリティプログラム「L’Oréal for the Future(ロレアル・フォー・ザ・フューチャー)」https://bit.ly/press20200626 の下、日本においてSDGs(持続可能な開発目標)『目標9:ジェンダー平等』の実現を重要な取り組みのひとつとして掲げています。中でも、女性のエンパワーメント、特に困難な状況におかれているシングルマザーの支援にコミットしています。
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日本ロレアルについて(http://www.nihon-loreal.jp/)
ロレアルは 1963 年から日本で事業を開始し、1996 年に日本法人である日本ロレアル株式会社が設立されました。2020 年末時点での社員数は2,491 人、2021 年 2 月現在の取り扱いブランドは 17 です。化粧品の輸入、製造、販売、マーケティングを行っています。
NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむについて(http://www.single-mama.com/)
2018年に東京都の認定を取得した、当事者が中心のNPOです。関東を中心に約4,000人の会員がいます。「ママが元気になれば子どももしあわせに! シングルマザーが子どもといっしょに生き生き楽しく生きられるように」をビジョンにママを勇気づけ、社会で活躍できる支援を行っています。 交流会やイベントのほか、電話相談、首都圏各地やオンラインでのグループ相談会、食料支援、行政への同行支援といったパーソナルサポート、新入学お祝い金、支援者を養成する講座なども開催しています。
[i] 厚生労働省 「2019 年 国民生活基礎調査」 https://bit.ly/mhlw-toukei 貧困率の年次推移より抜粋
[ii] 内閣府男女共同参画局 令和3年度「男女共同参画白書」https://bit.ly/r03_gaiyou より抜粋
[iii] シングルマザー調査プロジェクトチーム 2020年「新型コロナウイルスの影響によるシングルマザーの就労・生活調査」https://www.single-mama.com/topics/200828kaiken/ 1. 雇⽤・収⼊への影響より抜粋
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