より高度な電源管理機能を提供するコンスーマ分野向け3軸ジャイロ・センサを発表
FIFOメモリを集積した新型ジャイロ・センサは、
ゲーム、動作追跡、カメラの手ブレ防止等の各分野で
新たなアプリケーションと先進的ユーザ・インタフェースの実現を加速
ゲーム、動作追跡、カメラの手ブレ防止等の各分野で
新たなアプリケーションと先進的ユーザ・インタフェースの実現を加速
コンスーマおよび携帯型機器向けMEMSの主要サプライヤ(1)であるSTマイクロエ
レクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、より高度な電源マネージメントを可能
にするFIFO(first-in first-out)メモリ・ブロックを集積した、高性能3軸デジ
タル・ジャイロ・センサを発表しました。これにより、STのモーション・センサの
ポートフォリオがさらに拡充します。
STのMEMSポートフォリオに追加された最新のジャイロ・センサであるL3G4200DHは、
最大32サンプルの各x、y、z軸出力データ(合計96レベル)を格納することが
できるFIFOメモリ・ブロックを集積しています。これにより、センサとホスト・
プロセッサ間の連続的な角速度データの通信が不要になるため、スリープ・モード
状態の時間が増加し、システム全体の消費電力の大幅な低減に繋がります。この
FIFOメモリブロックは、必要なレベルまでメモリにデータが格納された時点で専用
のウォーターマーク(リファレンス)割込み信号を発生させることができ、アプリ
ケーション設計者はFIFOを数種類の異なる動作モードにプログラムすることが可能
です。
3軸デジタル・ジャイロ・センサであるL3G4200DHの設計および製造には、既に7億
個以上の出荷実績があるSTのモーション・センサと同じ製造プロセス技術が採用さ
れています。STは、最先端の製品設計技術力およびサプライ・チェーン全体の管理
能力という業界でもユニークな組合わせと、MEMS専用8インチ製造設備の大規模な
生産能力を活用することで、顧客にメリットを提供します。これにより、高性能で
コスト競争力の高いセンシング・デバイスの製品開発と量産開始までの期間短縮が
可能になります。
STの全ての3軸ジャイロ・センサは、直交する3軸(2)における動きを単一の検出
構造で測定する独自のコンセプトを採用しています。この革新的な設計アプローチ
により、各軸間の干渉が完全に排除され、幅広いコンスーマおよび産業アプリケー
ションにおいて、ゲーム機器や携帯型機器の先進的ユーザ・インタフェース、モー
ション検知、カメラの手ブレ防止等の精度と信頼性が大幅に向上します。
STのグループ・バイス・プレジデント兼MEMS・センサ・高性能アナログ製品事業部
ジェネラル・マネージャであるBenedetto Vignaは、次の様にコメントしています。
「当社が主要なMEMSサプライヤとなっているコンスーマ市場では、消費電力が重要
な課題の1つとなっています。STの設計者は、消費電力を強く意識することで、
チップとシステム・レベルの両面からエネルギー効率化に取組んでいます。そのた
め、当社の最新の加速度センサとジャイロ・センサは、アプリケーション・レベル
で総合的に消費電力を低減化できるFIFOメモリ・ブロックを内蔵しています。」
STの最新型ジャイロ・センサは、時間の経過と温度の変化に対する優れた出力安定
性を備えているため、顧客における追加較正作業が不要です。また、ノイズ低減
とアプリケーションの柔軟性を向上させる先進的なフィルタ機能の搭載により、
ユーザは内蔵のハイパス / ローパス・フィルタを個別に設定することで、限定し
た帯域幅の信号のみを出力させることが可能です。
センサおよびASIC で構成されるL3G4200DHは超小型パッケージ(4 x 4 x 1mm)に
実装され、現在および将来のコンスーマ機器におけるサイズ制約に対応します。同
製品は16bitのデータ出力とユーザが選択可能な広い角速度検出(フル・スケール)
範囲(±250dps(3)~±2000dps)を備えており、低いフル・スケール値は緩やか
な動きを高精度で測定し、高いフル・スケール値は非常に速いジェスチャや動きを
検出・測定する場合に適しています。
量産開始は2010年第3四半期を予定しており、単価は大量購入時に約2.9ドルです。
STのMEMS製品ポートフォリオの詳細については、
http://www.st-japan.co.jp/mems をご覧ください。
本プレスリリースは以下のURLでもご覧いただけます。
http://www.st-japan.co.jp/data/press/p3005d.html
(1)iSuppli社(2009年12月)
(2)回転運動には主として3つの種類があります。ヨーは垂直軸を中心とする
回転、ロールは前後軸を中心とする回転、ピッチは左右軸を中心とする回転です。
(3)degrees per second(度/秒)
STマイクロエレクトロニクスについて
STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに革新的な半導体
ソリューションを提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、高度な技術力
と設計ノウハウ、そして幅広いIP(Intellectual Property)ポートフォリオ、
戦略的パートナーシップ、大規模な製造力を駆使することにより、マルチメディア・
コンバージェンスとパワー・アプリケーションにおいて他社の追随を許さない
リーダーとなることを目指しています。2009年の売上は85.1億ドルでした。
さらに詳しい情報はSTのホームページをご覧ください。
ST日本法人:http://www.st-japan.co.jp
STグループ(英語):http://www.st.com
◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
APMグループ
TEL:03-5783-8250 FAX:03-5783-8216
レクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、より高度な電源マネージメントを可能
にするFIFO(first-in first-out)メモリ・ブロックを集積した、高性能3軸デジ
タル・ジャイロ・センサを発表しました。これにより、STのモーション・センサの
ポートフォリオがさらに拡充します。
STのMEMSポートフォリオに追加された最新のジャイロ・センサであるL3G4200DHは、
最大32サンプルの各x、y、z軸出力データ(合計96レベル)を格納することが
できるFIFOメモリ・ブロックを集積しています。これにより、センサとホスト・
プロセッサ間の連続的な角速度データの通信が不要になるため、スリープ・モード
状態の時間が増加し、システム全体の消費電力の大幅な低減に繋がります。この
FIFOメモリブロックは、必要なレベルまでメモリにデータが格納された時点で専用
のウォーターマーク(リファレンス)割込み信号を発生させることができ、アプリ
ケーション設計者はFIFOを数種類の異なる動作モードにプログラムすることが可能
です。
3軸デジタル・ジャイロ・センサであるL3G4200DHの設計および製造には、既に7億
個以上の出荷実績があるSTのモーション・センサと同じ製造プロセス技術が採用さ
れています。STは、最先端の製品設計技術力およびサプライ・チェーン全体の管理
能力という業界でもユニークな組合わせと、MEMS専用8インチ製造設備の大規模な
生産能力を活用することで、顧客にメリットを提供します。これにより、高性能で
コスト競争力の高いセンシング・デバイスの製品開発と量産開始までの期間短縮が
可能になります。
STの全ての3軸ジャイロ・センサは、直交する3軸(2)における動きを単一の検出
構造で測定する独自のコンセプトを採用しています。この革新的な設計アプローチ
により、各軸間の干渉が完全に排除され、幅広いコンスーマおよび産業アプリケー
ションにおいて、ゲーム機器や携帯型機器の先進的ユーザ・インタフェース、モー
ション検知、カメラの手ブレ防止等の精度と信頼性が大幅に向上します。
STのグループ・バイス・プレジデント兼MEMS・センサ・高性能アナログ製品事業部
ジェネラル・マネージャであるBenedetto Vignaは、次の様にコメントしています。
「当社が主要なMEMSサプライヤとなっているコンスーマ市場では、消費電力が重要
な課題の1つとなっています。STの設計者は、消費電力を強く意識することで、
チップとシステム・レベルの両面からエネルギー効率化に取組んでいます。そのた
め、当社の最新の加速度センサとジャイロ・センサは、アプリケーション・レベル
で総合的に消費電力を低減化できるFIFOメモリ・ブロックを内蔵しています。」
STの最新型ジャイロ・センサは、時間の経過と温度の変化に対する優れた出力安定
性を備えているため、顧客における追加較正作業が不要です。また、ノイズ低減
とアプリケーションの柔軟性を向上させる先進的なフィルタ機能の搭載により、
ユーザは内蔵のハイパス / ローパス・フィルタを個別に設定することで、限定し
た帯域幅の信号のみを出力させることが可能です。
センサおよびASIC で構成されるL3G4200DHは超小型パッケージ(4 x 4 x 1mm)に
実装され、現在および将来のコンスーマ機器におけるサイズ制約に対応します。同
製品は16bitのデータ出力とユーザが選択可能な広い角速度検出(フル・スケール)
範囲(±250dps(3)~±2000dps)を備えており、低いフル・スケール値は緩やか
な動きを高精度で測定し、高いフル・スケール値は非常に速いジェスチャや動きを
検出・測定する場合に適しています。
量産開始は2010年第3四半期を予定しており、単価は大量購入時に約2.9ドルです。
STのMEMS製品ポートフォリオの詳細については、
http://www.st-japan.co.jp/mems をご覧ください。
本プレスリリースは以下のURLでもご覧いただけます。
http://www.st-japan.co.jp/data/press/p3005d.html
(1)iSuppli社(2009年12月)
(2)回転運動には主として3つの種類があります。ヨーは垂直軸を中心とする
回転、ロールは前後軸を中心とする回転、ピッチは左右軸を中心とする回転です。
(3)degrees per second(度/秒)
STマイクロエレクトロニクスについて
STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに革新的な半導体
ソリューションを提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、高度な技術力
と設計ノウハウ、そして幅広いIP(Intellectual Property)ポートフォリオ、
戦略的パートナーシップ、大規模な製造力を駆使することにより、マルチメディア・
コンバージェンスとパワー・アプリケーションにおいて他社の追随を許さない
リーダーとなることを目指しています。2009年の売上は85.1億ドルでした。
さらに詳しい情報はSTのホームページをご覧ください。
ST日本法人:http://www.st-japan.co.jp
STグループ(英語):http://www.st.com
◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
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TEL:03-5783-8250 FAX:03-5783-8216
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