【プレスリリース】フィリピン台風 「箱の中の学校」で教育再開
います。
・本信は、ユニセフ本部PRに、現地事務所からの情報を日本ユニセフ協会がまとめたものです
・本部PRの原文(英語)は、http://www.unicef.org/media/media_71057.htmlでご覧いただけます
【2013年11月26日 タクロバン/マニラ発】
台風30号で被災した学校は7,000校以上。被災した多くの子どもたちが、学校に通えない状況が続いて
います。大きな災害を経験し、今も“日常”を奪われた環境の中に置かれている子どもたちは、みな
一様に心にストレスや恐怖を抱えています。それが深い心の傷となる前に、一刻も早く心理社会的な
支援(心のケア)を始めることが重要です。
ユニセフは、「箱の中の学校(スクール・イン・ア・ボックス)」と「レクリエーション・キット」を、
台風30号によって被災したタクロバンとロハスの子どもたちに届けました。
学校は学びの場であるばかりでなく、子どもたちが安心して過ごせる場。それが例えちゃんとした
教室がある建物でなくても、“学校”の再開は、子どもたちの“日常”を取り戻す第一歩です。
23日朝、セブ島に350セットの「箱の中の学校」が到着しました。「箱の中の学校」は、15,000人
(消耗品は3ヶ月分)の文房具や本、算数用の教材などが入った、緊急支援活動の中で使われる
ユニセフが開発した支援物資の一つです。この他、仮設の教室や子どものための安全な空間を設置する
ための大型テント99張と「レクリエーション・キット」も、抗生物質や虫下しなどの医薬品とともに到着。
「レクリエーション・キット」には、6~15歳の子どもたちを対象にしたサッカーボールやバレーボール
のネット、フリスビー、縄跳びなど2万5,000人分の遊び道具やスポーツ用品が入っています。
■“日常”を奪われた114万人の子どもたち
ユニセフは、就学前と就学期の子ども114万人がこの災害で被災したと推定しています。被災した子ども
たちの心のケアのためにも、学校に通える、友達と遊べるといった“日常”を感じられる場をつくる
ことは、重要です。台風で受けた精神的ショックを抱える何万人もの子どもたちの心の傷の多くは、
学校活動という“日常”をとりもどすことで癒される可能性があります。
ユニセフは、この他にも、各地の避難所で『子どもにやさしい空間』を設置するなど、子どもたちが
安心できる場所で、遊びや周囲の人々とのかかわりの中で心を開放できるよう、支援活動を進めています。
フィリピン教育省は、被災した地域の子どもたちが再び学校に戻れるようにするために、4段階に分けた
計画を策定。第1段階では、子どもたちや教員、教育関係者に心のケアを提供するとともに、一時的な
学習スペースを設置。校舎や施設が不十分な中でも、とにかく学習活動の再開を進めることに重点が
置かれています。
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※ フィリピン事務所の穂積代表や応援派遣されている根本巳欧緊急専門官はじめ、
現地スタッフへのご取材をご希望の方は、以下まで直接お問い合わせ・お申込みください。
Zafrin Chowdhury, ユニセフ・フィリピン事務所(在タクロバン)
Tel:+632 901 01 77, Mobile: +63 917 867 8366, Eメール:zafrinchowdhury@gmail.com
Kate Donovan, ユニセフ・フィリピン事務所(在タクロバン)
tel + 1 212 303 7984, Mobile: + 1 917 3781 2128, Eメール:kdonovan@unicef.org
Denise Shepherd-Johnson, ユニセフ・フィリピン事務所(在マニラ)
tel: + 63 917 464 7028, Eメール:dshepherdjohnson@unicef.org
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募金告知ご協力のお願い
ご協力ありがとうございます。引き続き、よろしくお願いいたします。
ユニセフ「フィリピン台風緊急募金」
■郵便局(ゆうちょ銀行)募金口座
振替口座:00190-5-31000
口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会
※通信欄に「フィリピン台風」と明記願います。
※窓口での振り込みの場合は、送金手数料が免除されます。
■三井住友銀行募金口座
支店名: 三井住友銀行東京公務部
口座番号:普通預金 162609
口座名: 日本ユニセフ協会 緊急募金口2
※期間:2013年11月13日(水)~ 2014年2月28日(金)
※コンビニATMや他行からの振込み手数料等については対象外となります。
■募金に関する一般お問い合わせ
フリーダイアル 0120-88-1052(平日9時~18時)
■本プレスリリースに関するお問い合わせ
(公財)日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016 FAX : 03-5789-2036 jcuinfo@unicef.or.jp
Rita Ann Wallace, ユニセフ本部(ニューヨーク)
Tel: +1 212-326-7586, Mobile: +1 917-213-4034, Eメール:rwallace@unicef.org
■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために
活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で
具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、
世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。(www.unicef.org)
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で
支えられています
■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、
日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、
政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)
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