内田樹氏も大推薦!中東戦争の歴史から“世界の今”が見えてくる文庫『中東戦争全史』発売
『日本会議 戦前回帰への情念』でも話題の戦史研究家による瞠目の中東戦史。
このたび、朝日新聞出版では山崎雅弘氏のノンフィクション『[新版]中東戦争全史』を復刊いたします。戦争、内戦、テロ……。なぜ今、中東地域で惨禍が繰り返されるのか? その理由を、パレスチナやイスラエルの歴史、中東をめぐる大国の思惑、数次にわたる中東戦争から、詳細にわかりやすく解説します。そして、[新版]では2001~2016年までを大幅加筆。今なお続くシリア内戦や、中東の新たな脅威である『イスラム国(IS)』誕生の真相にも迫ります。
●解説の内田樹氏も大推薦!
「山崎さんの本書はこの『中立的・非党派的であることが許される例外的な言論環境』が生み出したものである。アメリカやフランスやイギリスやあるいはロシアや中国では、このような書物はおそらく書かれないし、刊行もされない。それらの国々では、入りみだれる敵味方のどの陣営にも与しない中東論などありえないからである」(内田樹氏の解説より)
●現在の中東をめぐる混乱は、パレスチナとイスラエルの歴史から始まっている
今起こっている戦争やテロの原因は、現代だけにあるのではありません。本書では、ユダヤ民族の王国や古代イスラエルの歴史まで遡り、パレスチナの移住からイスラエルの建国宣言、それにともなう大国の利害やアラブ側の対応までを、わかりやすく詳細に解説します。
●イスラエルとパレスチナの紛争は、なぜ終わらないのか?
延々と紛争が続いているように思えるイスラエル・パレスチナ問題も、何度か平和的な解決に向けて希望の光が見えたことがありました。しかし、そのたびに引き起こされる利害の不一致、思惑の違いのよる混乱で、平和がもろくも崩れ去っていく様子が、詳細に書かれています。本書を読めば、「なぜ争いが終わらないのか」の理由が見えてきます。
●『9・11』、『イラク戦争』、『イスラム国』の誕生から膨張までを大幅加筆した最新版!!
『[新版]中東戦争全史』では、一~四次にわたる中東戦争やイスラエル・パレスチナ問題に加え、9・11米国同時多発テロやイラク戦争、シリア内戦、そして新たな脅威となっている『イスラム国』の誕生から膨張までを、大幅に書き下ろして収録した最新版です。中東問題から連綿と繋がっている世界の最新状況も、本書を読めばわかります。
〔著者略歴〕
山崎雅弘
1967年大阪生まれ。戦史・紛争史研究家。軍事面だけでなく、政治や民族、文化、宗教など、様々な角度から過去の戦争や紛争に光を当て、俯瞰的に分析・概説する記事を、1999年より雑誌「歴史群像」で連載中。また、同様の手法で現代日本の政治問題を分析する原稿を、東京新聞、神奈川新聞などの媒体に寄稿。著書に『戦前回帰』『世界は「太平洋戦争」とどう向き合ったか』『日本会議 戦前回帰への情念』『5つの戦争から読みとく日本近現代史』など多数。
〔書籍概要〕
書名:[新版]中東戦争全史
著者:山崎 雅弘
ISBN:9784022618726
定価:950円(税込)
発売日:2016年8月5日
文庫判並製 416ページhttp://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=18281
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