スパイスファクトリー、AI基本方針を策定
AIの責任ある活用を推進 ― AIと人が協調し、創造的価値を最大化する組織へ
デジタル・トランスフォーメーションを⽀援するスパイスファクトリー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:高木 広之介、以下「当社」)は、AI技術を活用するにあたって社会的責任を踏まえた「AI基本方針」を策定いたしました。当社内では、AIの活用範囲が加速度的に拡大する中で、倫理的な配慮、安全性の確保、透明性の維持といった責任ある組織体制の整備が不可欠と考え、今回の方針策定に至りました。
当社は、「1ピクセルずつ、世界をより良いものにする。」というパーパスのもと、クライアント企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するITサービス企業として、AI技術の活用による新たな価値創造に取り組んでいます。AIをただの効率化手段と捉えるのではなく、「創造性を引き出すためのパートナー」として位置づけ、さらなる活用を推進してまいります。
AI活用に求められるガバナンスと社会的動向
近年、AI技術は開発業務の支援にとどまらず、社会全体の情報環境や意思決定プロセス、さらにはガバナンスや倫理に関する議論にも大きな影響を与えつつあります。その一方で、AIの急速な普及と高度化にともない、AI活用に対する期待と同時に懸念やリスクへの配慮が求められる時代を迎えています。
日本では2025年6月に「人工知能関連技術の研究開発及び活用の推進に関する法律(AI推進法)」が公布されました。この法律は、AI技術の研究開発と利活用の促進に加え、安全性や倫理性の確保に向けた制度とガバナンスの構築を目的としています。
加えて欧州連合(EU)では2024年8月に「EU AI法(AI Act)」が施行され 、企業には自主的なガバナンス体制の構築と社会的信頼の確立が、世界的にも求められています。
当社はこうした国内外の社会動向を踏まえ、AIの利活用における社会的責任を全社的に徹底し、信頼性の高いDX支援と持続可能な社会づくりへの貢献を目指してまいります。
e-GOV:人工知能関連技術の研究開発及び活用の推進に関する法律(令和七年法律第五十三号)
2024年9月欧州連合日本政府代表部「EU AI規則の概要」
スパイスファクトリー「AI基本方針」概要
1. 社会的責任と倫理原則
1.1 公平性・多様性・人権の尊重
不当な差別や偏見を生じさせない公平性の確保
1.2 透明性と説明責任
AIの機能や限界について適切な情報開示を実施
1.3 法令・契約・知的財産権の遵守
関連法令や第三者の権利を確実に保護
2. セキュリティと運用基盤
2.1 情報セキュリティと安全性の確保
機密情報・個人情報の適切な管理体制を構築
2.2 運用と継続的改善
技術進展に応じた定期的な方針見直しを実施
2.3 適用範囲
全従業員および外部パートナーへの方針適用の周知と浸透
3. AI活用の組織的な取り組み
3.1 ステークホルダーとの共創
多様な関係者との連携による社会課題解決への貢献
3.2 社内におけるAIリテラシーの向上
全従業員への教育体制とガイドライン整備
3.3 チームとしての創造的なAI活用
AIと人間の協調による価値創造の最大化
取締役CTO 服部省治のコメント

スパイスファクトリー株式会社
取締役CTO 服部省治/Seiji Hattori
スパイスファクトリーでは、AIをただの効率化手段と捉えるのではなく、「創造性を引き出すためのパートナー」として位置づけています。私たちは、技術の可能性を信じています。しかし同時に、その活用に伴うリスクや社会的責任から目を背けることはありません。この方針は、技術開発・デザイン・業務運用に関わるすべてのメンバーが、AIを正しく、そして責任を持って活用するための共通の指針です。
今後の取り組み
当社は、本方針に基づき、以下の取り組みを推進してまいります。
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全従業員および外部パートナーへの方針浸透
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AIリテラシー向上のための教育施策の充実
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技術動向や社会情勢に応じた、方針および利用ガイドラインの見直し
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クライアント企業や社会全体に対する価値創造の継続的な追求
当社は、AI技術を通じて社会の持続的な発展に貢献するとともに、「革新の触媒”The Spice Of Innovation”」のミッション実現に向けて、引き続き取り組んでまいります。
関連情報
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ChatGPTを活用した新規事業実証実験支援サービスを提供開始

スパイスファクトリー株式会社
スパイスファクトリーは、DXを加速させるアジャイルマインドで企業や行政機関のデジタル変革を引き起こす"触媒(スパイス)"となるDX支援企業です。
これまでに、教育、医療、自治体、一次産業、物流、製造、エンタメなど様々な業界のDXに関わり、アジャイル開発のアプローチで迅速な価値創造を実現し、社会と顧客の課題解決に取り組み、事業の成長を支援してきました。
経営課題から現場の事業課題解決まで全方位で関わる360°デジタルインテグレーターとして、デジタル領域の課題に幅広く対応します。事業サービス構想の支援、システム開発、UI/UX、マーケティング支援など、一気通貫でサポートします。
同時に、従来の受託開発の枠組みを超え、ユーザー中心の設計を軸に顧客企業や行政機関と連携し、変化への対応力と俊敏性を高めながら、伴走して解決策を導き出します。
私たちのMissionは「革新の触媒」であり、Purposeは「1ピクセルずつ、世界をより良いものにする。」ことです。社会課題解決を追求し、新たなビジネスやイノベーション創出に貢献します。
会社名:スパイスファクトリー株式会社(Spice Factory Co.,Ltd)
代表:代表取締役CEO 高木 広之介
設立: 2016年3月
資本金:307,008,000円
東京本社:東京都港区台場二丁目3番1号 トレードピアお台場 20階南
関西拠点:京都府京都市下京区鶏鉾町493 ムーンバットビル7F コネクト京都
福岡拠点:福岡県福岡市中央区大名2-6-11 Fukuoka Growth Next
事業内容:360°デジタル・インテグレーション事業
公式Webサイト :https://spice-factory.co.jp
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