地図が作られた時代背景を知り、常設展を深く楽しむための企画展「17世紀の日蘭交流 -選ばれし国 おらんだ-」 会期:2023年1月14日(土)~2023年5月14日(日)

株式会社ゼンリン

 ゼンリンミュージアム(福岡県北九州市、館長:佐藤渉)は、2023年1月14日(土)~5月14日(日)まで、17世紀の日本とオランダの交流に焦点を当てた企画展「17世紀の日蘭交流 -選ばれし国 おらんだ-」を開催します。本企画展では、二つの国の出会いから、鎖国体制下でオランダがヨーロッパ唯一の貿易相手国になる過程を紹介します。同時代に描かれた地図を展示する当ミュージアムの常設展を、新たな視点でより深く楽しんでいただくための企画展です。
 

▲リンスホーテン「東アジア図」  1595-96年 ゼンリンミュージアム所蔵▲リンスホーテン「東アジア図」 1595-96年 ゼンリンミュージアム所蔵

■展示概要
 日本とオランダの最初の出会いは1600年のことです。アジア貿易において先行していたポルトガルから覇権奪取をもくろむオランダと、戦国時代が終わりを告げ、封建制度の確立と外国との交流を制限することで安定した社会を築こうとしていた日本。両国は、時に対立し時に協調しながら、次第に距離を縮めていきます。そして、江戸幕府が鎖国体制に入る中で、オランダは西洋で唯一日本との国交が認められた"選ばれし国"となったのです。
 本企画展では地図や資料など28点を展示し、オランダと日本の立場や思惑の違いに注目しながら、17世紀における日蘭関係の深化を紐解きます。

 

▲徳川家康朱印状(複製) 1609年 平戸市所蔵(原本:オランダ国立文書館)▲徳川家康朱印状(複製) 1609年 平戸市所蔵(原本:オランダ国立文書館)

■企画展のタイトル表記 “おらんだ”に込めた想い
 1609年に徳川家康が発行した朱印状により、日本とオランダの貿易が始まりました。その朱印状の冒頭には「おらんだ」の表記があり、新たな貿易相手国に期待を寄せる日本の想いが込められた言葉として、平仮名表記のまま企画展のタイトルに用いました。


 

 

※ガイドツアーの事前予約は不要です。参加人数により、少人数のグループに分けて複数回実施します。

 【参考資料】
展示品の一例

 

■期間限定デザインのチケットホルダー
 有料入館者全員に、期間限定デザインのチケットホルダーを配布します。本企画展のチケットホルダーには、日本とオランダを結んだ出島や、オランダ人が独特なタッチで描いた未知の日本文化をデザインモチーフとしてあしらいました。


■「ゼンリンミュージアム」について
 「歴史を映し出す地図の紹介」をコンセプトに、常設展では全3章にわたる構成で約120点の地図を紹介しています。
【第1章】世界の中の日本
16世紀~19世紀に描かれた地図を中心に、キリスト教の布教による地図の進化と、鎖国体制が地図に与えた影響を紹介
【第2章】伊能図の出現と近代日本
多くの苦難を乗り越え、初の実測図として作られた伊能図が海外へ渡り、その後の日本に与えた影響を紹介
【第3章】名所図会・観光案内図・鳥瞰図の世界
正確さのもとに成り立つ、近代から現代にかけての様々な表現の地図を紹介


※今後の新型コロナウイルス感染症の状況により、実施内容を変更する場合がございます。最新の情報や当館の感染予防対策については、WEBサイトをご確認ください。(ゼンリンミュージアム https://www.zenrin.co.jp/museum/

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
福岡県北九州市戸畑区中原新町3番1号
電話番号
-
代表者名
髙山善司
上場
東証1部
資本金
65億5764万円
設立
1961年04月