Zoom、AI Companion 3.0 を新たに発表 - プラットフォーム全体でエージェント型 AI を強化

※本メディアアラートは、2025 年 9 月 17 日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳版です。
● Zoom は、9 月 17 日(米国時間)に開催した年次イベント Zoomtopia 2025にて、エージェント型 AI を搭載した AI Companion 3.0 を発表しました。これにより、プラットフォーム上でのチームのコミュニケーションとコラボレーションのあり方を変革する、強力な新機能と作業環境を提供します。
● Zoom Business Services は、カスタマー エクスペリエンスと Zoom バーチャル エージェント向けのエージェント型 AI 機能を導入し、顧客と従業員の関わり方を再定義します。
2025 年 9 月 17 日、カリフォルニア州サンノゼ - Zoom Communications, Inc.(NASDAQ: ZM)は本日、生産性やインテリジェントなコラボレーション、そしてつながりの新時代を実現するべく、AI Companion 3.0 を発表しました。これには、Zoom Workplace および Zoom Business Services 全体で利用可能な、強力で新しいエージェント型 AI イノベーションを搭載しています。 Zoom の年次基幹イベントである Zoomtopia 2025 で発表されたこれらのイノベーションは、エージェント型 AI 機能を最優先とする Zoom のビジョンを体現しています。ユーザーの働き方を変革するよう設計された Zoom のエージェント型 AI は、パーソナライズされた AI アシスタント機能により、会話の内容を実行可能な行動に変換します。これにより、ユーザーが日々、どんな作業環境でも最大限の力を発揮できるよう支援します。
Zoom の創業者兼 CEO の Eric S. Yuan は、次のように述べています。
「お客様にとって最も重要な会話は Zoom 上で行われており、その会話から得られる重要な洞察が、具体的な進歩を後押しする原動力となります。AI Companion 3.0 により、Zoom のエージェント型 AI はユーザーの具体的な状況や優先事項、目標を理解します。不要な情報を取り除き、最も重要なことに集中できるよう支援し、価値あるビジネス成果を生み出します。」
AI Companion 3.0:仕事を革新する、究極のインテリジェント パートナー
Zoom が描く未来の働き方のビジョンは、AI がシームレスかつインテリジェントなレイヤーとして機能する統合プラットフォームです。このビジョンの要となるのが、AI Companion 3.0 と Zoom Workplace、Business services の新たなイノベーションです。単なる AI アシスタントを超え、AI Companion は Zoom プラットフォームおよび対応するサードパーティ連携機能を横断して動作します。より深い会話の洞察を通じ、ユーザーが会話内容を行動に変換できるよう支援し、管理業務を効率化して時間を節約するとともに、より高品質な成果の実現をサポートします。
より深い洞察を引き出す
AI Companion はエージェント型 AI を活用して、ミーティングと通話の文字起こし、チャット履歴、共有ドキュメントといった社内ナレッジと、公開されている市場調査や業界データなどの社外のインサイトを、統合されたコンテキスト アウェア検索を通じて取得・統合し、必要な情報を適切なタイミングで提供できるようになります。ユーザーは会話、ドキュメント、サードパーティ アプリ、複数のミーティング プラットフォーム、対面ミーティング、ウェブから深い洞察を得て、重要な情報を入手できるようになります。
新しい AI ノートテイカー機能により、Zoom Workplace の有償アカウント ユーザーは、すべての Zoom ミーティングにおいて、AI Companion を使って手書きノートを最適化できます。この機能は、対面でのミーティングや Microsoft Teams、Google Meet、WebEx(近日提供予定)といった、Zoom 以外のプラットフォームで行われるミーティングでも利用できます。
一日の仕事を最適化
自律型エージェント スキルが雑務を効率化するので、ユーザーは重要な業務に集中できます。空き時間の確保、ミーティングの事前準備、グループ コラボレーションの支援、ミーティング中の提案といった新機能により、ユーザーは必要な情報を適切なタイミングで得られるようになり、より少ない労力で業務を遂行することができます。
AI Companion に新搭載された成果重視のプロンプトは、成果の創出を後押しします。ミーティング、電話、チャット、メールを含む Zoom プラットフォーム全体において、ユーザーがタスクを特定、優先順位付け、完了できるよう支援するので、重要なタスクの見落としを防ぎます。
高品質な成果をより迅速に
ユーザーは AI Companion をコラボレーション パートナーとして活用できます。AI Companion はすでにユーザーの状況を把握しているため、最小限の指示でも業務の質を高めることができます。ユーザーの最新かつ頻出の会話トピックや重要なプロジェクトを把握し、最適な成果を生み出すためのアクションを提案するとともに、カスタマイズされた応答を提供します。
AI Companion 3.0 は、ウェブブラウザと Zoom Workplace デスクトップ アプリに新たなワークスペースを導入し、ユーザーがどこで作業をしていても統合された一貫した AI 体験を提供します。このワークスペースは動的に適応し、あらゆるコンテキスト情報を提供することで、散在する情報を実行可能な知見に変換します。
新たな文書作成サポート機能と高度なリサーチスキルにより、ユーザーは社内外のデータソースを活用して、包括的でデータ駆動型のレポートや完成度の高いドキュメントを作成できるようになります。
先進的な AI プラットフォームにおけるイノベーション
Zoom は、Zoom Workplace 向けの新しい AI やプラットフォーム機能を通じて、コミュニケーションの可能性を押し広げています。これには、よりリアルなミーティング用のアバターやプレゼンテーションからのクリップ生成機能に加え、ユーザーと開発者が顧客向けツールおよびバーチャル エージェント向けツールを設定できるようにする、Model Context Protocol(MCP)のサポートなどが含まれます。
Zoom Meetings にリアルタイム音声翻訳機能が追加されたことで、ユーザーは世界中の同僚やパートナーと、企業から高く評価されている Zoom ならではの品質で、これまで以上に容易にコラボレーションできるようになりました。また、Zoom が委託した最新の評価によると、Zoom のリアルタイム翻訳の字幕は、MetricX 基準において主要な競合他社よりも高い精度であることがわかりました。具体的には、英語からフランス語への翻訳では 28%、英語からスペイン語への翻訳では 14%、英語から日本語への翻訳では 28%、それぞれ競合を上回る高い精度を示しました。
カスタマイズされたソリューション
自社のビジネスニーズにより合ったエージェント型 AI を必要とする企業向けに、Custom AI Companion ではカスタム AI エージェントの作成や導入ができる機能を新たに提供開始しました。このローコード ビルダーは本日より利用可能です。管理者は、さまざまなワークフロー向けにあらかじめ用意されたテンプレートや包括的で豊富なツール ライブラリを活用しながら、従業員向けに最適化された AI ソリューションを直接作成・導入することができます。さらに、管理者は事前構築されたサードパーティ製エージェントと連携し、Agent2Agent(A2A)プロトコルを活用することで、複数のアプリケーションをまたいだ業務プロセスを実現することができます。
AI Companion 3.0 の機能は 2025 年 11 月に一般提供開始予定で、Zoom Workplace アカウントの有償ライセンス ユーザーは、この機能を追加費用なしでご利用いただけます。Custom AI Companion アドオンは、1 ユーザーあたり月額 12 ドルで提供しています。
Zoom Workplace 全体のコラボレーションと生産性を向上させる最新のイノベーションについては、Zoom ニュースルーム(英語)をご覧ください。
Zoom Business Services が、顧客体験と従業員体験を飛躍的に向上
Zoom はコラボレーションにとどまらず、カスタマー エクスペリエンス(CX)スイートやZoom バーチャル エージェント(ZVA)における新たなイノベーションを通じて、企業へのコミットメントをさらに拡大しています。これには、エージェントのパフォーマンス向上、顧客体験の改善、経営層向けの実行可能な洞察の提供を目的とした AI ファースト機能が含まれます。
Zoomtopia で発表された Zoom のカスタマー エクスペリエンスに関わるイノベーションには、エージェント型 AI エキスパート アシストによるサポート担当者のタスク自動化、CX Insights による顧客データからのビジネス インテリジェンスの抽出、自動品質管理によるバーチャル エージェントとの会話における品質監視機能の拡張が含まれます。さらに、ZVA に「bring your own voice(自社音声の採用)」機能を導入し、企業がより一貫性のある、ブランド イメージにあった会話体験を提供できるようにします。
Zoom は、エージェント型 AI の力をカスタマー サポートの領域を超え、顧客体験の初期段階にまで拡大します。Zoom Revenue Accelerator(ZRA)を活用することで、営業チームは見込み客の開拓、フォローアップ、スケジュール調整といった手間のかかる作業を AI に任せることができます。ZRA の新機能である AI が主体的に見込み客を開拓する機能は、イベントリストやその他のリード情報を読み込み、潜在性の高い見込み客を自動で特定します。そのうえでメールや SMS などのチャネルを通じたパーソナライズされたアプローチを実施し、初回コンタクトのスケジュール調整まで行います。
Zoom Business Services に関する最新のイノベーションの詳細については、Zoom ニュースルーム(英語)をご覧ください。
Zoomtopia ご視聴のご案内
詳細については、Zoomtopia(9 月 17 日米国、9 月 18 日 APAC、EMEA、日本で開催)をご覧ください。特に記載がない限り、これらのイノベーションは 2025 年 9 月 17 日よりご利用いただけます。また、これらの発表および Zoom の新たな AI for Good プログラム(英語)に関する詳細については、Zoom ニュースルーム(英語)をご覧ください。
※9 月 18 日に開催した Zoomtopia Japan 2025(日本語音声付き)は、こちらよりレコーディングをご覧いただけます。
Zoom について
Zoom のミッションは、無限に広がる人とのつながりを可能にする AI ファーストのワーク プラットフォームを提供することです。Zoom Workplace でチームワークを再構築 – Zoom の AI Companion を搭載したオープン コラボレーション プラットフォームで、チームの生産性を向上します。Zoom Workplace とともに、Zoom Contact Center を含む営業、マーケティング、カスタマー エクスペリエンス チーム向けの Zoom の Business Services は、顧客ライフサイクルを通じて顧客との関係を強化します。2011 年に創業した Zoom は上場しており(NASDAQ: ZM)、米国カリフォルニア州サンノゼに本社を置いています。詳細については zoom.com をご覧ください。
ここに記載されている内容は、情報提供のみを目的としたものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。現在提供されていないサービス、製品、または機能については、Zoom の独自の判断により変更される場合があり、計画通りまたは全く提供されない場合があります。Zoom から購入されるお客様は、現在利用可能な価格、特徴、機能に基づいて購入をご判断ください。
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