総務省プログラム「異能vation」の10年で見えた日本の勝ち筋 「シン・イノベーション白書」発売
異能vationの成果を踏まえスタートアップを支援する新しい試みを提案、日本をアップデートするイノベーター16名の提言を紹介
■異能vationの成果から見えた「日本の勝ち筋」を提案
世界がデジタル化で躍動し、特に米国ではイノベーションを起こしたGAFAMなどのビッグテックが経済をリードする中、日本はなぜ出遅れてしまったのか? 日本から破壊的なイノベーションを生み出す仕組みをいかにして構築すべきか?
本書は、そうした疑問に答える、新しい白書です。2014年に始まった総務省の人材発掘プログラム「異能vation(※)」の過去10年間の取り組みの成果を踏まえ、「人」「地域」「企業」などの観点からイノベーションに必要な要素、施策を検証。さらに、イノベーションの担い手であるスタートアップ企業を長期的に支援するエコシステム構築の試みを提案します。
(※)ICT(情報通信技術)分野における “技術課題への挑戦“や”課題解決に向けた各種アイデア“を公募し、選出者に官民一体となった支援を行う総務省プログラムです。
■イノベーターやスタートアップの発掘・育成を成功に導くための事例や展望
・生成AI、フードテック、ロボティクスなどの分野における技術動向と日本企業の可能性
・NTTデータ、日本郵政キャピタルなど著名企業のオープンイノベーション戦略
・北海道、福岡、大分など地方からイノベーターを発掘する取り組みの実例
・特許取得やグローバルでの情報発信、専門家助言などのイノベーター支援策の事例
■トップクラスのイノベーター16名の提言
国内外で活躍するトップクラスのイノベーター16名にインタビュー。「異能」な才能がどのように生まれたのか、日本に求められていることなど、日本をアップデートする提言が語られています。
インタビューしたイノベーターとテーマ(五十音順、敬称略)
・アダム・ディアンジェロ(Quora創業者兼CEO、元Facebook CTO)「AIにはまだ、信じられないほどの潜在能力がある」
・伊藤穰一(千葉工業大学学長)「日本には抜本的なアーキテクチャーの変革が必要だ」
・上田 学(米国MODE, Inc. CEO)「ピンチは必ず訪れる。でも抜け出せる道も必ず用意されている」
・小川エリカ(Believe Japan代表)「失敗を許容して、応援する文化をつくりたい」
・川西哲也(早稲田大学理工学術院基幹理工学部電子物理システム学科教授)「理論と実用はイノベーションの両輪。両方とも大切に取り組むべき」
・佐藤陽一(TikTok Japan General Manager)「日本人はこのままでは勝てない。国境を超える『異能』の力が必要だ」
・高須克弥(医療法人社団福祉会高須病院理事長、高須クリニック院長)「自分のものにするより、与えることで幸せになれる」
・高橋智隆(ロボットクリエーター)「人とロボットが共生する未来の実現に向けて」
・田中 仁(株式会社ジンズホールディングス代表取締役CEO)「年商100億円の会社をつくる人が毎年地域から誕生したら、すごいことになる」
・田村吾郎(クリエイティブプロデューサー、アートディレクター)「テクノロジー×アートで誰もが参加できる未来をつくる」
・原田博司(京都大学大学院情報学研究科通信情報システム専攻教授)「世界中の人が使うプラットフォームを日本人もつくれる」
・外村 仁(前Evernote Japan会長、General Partner, First Compass Group、Advisor, Scrum Ventures/All Turtles/mmhmm)「異質なものが触れ合う境界線こそが面白い。躊躇せずに踏み出してほしい」
・前田善宏(デロイト トーマツ グループ CGO)「イノベーションを推進するスタートアップの力を結集。地球全体をアップデートへ」
・牧野友衛(一般社団法人メタ観光推進機構代表理事)「コミュニティにはまだイノベーションの可能性がたくさんある」
・まつもと ゆきひろ(一般財団法人Rubyアソシエーション理事長)「『ビジョンの言語化』が世界的なエコシステムにつながった」
・三池崇史(映画監督)「与えられた仕事にまじめに取り組み、自分の『毒』を一滴たらす」
■こんな方におすすめの一冊です
・企業のオープンイノベーション関連部署の担当者やマネージャー
・起業家の育成、発掘、成長支援に携わる自治体・企業の担当者やマネージャー
・スタートアップ関連のネットワーク拠点を探している方など
■目次
イントロダクション:イノベーションはインクルージョンである
第1章 イノベーションと異能vationの10年
1.1 失われた30年
1.2 日本の常識を変えた異能vation
1.3 データで見る日本の課題
1.4 テクノロジー市場と日本の可能性
第2章 「異能」と破壊的イノベーター
2.1 イノベーションの進化
2.2 破壊的イノベーションの実例
2.3 「異能」な才能を生み出すには
第3章 地域におけるイノベーション/異能vation
3.1 へんな人(異能)を全国から発掘する
3.2 地域のイノベーションを育むネットワーク
3.3 異能vationにおけるネットワーク拠点が果たした役割
第4章 企業&団体における取り組みと支援
4.1 異能vationを支える企業
4.2 協力協賛企業の役割
第5章 シン・イノベーションからシン・スタートアップへ
5.1 日本におけるスタートアップの現状
5.2 スタートアップを支援する新しい試み
異能vationからICTスタートアップリーグ、そして地球規模のアップデートへ
シン・イノベーションの先にある未来を目指して
シン・イノベーション白書
編:福田 正(角川アスキー総合研究所主席研究員、一般財団法人UPDATE EARTH理事長)
発行:株式会社角川アスキー総合研究所
発売:株式会社KADOKAWA
発売日:2024年3月4日
ISBN:978-4-04-911206-1
定価:4,840円 (本体4,400円+税)
サイズ:A4判、296ページ
公式サイト:https://www.kadokawa.co.jp/product/322311000586/
※「シン・イノベーション白書」は、全国の書店やAmazonなどのオンライン書店でお買い求めいただけます。
※2024年3月2日に群馬県前橋市で開催する「UPDATE EARTH 2024 ミライMATSURI@前橋」会場内の紀伊國屋書店ブースで、先行販売いたします。本イベントの詳細は以下特設サイトよりご覧ください。
https://event.update-earth.jp/
株式会社角川アスキー総合研究所について
角川アスキー総合研究所は、メディア運営やコンテンツ制作で培った知見を活かし、調査、コンサルティング、マーケティング、ビジネスソリューション、出版、教育支援など幅広く事業を展開しています。コンテンツ力、メディア力、リサーチ力を総合的に活用し、お客様の課題解決に取り組みます。
公式サイト:https://www.lab-kadokawa.com/
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