Ruby合宿2019夏を8月19日~23日の間、島根県立青少年の家(サン・レイク)にて開催しました
プログラミング言語Rubyを使ったグループ開発を体験する、4泊5日のプログラミング合宿実施報告
島根県は全国のプログラミング経験のある学生、25歳未満の求職者を対象に、インタラクティブ(双方向)アニメーションアプリの作成を通してRubyでのグループ開発を体験する「Ruby合宿2019夏」を8月19日~23日の5日間にわたり開催しました。
オリエンテーション様子
「Ruby合宿2019夏」実施概要
イベント名
Ruby合宿2019夏
開催日時
2019年8月19日14:00 ~ 23日16:30
会場名
島根県立青少年の家 サン・レイク
講師
株式会社ネットワーク応用通信研究所 橋本 将
株式会社ネットワーク応用通信研究所 藤井 貴
株式会社 アカツキ福岡 本多 展幸
フリーランス 五十嵐 邦明
参加費
7,000円
参加者
27名
企業交流会参加企業(敬称略 50音順)
株式会社CMC Solutions
株式会社セントラル情報システム
株式会社テクノプロジェクト
株式会社ネットワーク応用通信研究所
株式会社パソナテック
株式会社ヒューマンシステム
株式会社八雲ソフトウェア
企業見学先(敬称略 50音順)
株式会社アイル
株式会社ネットワーク応用通信研究所
フェンリル株式会社
「Ruby合宿2019夏」実施の目的
Rubyを利用したグループ開発を通して、県内外の参加者がRubyに関する理解を深め、Rubyを使っての開発力を身に着けるとともに、県内IT企業との交流の場を提供することによって、県内就職の機会を増やすことを目的としています。
プログラム(2019夏)
事前講義1日目
Ruby合宿では参加者向けに各班のGitHubリポジトリを準備しています。
Ruby合宿本番でスムーズにGitHubを利用できるよう、Git、GitHubの使用方法について事前講義を行いました。
Gitの基礎のほか、複数人で作業する際に特に重要になる、コンフリクトの解消や、ブランチの使い方についても学習しました。
※コンフリクト:複数人が同じ箇所を違う内容で作成し、作成部分が競合すること。
※ブランチ:分岐のこと。分岐前のコードに影響を与えることなく作業が可能。
事前講義2日目
Rubyのインストール、今回使用するライブラリDXRubyの環境構築を行いました。
また、環境構築が終わった後はDXRubyを利用したプログラミングについての講義を行いました。
※DXRuby:WindowsのDirectXをRubyから操作するGem(ライブラリ)の名前。
1日目
1.まつもとゆきひろ氏講演(14:30~15:30)
「理想のソフトウェア」というテーマで講演いただきました。
イデア(理想)はわからないが、イデアと今あるものが違うことははかる。イデアを追い求めるには試行錯誤が必要なので、失敗を許容し、いろいろやってみようという内容でした。
また、講演後まつもと氏と話をしたり、サインをもらったりする参加者も見受けられました。
2.参加者自己紹介、環境確認(19:00~21:00)
参加者1人1人自己紹介を行いました。
また自己紹介後、Ruby合宿シャツの配布、希望者書籍、PCの貸し出し、開発環境の確認を行いました。
2日目
1.アプリ内容検討(9:00~12:00)
参加者はどんなアプリケーションを作成するのか、班内でアイディアを出し合いました。
2.作業(13:00~17:00)
作る内容も決まり、さっそくプログラミングを開始しました。
アーキテクチャについて議論している班も多く見られました。
Ruby合宿ではスキルの異なる人と実作業時間3日でグループ開発を行うため、結合しやすいファイル構造、作業分担が完成度に大きく影響します。
3.企業交流会(若手技術者)(19:00~20:30)
5社の島根県内に本社、支社を置くIT企業から主に若手IT技術者の方にご参加いただき、参加者と交流を行いました。
3日目
1.作業(9:00~12:00、13:00~17:00)
3日目から個人で作成していたプログラムの統合作業に取り掛かり始めます。
統合に際して初めてGit、GitHubを使う参加者は同じ班の参加者や講師の力を借りて、コンフリクトの解消を行っていました。
多くの班がGitを本格的に使用し始めました。
2.企業交流会(経営者等)(19:00~20:30)
島根県内に本社、支社を置くIT企業4社の経営者層の方に参加いただき、参加者と交流会を行いました。
4日目
1.作業(9:00~12:00、13:00~17:00)
5日目は発表会のため、4日目が最後の作業時間になります。
参加者はタイムリミットが迫る中、実装に追われました。
コンフリクト回避のため、誰がどのファイルを編集しているか確認する声が各所で聞かれ終日賑やかでした。
2.発表練習(19:00~20:00)
主に機材の確認、表示サイズの確認を行いました。
一通りの確認が終わった班は翌日の準備の続きを行いました。
5日目
1.発表会
4泊5日の成果を発表しました。
各班無事アプリケーションが完成し、デモを交えた発表を行いました。
2.懇談会
立食形式での参加者と県内企業との懇談会です。
参加者同士で情報交換をしたり、企業の方にお仕事について質問したり、雑談を楽しんだりしました。
3.企業視察
実際の仕事風景の見学とどんな仕事をしているのかをご説明いただきました。
試作品の体験、匿名のアンケートを用いた質問など、企業によって特色が出ていました。
運営委託企業プロフィール
株式会社EastBack
「オープンソース」「クラウド」「モバイル」の3つをキーワードに、主に3つの事業「システム開発事業」 「ソリューション事業」「コンサルティング事業」を行なっています。また、自治体・県内外IT企業と共に プログラミング言語Rubyの普及活動、およびRubyによるシステム・アプリケーション開発を推進しています。
URL: https://www.eastback.co.jp
講師所属企業プロフィール
株式会社ネットワーク応用通信研究所
URL: https://www.netlab.jp
主催団体プロフィール
島根県商工労働部産業振興課情報産業振興室
【部署概要】
部署名:島根県商工労働部産業振興課情報産業振興室
所在地:島根県松江市殿町1
URL: https://www.pref.shimane.lg.jp/industry/syoko/sangyo/itsangyo/
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