スモールステップで目指す会話のキャッチボール!
療育の現場生まれのカードで「疑問詞を区別する力」「文をつくる力」がつく!
このカードは自閉スペクトラム症をはじめとする神経発達症(発達障害、知的障害)のある子どもが、「だれ・どこ・なに」という疑問詞に適切に答えられるようになることを目指す学習教材です。
支援が必要な子どもにとって、日常生活には複雑な情報がたくさんあるため、どんなことを質問されているのか理解できないことがあります。何について問いかけられているかわからなければ、正しく答えられません。
疑問詞を理解するには、まず「絵」という限られた情報の中で練習することが効果的です。カードを分類したり、マッチングしたりしながら、少ない情報の中で「だれ・どこ・なに」の使い方を理解していきましょう。
カード種類
場面カードが全32種類入っています。
また「だれカード」7枚、「どこカード」13枚、「なにカード」32枚が入っています。
(「だれカード」と「どこカード」は繰り返し使います)
ステップ1 カードを確認する
【だれカード】を1 枚ずつ見せて、「だれ?」と質問し、答えさせます。
【どこカード】【なにカード】についても、同様に行います。
答えられたら、必ず「すごい、正解!」と子どもがわかるようにほめます。
答えられない、間違えた場合は、再度質問します。質問と同時にヒントを出して手助けしましょう。
ステップ2 疑問詞の違いを理解する
【だれ・どこ・なにシート】を机の上に置きます。【だれカード】【どこカード】【なにカード】を1枚ずつ
選び見本としてシートの上の方に置きます。
【だれカード】【どこカード】【なにカード】を2枚ずつ合計6枚選びます。【だれカード】を1 枚渡し、「だれ?」と質問します。答えられたら、そのカードをシートの「だれ」欄に置きます。もう1枚の【だれカード】も同様に行います。【どこカード】【なにカード】も同様にします。
間違えずに分類できるようになったら、9枚のカードを正しくシートに置きます。両手でカードを囲むようにして「これは?」と尋ね、「だれ」と答えさせて強化します。同様に「どこ」「なに」についても質問しましょう。
ステップ3 絵カードで質問に適切に答える
【だれ・どこ・なにシート】を机の上に置きます。【場面カード】1枚とそのカードに対応する
【だれカード】【どこカード】【なにカード】を1枚ずつ子どもの前に置きます。
【場面カード】の中の人物を指差しながら、「だれが〜している?(写真の例ならだれが洗っている?)」と質問します。「おかあさん」と答えさせながら、おかあさんの【だれカード】をシートの「だれ欄」に置かせます。
次に「どこで洗っている?」「なにを洗っている?」と質問して同様にします。
だれ→どこ→なにの順番で数回繰り返し、徐々に答えを指差すというヒントをなくします。
ステップ4 音声だけで質問に適切に答える
視覚的なヒントを取り去って、【場面カード】だけを見せて質問し、言葉で答えさせます。音声だけで疑問詞に答えることを目指します。慣れてきたら、質問の順番をランダムにしましょう。
セット内容
・場面カード・・・32枚
・だれカード・・・7枚
・どこカード・・・13枚
・なにカード・・・32枚
・白カード・・・4枚
・だれ・どこ・なにシート・・・1枚
・説明書
書誌情報
『会話力がおどろくほど育つ だれ?どこ?なに?カード』
【著】八坂美穂
対象年齢:3歳から
https://www.godo-shuppan.co.jp/book/b636377.html
ネット書店
★Amazon
★楽天ブックス
https://books.rakuten.co.jp/search?sv=30&v=2&oid=000&f=A&g=001&p=0&s=0&e=0&sitem=9784772655170
著者情報
八坂美穂(ヤサカミホ)
イギリス・バース大学にて教育学、心理学を学び、特別支援教育や英語教育の経験を積む。現在は特別支援教育士として、ABA(応用行動分析)を使用した早期療育、言語訓練、ソーシャルスキルトレーニングや学習支援を訪問療育サービスにて行っている。「一人ひとりに合った」をモットーに自作の教材で支援を重ねている。
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