スマホ一体型眼底カメラ・Eyer×Joinで遠隔診療による糖尿病網膜症検査をチリにて実施
Joinとポータブル医療機器連携による遠隔医療支援を世界へ
株式会社ディー・エヌ・エー(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:岡村信悟)の子会社である株式会社アルム(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長兼Co-CEO:坂野哲平、以下 アルム)は、チリにある海外子会社Allm LATAM(所在地:チリ・サンティアゴ、CEO:Loyola Luis)においてチリで最も権威のある眼科医療機関と協力し、スマートフォン一体型無散瞳眼底カメラ「Eyer(アイヤー)」と医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join(ジョイン)」連携による遠隔の糖尿病網膜症検査を実施しました。
チリで最も権威のある医療機関と提携
チリの非営利団体Caja La Araucana(カハ ラ アラウカナ)の約2万人の会員を対象に行われた眼底検査は、「Eyer」で撮影した画像をチリで最も権威がある眼科医療機関であるClínica Pasteur(クリニカ・パスツール)の眼科専門医ネットワークへ「Join」を通じてシームレスに接続し、診察を行いました。このプロジェクトは、予防可能な失明の主な原因である糖尿病性網膜症や黄斑変性症など目の病気を早期に発見し、予防することを目的として行われました。
現在までに1083人(男性参加者35%、女性参加者65%)がEyerによる眼底検査を受け、デバイスに組み込まれたAIにより66%の症例で網膜異常が確認されました。その後、眼科医の診断により、そのうちの55%の症例で網膜異常が確定し、眼科疾患の早期発見にこの技術が効果的であることが明らかになりました。プロジェクトでスクリーニングしたユーザーの年齢層は1,083人中696人(64.3%)が50歳以上でした。
眼科医へのアクセシビリティ課題解決に向けた取り組みを推進するCaja La Araucanaの協力のもと、Allm LATAMはClínica Pasteurと提携し、このプロジェクトを推進することができました。このプロジェクトにより、熟練した高度なスキルを持つ眼科医が参加し、診断が確定した参加者は必要な治療を受けることができます。
Eyer×Joinによって眼科専門医ネットワークとつなぎ、遠隔診療をすることで、様々な理由で専門的なケアを受けられない人々にも、適切な診断を提供することができます。このコラボレーションは、医療の革新への取り組みを反映しており、利用しやすく効率的な医療サービスを通じて、多くの人々の生活の質を向上させることを目指しています。
今後もアルムでは、Joinと様々な医療機器連携による遠隔医療支援事業を拡大し、医療DXを推進することで、全ての人へ公平な医療提供の実現を目指してまいります。
■会社概要
株式会社アルムは「すべての医療を支える会社(All Medical)」として、「Shaping Healthcare」をコーポレートメッセージに掲げ、ICTの力で医療の格差・ミスマッチをなくし、全ての人に公平な医療福祉を実現します。また、医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」を始めとした医療ICT事業では、グローバル展開に積極的に取り組み、日本発の医療ICT企業として累計32カ国へのソリューション提供を行っています。
○社名:株式会社アルム
○本社:東京都渋谷区道玄坂1丁目12番1号 渋谷マークシティ ウエスト16F
○代表取締役兼Co-CEO:坂野 哲平
○設立:2001年4月18日
○資本金:1億円
○ホームページ:https://www.allm.net/
<本件のお問い合わせ先>
株式会社アルム グローバル事業開発部
Email:info.allm.global@gmail.com
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