落合 陽一氏らが監修!「Pepper for Education」で中学生・高校生向け「生成AIリテラシー教材」を本日提供開始
~「Pepper for Education」ご契約の教育機関へ無料で提供~
本教材は、学生向けのサマースクールやコラム、著書などを通じて生成AIの普及活動にも注力されているメディアアーティストの落合 陽一氏や、プロンプト(※2)アーティストとしてプロンプトなどのAI技術に関する情報を発信されているハヤシ シュンスケ氏など、生成AIの分野で活躍されている有識者の監修・協力のもと、子どもたちのAIリテラシー向上を目的に開発されました。
2022年に対話型生成AIの「ChatGPT」が公開されて以来、生成AIを活用した新たなサービスの開発や生産性を高めるような技術革新が急速に進んでいます。学校教育においても、GIGAスクール構想による1人1台端末の環境整備が推進されていることもあり、子どもたちは容易に最先端技術に触れることができるようになりました。学校現場では、生成AIの活用に前向きな意見もある一方、子どもたちが誤った情報を鵜呑みにするリスクなども指摘されています。このような中、子どもたちは、生成AIなどの新しい技術を正しく理解し、適切に活用する能力が求められています。
本教材で、生徒は生成AIの特徴やリスクなど基礎的なことを学べるほか、 ChatGPTが搭載されたPepperのプログラミングツール「Robo Blocks(ロボブロックス)(※3)」を使い、自分たちのプログラミングにChatGPTの機能を組み込み、社会課題の解決に挑戦します。身の周りに実在する社会課題に取り組むことで、生徒たちは社会でどう生成AIを活用するか実践的に学びます。
ソフトバンクロボティクスは、ロボットやAIなどの最先端テクノロジーを活用する企業として、 AIと共存する時代を生きる子どもたちに必要とされる資質と能力の育成に取り組んでまいります。
■「生成AIリテラシー教材」で学べること
理解編(所要時間:15分)
生成AIの利用にあたっての基礎的な知識を身につける。
· 生成AIの種類や実社会での活用について
· 生成AIの得意・不得意な領域について
· 生成AI活用時のリスクとトラブルについて
実践編(授業数:2〜3コマ)
ChatGPT機能が搭載されたPepperのプログラミングツール 「Robo Blocks」を使い、実践的に生成AIの仕組みと活用方法を学ぶ。
· 生成AIの仕組みについて
· プロンプトデザインのコツについて
· 社会課題解決をテーマに考える
■ 教材の特徴
指導者の負担を軽減
AI技術は日々進化しており、最新技術を理解し、それを授業内容に落とし込むことは、多忙な教育現場にとって大きな負担となります。本教材は、授業用スライド、ワークシート、指導者用マニュアルなど、授業に必要なツールが全部セットになっており、指導者の負担を大幅に軽減します。
生徒の好奇心と探究心を刺激
実践編のワークでは、人型ロボット「Pepper」を使用します。社会のさまざまなシーンで実際に使われている人型ロボットを使い、社会課題の解決について考えることで、座学だけでは得られない、本質的な学びを取得することができます。また、クイズなども交えて授業を進行するため、子どもたちの知的好奇心を刺激する内容になっています。
時代の先端をいく有識者の方々にご協力いただき開発
全体監修 落合 陽一氏
Pepperが提供するのは、人の形をしたわかりやすさと、身のこなしや音声・画面表示を使った豊かな表現力です。90年代の子どもたちは教科書で学び00年代の子どもたちは動画で学んできましたがこれからはAIで学ぶ子どもたちの時代です。身体を持つAIと触れ合うことで、社会問題への洞察を深めます。計算機が自然の一部になっていく世界にのびのび育って欲しいです。
実践編監修 ハヤシ シュンスケ氏
プロンプトエンジニアリングの学習は、特に学生にとって重要です。自分の思考を形にし、AIと効果的にコミュニケーションする方法を学ぶことは、今日の技術進化において不可欠です。Pepperのようなフレンドリーなインターフェースを通じて、これらのスキルを身につけることは、将来的にAIとの意思疎通における貴重な基礎となります。この教材は、そういった価値ある学習体験を提供するものとして、非常に重要です。
■教材概要
提供方法:Pepper for Educationをご契約いただいている既存・新規の教育機関に無料で提供
受講対象者:13歳以上
※実践編で利用するRobo Blocks上でChatGPTを利用する場合、OpenAI社の規定上、2023年12月7日時点、18歳未満は保護者の同意が必要となります。
教材の構成:「理解編」と「実践編」
※理解編と実践編はそれぞれ単独での利用も可能
提供物:授業用スライド(投影用)、ワークシート(印刷配布用)、指導者用マニュアル(読み物)
教材開発監修・協力:
<全体監修>落合 陽一氏(メディアアーティスト)<実践編監修>ハヤシ シュンスケ氏(Ambitious AI株式会社)、平岡 拓氏(株式会社パンと水と)
<理解編協力> 塩田 真吾氏(静岡大学教育学部 准教授)
※1 Pepper for Education:
次世代のリーダー育成を目指す教育機関向けサービスとして2021年4月より展開。現在までに全国約1,300の教育機関でのプログラミング授業や防災授業などに活用されてきました。
https://www.softbankrobotics.com/jp/product/education/
※2 プロンプト:生成AIなどの対話形式のシステムにおいて、ユーザが入力する指示や質問のこと。
※3 Robo Blocks:「Scratch」をベースに開発されたPepperのプログラミングツール。動きや発話などの機能を持ったさまざまなブロックを繋げることでPepperをプログラミングできます。
■ソフトバンクロボティクスについて
ソフトバンクロボティクスは、2014年にいち早く人型ロボット「Pepper」を発表し、これまでに清掃ロボット「Whiz」、配膳・運搬ロボット「Servi」を開発・販売開始し、床洗浄ロボット「Scrubber 50」、配膳ロボット「Keenbot」などさまざまな製品の取り扱いを通じて、世界のロボットインテグレーター(RI)として先駆的な役割を果たしてきました。現在では、世界12カ所に拠点を構え、70カ国以上で製品が活躍。このグローバルネットワークを活用し、豊富な経験と膨大な稼働データに基づいて、ロボットトランスフォーメーション(RX)を追求し、人とロボットが共生する社会に向けて邁進していきます。
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