【NHKウェブ好評連載】まともな大人は「論破」しない。『詭弁・暴言・論破に打ち勝つロジカルコミュニケーション』が登場!

論点すりかえ、記号論理、不完全性定理、古典論争、パラドックス、社会的ジレンマ……これだけの情報がコンパクトに詰まった一冊!3/20(木)以降順次、全国の書店・ネット書店で発売!

フォレスト出版株式会社

フォレスト出版株式会社(所在地:東京都新宿区、代表取締役:太田 宏)は、『詭弁・暴言・論破に打ち勝つロジカルコミュニケーション』(高橋昌一郎・著)を2025年3月20日(木)より順次発売します。本書は、「ロジカルコミュニケーション」を推進する日本を代表する論理学者(國學院大學教授)・高橋昌一郎氏による、ホンモノの論理力とディベート力を身につける知の技法とトレーニング法をまとめた一冊です。

■ ホンモノの論理力とディベート力を身につける知の技法とトレーニング

 「コミュニケーション」の根底にあるのは「他者理解」つまり自分以外の人々の考え方や生き方をどのように理解するのかというテーマです。

 そこで重要になるのは、意見が違うという結論ではなく、なぜ意見が違ってくるのか、その理由を検討することであり、その際に求められるのが「論理的思考」に基づく、次の「ロジカルコミュニケーション」です。

  1. 賛成論と反対論の論点を可能なかぎり(少なくとも双方3 つ以上)明らかにして、

  2. どの論点に自分が価値を置いているのかを見極め、

  3. 新たなアイディアを発見するディスカッションの過程を重視し、

  4. 結論を変更してもかまわないので、

  5. その時点における自分の最適解を発見するコミュニケーション・スタイル。

 本書では、さまざまな社会的・哲学的問題を提起し、多彩な論点を浮かび上がらせて、ディスカッション・ディベートの技法をつかめるように工夫しています。

■ まともな大人は「論破」しない

 現代の日本で主流になっているのは「相手を黙らせるコミュニケーション」です。

 双方が自己主張をぶつけ合い、場合によっては相手を嘲笑したり罵倒したりして、一方が黙り込むと、他方が「はい、論破!」のように勝ち誇るというタイプのコミュニケーション。この種の詭弁・暴言・論破に打ち勝つのが「ロジカルコミュニケーション」です。

 とくに、家庭や学校や職場といった生活の中心基盤で、なぜか円滑なコミュニケーションができない、会話そのものが苦手、他者との距離の取り方が難しいなど、コミュニケーションに本質的な問題を抱えている読者には、本書の内容は抜群の効果を期待できます。

■ 本書の構成

 本書は、

・第1章:基礎

・第2章:応用

・第3章:論証

・第4章:パラドックス

・第5章:ジレンマ

 の全5章で構成されています。

  • 第1章 論理的に考えて、うまく伝えるには? 【基礎】

「論理的思考」と「コミュニケーション」の基礎を解説。ここでは「ロジカルコミュニケーション」に必要な最低限度の「マナー」を身に付けていきます。

  • 第2章 詐欺に騙されないためには? 【応用】

「記号」を用いて「論理的思考」の本質を解説する。「+・—・×・÷」の意味がわからないと「算数」を理解できないように、「¬・∧・∨・⇒・⇔」といった「論理記号」を理解できないと、論理学の圧倒的な有効性に到達できないからです。どうしても「記号」が苦手な読者のためには「論理記号」に対応する「説明」を併記してあるので、そちらを読み進めてください。

  • 第3章 筋道立てて、証明するには? 【論証】

「論理的思考」で最も重要になる「妥当性」に着目しながら、アリストテレス以降のさまざまな「論証」形式を修得する。ここで正統な論理学の流れを実感しながら、最終的には、パズルを用いて、論理学界の「ランドマーク」と呼ばれる「不完全性定理」まで理解できる仕組みになっています。

  • 第4章 論理を突き詰めるとどうなる? 【パラドックス】

古典的論争やパラドックスを「論理的思考」を用いて考察するとどうなるか、その驚異的なおもしろさに触れてみてください。

  • 第5章 世の中の難問に、どう答える? 【ジレンマ】

「第5章:ジレンマ」では、現実に解決困難な社会的ジレンマに関する議論を取り上げています。ぜひ読者にも一緒に「ロジカルコミュニケーション」を用いて考える楽しさを味わっていただきたいです。

 本書は、必ずしも最初から順を追って読み進める必要はないので、気になるセクションから好きなように読み飛ばしてください。不明な言葉があれば前に戻って確認し、何度も前後左右を読み返しながら、事典のように読み込んでみてください。結果的に、いつの間にか「論理的思考」と「ロジカルコミュニケーション」が身に付くでしょう。

■目次

第1章 論理的に考えて、うまく伝えるには? 【基礎】

第2章 詐欺に騙されないためには? 【応用】

第3章 筋道立てて、証明するには? 【論証】

第4章 論理を突き詰めるとどうなる? 【パラドックス】

第5章 世の中の難問に、どう答える? 【ジレンマ】

■著者プロフィール

高橋昌一郎

國學院大學教授・情報文化研究所所長・Japan Skeptics 副会長。

青山学院大学・お茶の水女子大学・上智大学・多摩大学・東京医療保健大学・東京女子大学・東京大学・日本大学・放送大学・山梨医科大学・立教大学にて兼任講師を歴任。ウエスタンミシガン大学数学科および哲学科卒業後、ミシガン大学大学院哲学研究科修了。東京大学研究生、テンプル大学専任講師、城西国際大学助教授を経て現職。

朝日カルチャーセンター・NHK文化センター・中日文化センター・ヒューマンアカデミーでも講座を担当。専門は論理学・科学哲学。幅広い学問分野を知的探求!趣味はJazz・Wine・将棋四段。

著書は『理性の限界』『知性の限界』『感性の限界』『フォン・ノイマンの哲学』『ゲーデルの哲学』(以上、講談社現代新書)、『20世紀論争史』『自己分析論』『反オカルト論』『新書100冊』(以上、光文社新書)、『愛の論理学』(角川新書)、『東大生の論理』(ちくま新書)、『小林秀雄の哲学』(朝日新書)、『実践・哲学ディベート』(NHK出版新書)、『哲学ディベート』(NHKブックス)、『ノイマン・ゲーデル・チューリング』(筑摩選書)、『科学哲学のすすめ』(丸善)、『天才の光と影』(PHP研究所)など。

監修書は『記号論理学』『数理論理学』『不完全性定理』(以上、丸善)、『ゼロからわかる論理的思考』『思考の迷宮パラドックス』『ザ・ヒストリー科学大百科』『図鑑哲学』『合理性を捨てれば人生が楽になる』(以上、ニュートンプレス)、『認知バイアス事典』『認知バイアス事典:行動経済学・統計学・情報学編』(以上、フォレスト出版)など。

■書籍概要

書籍名 : 詭弁・暴言・論破に打ち勝つロジカルコミュニケーション
著者  : 高橋昌一郎
ページ数: 264ページ
価格  : 1,980円(税込)
出版社 : フォレスト出版株式会社
発売日 : 2025年3月20日(※以降順次)
ISBN  : 978-4-86680-318-0

【書籍詳細】

https://www.forestpub.co.jp/book_detail.cfm?ItemCode=B-2173

【Amazon】

https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4866803185/forestpublish-22/

■会社概要

 会社名  : フォレスト出版株式会社
 所在地  : 〒162-0824
        東京都新宿区揚場町2-18 白宝ビル7F
 設立日  : 1996年4月1日
 代表取締役: 太田 宏
 業務内容 : 出版物の企画・制作および販売
 URL   : http://www.forestpub.co.jp

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会社概要

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業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区揚場町2-18 白宝ビル7F
電話番号
03-5229-7791
代表者名
太田宏
上場
未上場
資本金
5000万円
設立
1996年04月