『知られざる金正恩 - 四代目プリンセスとバスケ監督 -』7月23日発売
北朝鮮研究の最高権威が放つ、韓国で話題沸騰の禁断の書籍

株式会社ワニブックス(東京都渋谷区、代表取締役:髙橋明男)は、『知られざる金正恩 - 四代目プリンセスとバスケ監督 -』(著:鄭成長 訳:姜英之 大澤文護 宮本悟)を2025年7月23日(水)に発売しました。
金正恩は狂人ではない!
北朝鮮研究の最高権威が金正恩の実像に迫る!
国際情勢においてますます重要性を増す北朝鮮。
本書では、韓国の有力シンクタンク・世宗研究所で20年以上北朝鮮を研究してきた鄭成長が、金正恩体制の実態を徹底分析。
2024年末に韓国で発刊された話題の書『私たちが知らない金正恩:彼の政治と戦略』が、ついに日本語版で登場します。
日本語版執筆にあたり、金正恩の叔母夫妻や、藤本健二氏(金正日の元専属寿司職人)への貴重なインタビューも実施。国際社会における北朝鮮像を根本から見直す、実証に基づいた一冊です。
■金正恩の後継者は、長女・金主愛!? 第4次権力世襲の展望!
■核保有国としての戦略
■金正恩の出生地に関する初の公開情報!
■恐怖政治ではなかった!?
父・金正日政権初期に比べ、金正恩政権初期の粛清規模は約7%程度
■人事システムを例えるなら金正日は「映画監督」、
金正恩は「バスケットボール監督」スタイル
■トランプとの首脳会談を徹底分析
■北朝鮮とどう対峙すべきか、最前線のインテリジェンス
(本文より一部抜粋)
韓国政府は残念ながら、金正恩のリーダーシップと統治能力などについて絶えず誤った判断を繰り返してきました。韓国の保守政権は、金正恩の権力掌握力を過小評価し続け、「希望的観測」に基づいて「急変事態への備え」や「統一準備」といった蜃気楼を追いかけてきました。他方で進歩政権は、金正恩の核とミサイルへの執着、対南不信及び敵対的な態度を直視できず、実現不可能な「非核化」や「終戦宣言」などに執着する偏向を見せてきました。
日本政府も金正恩のリーダーシップと統治の方向性を正確に把握できなければ、日本人拉致問題の解決や日朝関係の正常化の実現を期待するのは難しいと思います。そして日本は北朝鮮によるさらに深刻な核及びミサイルの脅威に直面することになるでしょう。
【プロフィール】
著者 鄭成長(チョン・ソンジャン)
韓国世宗研究所朝鮮半島戦略センター長を長らく務め、今年から同研究所副所長職務代行に就任。韓国核安保戦略フォーラム代表として活動している。 慶熙大学政治外交学科を卒業し、 パリ・ナンテール大学で修士号と博士号を取得した。 2001年から世宗研究所で北朝鮮の政治や軍事、パワーエリート、金正恩のリーダーシップ、北朝鮮の核問題と南北朝鮮関係、 統一戦略などを研究している。 青瓦台(大統領府) 国家安保室、 統一部、 国防部、 合同参謀本部、 米韓連合軍司令部などの政策諮問委員や外交部の自主評価委員会委員、 民主平和統一諮問会議常任委員、 KBS.客員解説委員、 毎日経済新聞の客員論説委員などを歴任した。
《Idéologie et systeme en Corée du Nord(北朝鮮の理念と体制)〉(1997)、「現代北朝鮮の政治:歴史、理念、権力体系」 (2011) など北朝鮮関連著書と論文が多数ある。
日本でも翻訳された著書に『日韓同時核武装の衝撃』(ビジネス社)がある。
訳者 姜英之 (カン・ヨンジ)
一般社団法人、東アジア総合研究所理事長。
1947年、大阪市生まれの在日韓国人2世。 大阪市立大学経済学部卒業後、 新聞・雑誌編集のかたわら韓国経済を中心にアジア経済について研究、評論活動を行う。 91年、東アジア総合研究所設立、 所長に就任。 早稲田大学、 神奈川大学、 東京経済大学各非常勤講師、 北陸大学教授を歴任。 民団新聞論説委員、在日韓国商工会議所諮問委員、 在日韓国人文化芸術協会副会長、 韓国民主平和統一諮問会議海外諮問委員 (議長・金大中大統領)、在日韓国新聞協会理事など幅広い社会活動を展開。 90年代以降、北朝鮮思想・政治・経済研究に没頭。 著書に『東アジアの再編と韓国経済』 (社会評論社)、『アジアの新聞は何をどう伝えているか』 (共著、 ダイヤモンド社)など。 編訳『北朝鮮年鑑』 (東アジア総合研究所)、 訳書に「北朝鮮は経済危機を脱出できるか」(社会評論社) 『日韓同時核武装の衝撃』(著:鄭 成長、ビジネス社)などがある。
本書の訳は1~5、11、12章を担当。
訳者 大澤文護(おおさわ・ぶんご)
天理大学客員教授(2015年から現在)、特定非営利活動法人東アジア相互理解促進フォーラム理事長(2022年から現在)。1957年、東京生まれ。広島大学政経学部法律政治学科卒業後、80年毎日新聞入社。97年ソウル特派員、04年マニラ支局長、09年ソウル支局長、11年東京本社編集編成局編集委員、13年千葉科学大学危機管理学部教授。15年韓国・世宗研究所客員研究委員。17年千葉科学大学大学院危機管理学研究科博士課程後期修了、博士学位取得(危機管理学)。
著書に『北朝鮮のほんとうの姿がわかる本』(こう書房)『金正恩体制形成と国際危機管理 北朝鮮核・ミサイル問題で日本人が本当に考えるべきこと』(唯学書房)共訳書に『砂漠の戦場にもバラは咲く イラク戦争従軍取材記 姜仁仙・朝鮮日報ワシントン特派員』(毎日新聞社)などがある。
本書の訳は9、10章を担当。
訳者 宮本悟 (みやもと・さとる)
1970生まれ。1992年3月、同志社大学法学部卒。1999年2月、ソウル大学大学院政治学科修士課程修了〔政治学修士号〕。2005年3月、神戸大学大学院法学研究科博士後期課程修了〔博士号(政治学)〕。日本国際問題研究所研究員、聖学院大学総合研究所准教授を経て、現在、聖学院大学政治経済学部教授、東京大学先端科学技術研究センター客員上級研究員など。専攻は国際政治学、安全保障論、比較政治学、朝鮮半島研究。
〔著書〕『北朝鮮ではなぜ軍事クーデターが起きないのか?:政軍関係論で読み解く軍隊統制と対外軍事支援』(潮書房光人社,2013年)。
〔編著〕Satoru Miyamoto ed., North Koreas Global Activities (Roles Review, Vol. 5), (Tokyo: Research Center for Advanced Science and Technology, the University of Tokyo, 2024).
本書の訳は6~8章を担当。

【書籍情報】
『知られざる金正恩 - 四代目プリンセスとバスケ監督 -』
著:鄭成長
訳:姜英之 大澤文護 宮本悟
ワニブックス刊
発売日:2025年7月23日
価格:2,200円(税込)
ISBN:978-4-8470-7558-2
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