Green Carbon株式会社は、タイ国立大学ラジャマンガラ工科大学プラナコン校と自然由来のカーボンクレジット創出に向けたMOUを締結
タイ国内でのカーボンクレジットプロジェクト開発を促進
Green Carbon株式会社(代表取締役:大北潤、以下Green Carbon(読み:グリーンカーボン))はこの度、ラジャマンガラ工科大学プラナコン校(以下RMUTP)と連携し、タイにおける自然由来のカーボンクレジット創出への協力に関するMOUを締結したことをお知らせします。
◆ RMUTPとのMOU締結背景と役割
Green Carbonは、東南アジアを中心に自然由来のカーボンクレジット創出に取り組んでおり、森林保全、水田、マングローブ植林、牛のゲップ削減、バイオ炭プロジェクトなど幅広いプロジェクトを展開しています。中でも、AWD(間断灌漑※1)を用いた水田のメタンガス削減プロジェクトをメインに、ベトナム、フィリピン、タイを中心に事業を進めております。
RMUTPはキャンパス持続可能性プロジェクトとして、省エネ建築物、再生可能エネルギー源、廃棄物管理システムなど、キャンパス全体でカーボンフットプリントを削減するための取り組みを実施しています。また、大学のカリキュラムに環境持続可能性と炭素管理に関するコースを開発し、組み込むことでタイ国内での脱炭素教育を促進させています。
これまで、Green Carbonは、RMUTPが主導するタイ国家経済社会開発委員会(NESDC)の大メコン圏内の大学をグリーン化するプログラム 、「Green Universities in the Greater Mekong Subregion Community: The United Nations Carbon Offset Platform」 において、カーボンクレジットに関するアドバイザーとして連携をしてきました。この繋がりを踏まえて、 タイでの自然由来のカーボンクレジット創出活動を拡大するため、RMUTPとMOUを締結する運びとなりました。
RMUTPの役割は、タイ国内でのカーボンクレジット創出プロジェクトを拡大するために国内外の教育機関や組織・業界パートナーの協力を要請し、ネットワークの拡大を図ることです。Green Carbonは、カーボンクレジットに関する専門知識の共有を行い、タイ国内の脱炭素教育の促進に協力しながら、タイ国内でのカーボンクレジットプロジェクト開発を促進します。また、本MOUの締結にあたり、タイ農業協同組合省(Ministry of Agriculture and Cooperatives)の国土地開発局(Land Development Department)から協力を得ており、今後もサポートを受けながらプロジェクトを実施してまいります。
◆ RMUTP学長Natworapol Rachsiriwatcharabul氏のコメント
It is with great pleasure that we engage in this collaboration with Green Carbon Inc., aimed at transforming Rajamangala University of Technology Phra Nakhon into a Green University. This initiative seeks to raise awareness of environmental issues within the academic institution, whether through the development of sustainability and carbon management courses integrated into the university’s curriculum. This reflects our commitment to fostering and promoting carbon credit trading in Thailand, aligned with our goals of environmental conservation and sustainable natural resource management. Furthermore, this collaboration extends to research partnerships focused on developing solutions and accelerating efforts to mitigate industrial pollution.
〈和訳〉
私たちは、Green Carbonとのコラボレーションに大変喜びを感じており、ラジャマンガラ工科大学プラナコーンをグリーン大学へと変革することを目指しています。この取り組みは、持続可能性やカーボン管理に関するコースを大学のカリキュラムに統合することで、学内の環境問題に対する意識を高めることを目的としています。これは、タイにおけるカーボンクレジット取引の促進と育成に対する私たちのコミットメントを反映しており、環境保護および持続可能な自然資源管理の目標に合致しています。さらに、このコラボレーションは、産業汚染の緩和に向けた解決策の開発と取り組みの加速に焦点を当てた研究パートナーシップにも及びます。
〇関連リリース
タイ関連のリリースは下記を参照ください。
https://green-carbon.co.jp/tag/thailand/
※1:AWD(間断灌漑)
間断灌漑(AWD)は水田の水位を目安に、数日おきに入水と自然乾燥を繰り返すという手法になります。間断灌漑(AWD)の場合、連続的な入水に比べ、水使用量を削減することができ、水資源の保全にも寄与します。
◆Green Carbon事業紹介
Green Carbonは、「生命の力で、地球を救う」をビジョンとして掲げ、カーボンクレジット創出・登録・販売までを一気通貫してサポートする事業を展開しています。その他にも、農業関連事業、研究開発事業、ESGコンサルティング事業なども展開しております。中でもメインで進めている水田のメタンガス削減によるカーボンクレジット創出PJでは、日本初・最大級(約6,220t)で水田のJ-クレジットの認証を取得しており、2024年度は約50,000haに拡大していく予定です。また、クレジット登録・申請・販売までをワンプラットフォームで完結するサービス「Agreen(アグリーン)」を提供しており、クレジットの申請登録時にかかる手続きや書類作成などを簡略化し、クレジット創出者の工数を削減しています。
◆Green Carbon 株式会社
代表者 :代表取締役 大北 潤
所在地 :東京都港区赤坂5-2-33IsaI AKASAKA607
設立 :2019年12月
事業内容 :カーボンクレジット創出販売事業、農業関連事業、環境関連事業、その他、関連する事業及びESGコンサルティング事業
URL : https://green-carbon.co.jp/
◆ラジャマンガラ工科大学プラナコン校(Rajamangala University of Technology Phra nakhon: RMUTP)
代表 : Dr. Natworapol Rachsiriwatchabul
所在地 : 399 Samsen Road, Vachira Phayaban, Dusit, Bangkok, THAILAND 10300
設立 : 2005
ビジョン : “A leading university for diverse careers, producing exceptional technological specialists and offering international value.”
◆ RMUTP大学紹介
ラジャマンガラ工科大学プラナコン校(RMUTP)は、タイ、バンコクに位置する国立大学で、タイの教育省、科学省、研究省、イノベーション省の下で運営されています。RMUTPは2005年1月18日に正式に設立され、ラジャマンガラ工科大学法(B.E. 2548/2005)に基づいています。また、工学、技術、建築、デザイン、経営学、科学などのさまざまな分野で幅広い学士号および大学院プログラムを提供しています。業界のニーズに応えるため、実践的かつ応用的な学習に重点を置いており、主要な業界パートナーとの強力な関係を維持し、世界中の大学や機関とパートナーシップを結ぶことで、学生の国際的な視野を広げています。さらに、地域社会との関わりも深く、アウトリーチプログラム、知識移転の取り組み、社会的課題に対処するためのプロジェクトを通じて、タイの経済と社会の発展に貢献できるスキルを持った専門家を育成することを最終目標としています。
◆GREEN CARBON JAPAN VIETNAM COMPANY LIMITED
略称 :GREEN CARBON JAPAN VIETNAM CO,. LTD
代表者 :代表取締役 大北 潤
所在地 :10th Floor, The Nexus Building, 34-3B Ton Duc Thang, Ben Nghe Ward, District 1, Ho Chi Minh City, Vietnam
設立 :2024年8月
事業内容 :カーボンクレジット創出販売事業、農業関連事業
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