アートの創造力を、働くあなたの味方に。オフィスビルから現代アートを発信『Art in Tokyo YNK』開催のお知らせ
~オフィスビルで、次世代のアーティストに持続可能な活動を~
東京建物株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 社長執行役員:野村 均、以下「東京建物」)は、東京・京橋から最新の現代アートを発信していくプロジェクト「TOKYO CONTEMPORARY KYOBASHI」と共同で、複合オフィスビル「東京スクエアガーデン」(東京都中央区京橋)にて、現代アート展『Art in Tokyo YNK』(トウキョウ インク=八重洲・日本橋・京橋)を11 月11 日(木)から30 日(火)まで開催します。
東京建物は、「住宅」「ビル」「街」のそれぞれにおいて、人の感性や創造力を刺激する空間づくりを進めています。その一環として、2018 年には、新進アーティストを発掘・支援するアート公募+展示企画「Brillia ART AWARD」をスタートしました。また、美術専門店約150 店が軒を連ねる八重洲・日本橋・京橋エリアでは、地域と協働しながら“アートの街”の持続的発展に向けた取り組みにも力を入れています。
『Art in Tokyo YNK』は、先代から京橋に店を構える「四季彩舎」と「TOMOHIKO YOSHINO GALLERY」の二
人の若いギャラリー経営者が立ち上げたプロジェクト「TOKYO CONTEMPORARY KYOBASHI」のビジョンへの共感がベースとなっています。企画展やアートフェアでの積極的な発信、他業種との有機的なつながりを通して、京橋のイメージの更新と地域の活性化を狙う「TOKYO CONTEMPORARY KYOBASHI」。彼らの新たなチャレン
ジの舞台に、京橋エリアのランドマークである「東京スクエアガーデン」の1 階共用部を一部開放することで、都市とアートの新しい関係を提案します。
八重洲・日本橋・京橋エリアに数多く集まるギャラリーですが、その大半は、大通りから1 本入ったビルの2 階以上に入居しており、当該エリアで働くオフィスワーカーにとっては近くて遠い存在といえます。そこで、“アートの街”を構成するギャラリーやアートそのものをオフィスビルで再構成したら、どんな化学反応が起こるでしょうか。昨今、ビジネスの文脈においてもアート・デザインの素養や美意識が問われるようになってきています。また、感性や創造力を刺激するまちづくりにとってもアートは欠かせない要素です。そして“アートの街”の持続的発展には、アートコレクターだけでなく多くのアートビギナーを巻き込んでいくことが肝要であると私たちは考えます。
オフィスビルから現代アートを発信することにより、ギャラリー側はこれまで接点を持てなかったターゲット層にリーチでき、かつ広く人々に新たな発想や刺激が与えられるWin-Win となる仕組みの構築を、『Art in Tokyo YNK』では目指しています。
【「『Art in Tokyo YNK』開催概要】
会期:2021 年11 月11 日(木)~11 月30 日(火)10:00~20:00
場所:【メイン会場】東京スクエアガーデン1 階 オフィスエントランスホール
【サブ会場】東京スクエアガーデン1 階 貫通通路
入場料:無料 * メイン会場は土日祝は閉場します。
共催:東京建物株式会社、TOKYO CONTEMPORARY KYOBASHI
協力:東京スクエアガーデン、四季彩舎、TOMOHIKO YOSHINO GALLERY
※ イベント内容は予告なく変更または中止になる場合があります。
1.展示の見どころ
(1) 海外コレクターも注目。日本のアート界の“新しい風”を感じる
ディレクターを務める「TOKYO CONTEMPORARY KYOBASHI」と同世代の30 代-40 代の作家を中心に、今後世
界に羽ばたく次世代アーティスト9 名の作品を展示。描き下ろしを含む新作にみる刺激的な実践に、自分の中にある創造性が掻き立てられ、対して鑑賞者として、表現の道にまい進するアーティストたちにエールを送る。そのような関係性を結んでいただければ幸いです。
(2) 圧倒的なスケールと生物多様性で迫る大作2 点
純粋無垢に生きる動物たちをモチーフに、現実世界ではなくファンタジーの世界を描く日本画家・板垣夏樹。獣医師の両親のもとに育った彼女は、命の尊さや神聖さを表現することを大切にしています。今回出品される幅5 メートルにおよぶ大作は、観る者を圧倒するパワーあふれる作品です。
もうひとつの大作は、主に野生動物をモチーフに、テラコッタを素材とした彫刻により、視覚を超えたリアルを生み出す瀬戸優の作品。考古学者に憧れた子ども時代を経て、2020 年に東京藝術大学大学院を修了したばかりの気鋭の彫刻家は個展を開けば、瞬く間に作品が完売。そんな彼の大学卒業制作にして、彼史上最大級の作品は屋外に置かれ、高層ビルを借景に躍動します。
(3) 多様な人と活動を受け容れる、新たなオフィスビルの在り方
テレワークを経験したからこそ、「オフィスで働くこと」の意義をあらためて実感した人も多いのではないでしょうか。そうした中、オフィスのある“場所”の個性に目を向け、地域との結びつき方に意識を向けるビジネスパーソンも増えてきています。『Art in Tokyo YNK』は、オフィスビルを活用した“アートの街”京橋のシティプロモーションであると同時に、街に開かれたイノベーションコミュニティを形成し得るオフィスビルの可能性を探ります。
● “アートの街”京橋
京橋、日本橋をまたぐ東仲通り、通称「京橋美術骨董通り」周辺は大正期から続く美術店の一大集積地です。
古くは江戸時代、狩野派が居を構え、御用商人たちや職人たちで賑わい、かの安藤広重(歌川広重)も晩年を過ごしました。
大正時代には、北大路魯山人が会員制の料亭「美食倶楽部」を開店させ活況を呈した京橋美術骨董通り界隈には、今なお150 ほどの美術店やギャラリーが集積しています。
2.会期中に楽しめるトークイベント
11 月19 日(金)アートナビゲーター 東 孝彦トーク
『日常の中のアートの楽しみ』
会場:City Lab Tokyo(東京スクエアガーデン6 階)
開催時間:19:00~20:30(受付18:45~)
申込み:チケットサービスPeatix https://peatix.com/event/3060607
もしくは下記QR コードから必要事項をご記入のうえお申込みください。
参加費:東京スクエアガーデン就業者 無料/一般 500 円
アートの世界ってなんか難しそう。美術館に行く機会もないし、ましてやギャラリーなんて。そんな方もぜひ、日々の生活にちょっとした変化をくれるアートの楽しみ方を見つけてみませんか? 自宅からアートに触れたり、街歩きしながらアートと出会ったり。日常の中のアートに目を向けて、「楽しみ」を一つひとつ集めていきましょう。No Art,No Life!
《登壇者プロフィール》
会社員をしながら、美術館でのボランティアガイドや学校向けプログラム、画廊巡りツアーなどで、鑑賞する楽しさを伝えるアートプラクティショナーとして活動。作品鑑賞している中で言語化しにくい感情をブロックで表現するワークショップも開催。最近は音声で美術情報を配信中。
3.TOKYO CONTEMPORARY KYOBASHI について
四季彩舎の石井信氏とTOMOHIKO YOSHINO GALLERY の吉野智彦氏が2021 年にスタートした、「京橋」を起点とする現代アートの専門プロジェクトです。海外フェアへの共同参加も視野に入れ、yutaokuda、山東大記、瀬戸優といった互いの取り扱い作家を軸に、有能な若手を国内外にプロモートしていきます。
背景には、日本画や洋画、工芸といった既成のジャンルに収まらない作家が増えてきたこと、40 歳代以下のギャラリストやアーティスト、コレクターらの存在感が増していることなどがあります。まさに、国内美術市場における世代の転換期において、日本で最も古美術店が多いとされるこの地から現代アートを発信することにより、TOKYO CONTEMPORARY KYOBASHI が次世代アートシーンを盛り上げます。
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